表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/32

魔法もチートも無いんだよ

数ページ完結予定です。一応幼馴染ざまぁですが、他のその手の作品とは全く違う解釈というか設定なのでもしよければ読んでみて下さいね。





「…りんねてんせい?」



高熱を出した。

お母さんは俺に対しては昔からドライな人で、最低限のことしかしてくれないんだよな。妹ばかり甘やかしてる。




まあそこはどうでもいいんだわ

一つ下の妹の美優(ミユ)はまだ4歳だけど人の気持ちを考えられる心優しい子だし、俺にもすごく懐いてくれているしな。あと、身内贔屓無しに見てもかなり可愛いから将来は美人さんになりそうだ



とりあえず今俺に起きた現象についてちゃんと考える必要がありそうだ。まだ熱があるし、ベッドに寝かされているから時間はたっぷりある





32歳で交通事故で死んだやさぐれたサラリーマンの記憶とか、5歳児が抱えるにはちょいとヘヴィーなんじゃなかろうか。名前は思い出せないけどこれは俺の記憶だということはなんとなくわかる





どうやら俺は転生というものをした、らしい



まあ前世の俺はネット小説ぐらいしか楽しみがないやさぐれサラリーマンだったから色んなジャンルを読んでいたわけだが、やはりチートだのハーレムだのは物語の中の話なんだな、と思う



俺は神谷翔太(カミタニショウタ)

王子様でも貴族の息子でも勇者でも賢者でもなんでもないただの日本の一般人の転生者ということになるみたいだな…なんともはや



まあ、転生先が平凡すぎるおかげであんまり取り乱してないからありがたい

政略結婚に関するゴタゴタとか、ギルドの依頼で魔物と戦うとか、人がいっぱい死ぬ戦争の最前線に躍り出で強大な魔法をぶっ放して敵兵を殺すとか…正直そういうことにならなくて良かったと思う



前世も今世も一般人。でも美優が可愛いし大切だから幾ばくかのアドバンテージである社会人だった前世の記憶もせっかくだから活用して妹が幸せになるのをサポートしていこう。



あと、前世の家よりは多少裕福みたいだから俺自身ものんびり青春をやり直してみたいかな。機会があればだけど






そんなことを考えて反芻しているうちに眠りについていた




いきなりシスコン化する主人公w

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ