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ウザい男子生徒に目をつけられた




「俺木ノ下って言いまーす!なあなあ!神谷くんと真島さんのご関係は?」



「ん?別に。朝通学中になんとなく話して、それなりに意気投合したって感じだけど」

「だな」



入学式?つまんねーからカットだそんなもん




クラスに戻ってきて解散になったけど、みんな自己紹介しあったりしている。



真島さんと談笑してた俺は、そこそこイケメンだけどチャランポランな雰囲気のなんか面倒くさそうな男子生徒に絡まれた。見た目も茶髪にピアスでチャラそうな感じ。真島さんを見る表情は欲情を隠す気すらないって感じ。鼻息荒いぞ



あれだ、ほら

ギャルゲーで主人公をサポートする、女の子の情報にやたら詳しい変態ギャグキャラ的な



「あ!ウチもお話したい〜!ウチは佐伯まい!真島さんってスキンケアとかしてるの〜??」



真島さんの美容テクを真似したいらしいギャルちゃんも入ってきた。ミニスカ金髪アクセ多めだけど可愛い子だ



「いや、石鹸で洗ってるだけだぞ」

「えええー?!それでこんな卵肌なの〜?!乙女の憧れ陶器肌〜!!」


「え…まあ、あ、ありがとな」

「照れてる真島さんマジエモい〜!!」

「つーか、佐伯もめっちゃ可愛いじゃん。俺お洒落とかよくわかんないから尊敬するわ」

「ならウチが教えてあげるっ!!」



女子同士のほのぼの絡みいいな〜目の保養だわ



「神谷君もよろしくね!」

「ああ、こちらこそ宜しく〜!」



「俺は?!」



「まだ居たんかい」

「ひどっ?!」




…いや、あんまり仲良くなりたくないんだよなぁ



ここは前世よりラノベっぽい世界だ。

ここで真島さんや佐伯さんと仲良くなるのは全然いいというか、寧ろ目の保養心の療養で有難う御座いますって感じだがこういう軽薄でスケベなタイプの男友達は正直クッソいらない



あと、女子と話す分には意外と違和感無いんだけど男子と話すと転生者の俺はどうしてもバカさ加減にドン引きしちまう。ノリも付いていけないし



女の子の方が精神年齢高いんだなぁとしみじみ思う




西野?

ああ、何にでも個人差ってあるからね。個人差で片付けていいレベルじゃないけどね



「まあほら、なんだ…あっちにも美少女が居るから行ってこいよ」


「ちぇ、わかったよ〜」





「押し付けたな」

「ああ、西野さん…みんな仲良しならそれに越したことはない!がモットーのウチでもちょっとあんまり宜しくしたくないかなぁ〜」



「しょうがないと思うよアレは」



クックッと笑いを堪える真島さんと、少し困った顔で「あいつ無理」申告してくる佐伯さん。2人ともタイプは違うけど美少女で性格もいいとか女神様なんだよなぁ俺にとっては



「まあ、同じクラスになったんだし、これからよろしくね」

「おう!」

「おっけー!連絡先交換しよ〜」





こうして俺は友達が二人できた。俺の精神年齢はかなり身体に引きずられてるっぽいから普通に嬉しい。自分的には二十歳前後あたりなイメージだな



性格や価値観は基本的に前世ベースだけど神谷翔太を100パーセント乗っ取ったわけではなく融合って感じだ




そして和やかに帰路に着く俺たち



西野にウザ絡みして早速暴力を受けてる…名前なんだっけ?ギャルゲーのサポート君。

まあ、ああいう奴ならいくら性格がゴミでも美少女からの罵声や暴力はご褒美だろう。実際今も悦んでるみたいだし



あいつが西野のサンドバッグになってくれりゃ俺に絡んでこなくなるから助かった




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