44 次の町ソテルにて
日曜ですし書き溜めも増えているので2話投稿しますね。1/2
アドン家を出てギルドに向かいグフと対面する。
あんなもんでどうだ?
「十分、いや完璧だ、実は早馬で国王から感謝状が来ている。エイシド爺さんも絡んでるから下手すりゃ招集されるぞ」
勘弁してくれ、俺は東方に行くんだ。
「実際取り潰し寸前だったからなぁ・・・んじゃあエイシド爺さんから手紙着てるから読んどけ」
手紙を開けると立った一文こう書かれていた。
『これを見た時からお前Aランクな』
崩れ落ちた・・・
「と言うわけでこれがゴールドカードつまりAランクの証だ、Bランクカードは回収させてもらう」
Bランクカードを返却し、げっそりとしていたらシューが心配そうに舐めてくれた、癒される~
グフに別れを告げ出ようとすると職員達が麻袋を担いでやってくる。
「それからこれが王からの報奨金、ギルドからの依頼金、ドゥン商会からの礼金合わせて金貨で700枚だ」
呆けているとグフが受け取れと押し付けてくる・・・
そのまま収納しギルドを出る。
東方でゆっくりしても良いかなと考えていたが・・・
まぁいい!気持ちを切り替えよう。次の町はソテルだったな。
道中の盗賊なども一層された為か南方から行ったルート序盤のような長閑さだ・・・
シューもうれしそうだな。
「ワフッ」
はははその返事も久しぶりに聞いたような気がするよ。
枝投げなどでシューと遊びながら街道を進む。
4日ほどでソテルの町に到着し、ギルドに顔を出し依頼を見てみると気になる依頼を見つける。
『求 ミノタウロスのロース1キロ1金貨~一頭丸ごと』
ミノタウロスってたしか牛頭だっけかな・・・
ゴクリ、牛ロースとか長く食ってないな、ちょっと聞いてみよう。
「カードをお預かりします・・・少々お待ちください」
待つことしばし・・・
「お待たせいたしました、奥に部屋がございますのでお進みください」
いや、ミノ肉の事をね・・・諦めて奥の部屋へ向かう。
「いらっしゃい、私がここのマスター、シエーラよ」
聞きたいことはミノタウロスの件である。
そんな上等な肉なら美味いに違いない、是非とも食べてみたいのだ。
「ミノタウロスねぇ・・・正直噂以上の情報が無いから困ってるのよ」
噂?目撃証言も無いような話なのかな?
「昔この近くにあるダンジョンで居たっていう話なんだけど・・・今じゃ誰もその階層までたどり着いてないのよ」
ダンジョン、この世界に来て初めてのキーワード、まさしくファンタジー世界ならではだな。
まてまて、うっかり入って数か月かかるとかシャレにならないからな、情報は大切だ。
「そんな深いダンジョンじゃないわよ、最下層と思われるって言われてるところが30階層だし、1日で上手くいけば5階層くらい降りれるらしいし」
ふむふむ、それならいうほど深くない気がする・・・それじゃなんでそこまでいけないんだ?
「それも理由があってね10階層以降がアンデットが徘徊しているらしいのよ、聖職者の浄化くらいしか効かないから嫌がられるのよ」
あ~・・・俺としても収納したくない部類ではあるな・・・解体が有れば素材になりそうな物って何だ?魔石くらいか?
あとダンジョンと言えば罠だな、今のところ対応策が見つからない。
飛んで来る矢くらいなら何とかなるだろうが毒や落とし穴とかどうしたらいいのか分からないし見つけることも難しいだろう。
まぁそのうちってことにして聖職者と斥候が雇えれば考えよう。
と言うわけで今回は縁が無かったと言う事で・・・
「護衛と言うか臨時にPTを組むと言う手もあるけど無理には言えないわねぇ、AクラスについていけそうなPTも居ないしね」
ついでにここから先の名産品や変わったものが売ってないか聞いてみる。
「少し前までワーラムの名物盗賊とか行たけどね、このソテルの羊毛とかこの先のルリーズの果物とか・・・その位かな?」
珍しい物と言っても難しいか、お店を色々見て回った方が良いか・・・
礼を言いギルドを出て・・・色々なお店が有るな、まずは近場からかな。
ウロウロと乾物屋で小麦粉を買い足し、八百屋で野菜を買い足し、肉屋で鶏がらや鶏肉を購入、鍛冶屋、武器屋では冷やかしだけになってしまった。
変わったものでいえば乾物屋でドライイーストとベーキングパウダーが売られていた事だ。
もちろん購入し頭の中で作れる料理を考える。
柔らかいパンはもちろんだがケーキも作れそうだ、中華麺も作れそうだな。
道具屋ではピーラーっぽい物があり購入する。
さて次の町に行く前に色々作っておきますかね。




