概要
分かりにくい新型コロナを学習塾の塾長が説明!!
感染症学の本から最新の英語の医学論文までにあった関連情報を、ここにまとめておきます(令和2年6月5日現在)。
新型コロナウイルスは風邪のウイルスです。
全部で7種類あり、1番目から4番目までが普通の風邪ウイルスです。
5番目があの「SARSコロナウイルス」であり、6番目が4割を超える致死率を持つ「MERSコロナウイルス」です。
そして7番目がこの「新型コロナウイルス」になります。
風邪のウイルスですから、感染方法は風邪そのものであり、感染者は「風邪っぴき」と同じです。
したがって、たとえば職場の隣の席に感染者がいた場合、たとえマスクを着けていたとしても感染します。
病院における医療従事者の感染がその良い例です。
予防策は、2メートル以内に30分以上いないこと(=ソーシャルディスタンシング)と、手洗いをこまめに行うことです。
感染者とすれ違ったぐらいでは感染しません。
長時間に渡って密着して同じ空気を吸う(=濃厚接触)ことで感染します。
仕事などでソーシャルディスタンシングが取れないことが良くあると思います。
が、その場合、どんな予防策を取ろうとも「確率で感染する」と考えて下さい。
手洗いは普通の石鹸で十分です。
食器洗い用などの洗剤も、中に含まれる界面活性剤に対ウイルス効果があります。
手すりやノブを拭く程度ならそれで十分です。
ただ、良く宣伝されている「次亜塩素酸水」は、コロナウイルスに効くという科学的根拠が現在までありませんので、使用は推奨しません。
「高齢者は重症化しやすい」と言いますが、感染症学で言う高齢者は40代後半以降を指します。
ただ、子供の感染者は非常に少ないのも特徴です。
かかっても子供は症状が軽いことが多く、まず滅多に重症化しません。