38 和風出汁
起きて日課をこなし、やる事メモを見る。
後片付けの類など終わったし和風出汁作るぞ!
郊外に出て大きめの光学迷彩を出し、テントを立てる。
水、昆布、鰹節・・・この世界で鉋は見てないな・・・まずは昆布出汁だ。
昆布を拭き水で戻す
30分ほどで火にかける
沸騰する前くらいで昆布を取り出す
昆布だし完成、魚醤、塩などで味を調える。
魚醤は思ったほど臭みもなく上品な吸い物になった。
うどんにもあわせて味を調整していく。
なかなか満足できるものができた、
シューは途中から飽きて草原を走りまわっている、あまり遠くへいくなよー。
鰹節は粗削りで昆布だしに足してひと煮立ちさせる。
一番だしの完成だ旨味が増し、色々と使えるので増産だ。
寸胴が足らなくなってきたな・・・買い足しだな、鉋も欲しいし。
片付けを済ませ、シューと町へ戻る。
雑貨屋や金物屋で寸胴を買い足し鉋の事も聞いてみるが、どうやらこの世界に鉋は無いようだ・・・
宿に戻り、やる事メモを取り出し今後の事を考えていく事にする。
・盗賊の戦利品、宝石やアクセサリーなどの現金化
・東方へ行く準備
馬 必要無し
食料 潤沢
旅程の確認
とりあえずこんなもんか?
宝石とかはギルドで話を聞こう。
「おう、鑑定が出来るやつを読んで来るから少し待ってくれ」
と別室に通される、そういえば自分も鑑定使えたなと考え待つこと5分、恰幅の良い女性が現れた。
「ドゥン商会ヴァルバヴォス支店長のデファと申します、どうぞお見知りおきを」
ぉぅギルドマスタードゥン商店の物が混じってるかもしれないからギルドに来たのに何してくれてるんじゃい!
と思いつつ(言えないチキン)恐る恐る宝石などを見せていくとデファさんが立ち上がり、頭を下げた。
「この度は私共の商品を取り返して頂き、誠にありがとうございます」
盗品が返ってきても余計なお金がかかって大変なんではないのかを尋ねると
「もちろん損失には間違いありませんが、取り返して頂いたお陰で最も大切なものに損失が出ませんでしたから」
大切な物と言われても・・・
「フフフ、商人に取って一番大切な物、信用ですよ。これが無ければ商人としてやっていけませんから」
聞くとこれらの商品は貴族や裕福な商人への品で盗られてから代用品を探してはいるがいまだにほとんど揃ってないそうだ。
「まぁ直接持って行ってたら盗賊の一味として捕まえられてたかもな」
悪い笑顔でいうギルドマスター、そのうちギャフンと言わせてやる・・・
なんでシューはジト目で見ているんだ?ナウなヤングにバカ受けだったんだぞ?
やれやれと言った様に首を振りスルーされる。うちのシューがグレた・・・
さて・・・南部でやることはほぼ終わったな。
最悪の場合、瞬間移動を繰り返せばなにか有れば戻ってくることもできるし、あとは護衛を雇うか否か・・・
シューと二人旅?も悪くないなと考えながら宿に戻った。
あ・・・東への事聞くの忘れてた。
シューが呆れた顔で見ていて心が痛かった・・・
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