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やはりラノベの世界で確定らしい

魔法とかは無くても、舞台はあくまで異世界です




「しっかし、神谷も大変だなぁ?あいつマジでなんなん?」

「10歳の時に隣に引っ越してきたんだけど、初っ端からまともに挨拶も出来てなかったよ。初印象から最悪だったしね


あ、俺一個下の妹居るんだけどその妹も最初怖がってあとは普通に嫌がってるからとにかく徹底的に関わらないようにしてた筈なんだけど…」


「家隣とかまじかよ!前途多難だなぁ…同情するぜまじでほんと」




本来めでたい日なのに真島さんとの登校トークが愚痴っぽくなってしまった



しかし、一つわかったのはここはやはりラノベ的世界観の世界であり、前世の地球とは似て非なるものなんだなと隣を歩く美少女を見て思う。



前世に「さっぱりした硬派な性格かつ格闘能力も一流で更にモデル級美少女で不良な中学生」なんてものはまず存在しない。厳密には日本中探したら3人ぐらい居るかもしれないが、そんなの居たらすでに何かしらのメディアに引っ張り出されてるだろうし、メディアまでいかなくてもSNSとかで存在は同年代の皆が知るところになってると思う




転生したんだなー、という実感がこみ上げてくる




さて、学校に着いた。クラス表は…




「お!神谷同じクラスだぜ!早く行こう!」

「あっ、うん!」



真島さんに手を引かれてパタパタ小走りで教室に向かう。まあ可愛いからいいか。



クラスに入ると…ざわ…ざわ…みたいになった。おい、命がけで麻雀するとか勘弁だぞ


まあ、真島さん超絶美少女だもんな。あと不良だし





「鬼神姫…真島アリサ…」

「隣の男子って…彼氏?」



あ、真島さんが顔真っ赤で可愛すぎる。厨二病な二つ名が恥ずかしいのか俺と恋人同士だと思われたことが恥ずかしいのか…両方か?



「おい、その呼び方はやめろ」

「は、はいいいぃぃぃぃいい!!!」

「うん、ならばよし」




あ、二つ名が嫌だったらしい。




「…神谷はやく座ろうぜ!」

「お、おう」



照れてる真島さん可愛い。

美優は天使で真島さんは女神だな!!!




「私を置いてくとか何様のつもり!!ちょっと!!またあんた翔太とっ!!!」





まじかよ西野もクラス同じかよ…あと、一番後ろの窓際のラノベ席でラノベ読んでる前髪がやたら長いTHE・陰キャ的な奴が西野を親の仇のように睨んでるけどなんなん?

単に陰キャだからうるさい女子が嫌いなのか?それにしちゃあ殺すぞレベルに睨んでるが



そしてアカネ様(笑)いい加減うるせぇ




「おい西野、いい加減にしろよ。つうか何なんだよお前ほんとマジで



昨日まで何にも干渉してこなかったくせに中学生になった途端来やがって!だいたい俺ら家が隣っつうだけでろくに話したこともない他人だろうが!」



「…っつ!!

それはっ!!あんたのクソ妹が「あ?おいてめぇ、今なんかほざいたか?」



「神谷落ち着け!いくらこんなんでも流石に入学当日の朝、女に暴力はまずい!いくらこんなんでも!」

「…ご、ごめん。有難と真島さん」




ふう、危うくキレそうになったわ。精神が肉体に引きずられすぎだろ俺。

というかアレか、むしろ前世の記憶がうだつの上がらないサラリーマンだったから余計に色々感情が噴出してる感あるな



とりあえず、入学式も始まらないうちからクラスメート達の俺の認識が残念シスコン野郎になった気がするがまあいいか



あと、担任は普通のおじちゃんだった。




翔太の転生ライフは今後どうなるのかw

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