28 ラガーを求めて(後)
本日2話目 2/2
騒がしい酒場を抜けて昨日の店に入る。
ミリアを指名しラガーとつまみを頼み席に着く。
「ご指名ありがとうございます。ってホントに来たのね」
ラガーが気に入ったからと答えると何故か不機嫌そうになった・・・解せぬ。
女心がどうとか言ってるが・・・
「今日も飲むの?ラガー高いのに」
お金には不自由してないしね、と返しラガーがどこで買えるか聞いてみる。
「支配人なら知ってるかも、聞いてくるね」
と席をはずした、その間にラガーと分厚いステーキが運ばれてくる。
ラガーは昨日と同じでキンキンに冷えており、ステーキを頬張ってみるとオーク肉だった。
胡椒がふんだんに使われており、焼き加減も中まで火が通してあるのに柔らかい見事な焼き加減だった。
ステーキラガーステーキラガーステーキラガーステーキラガー・・・無くなった。
とミリアと昨日の老人が来る。
「本日もご来店ありがとうございます。お泊りにならなかったので何か失礼でもあったのかと心配しておりました」
昨日も知り合いに連れられてきただけで止まるつもりはなかった事と妻帯者なものでばれたら後が怖いですからと笑ってごまかした。
「左様でございましたか、ずいぶんラガーをお気に入りのようですが残念ですが王都から運ばれてきているとしか存じません」
やはり王都からか・・・ダメもとで持ち帰れないか聞くと
「ここで飲んでいただくのもお持ち帰りになる場合も同じ価格になりますがよろしいでしょうか?」
流石にあるだけ全部買うとは言えず白金貨3枚出し今日の勘定も含めて帰るだけ買いたいと頼む。
買えたラガーは25本ホクホク顔で収納する、すべて冷やしてあったようでいつでもキンキンに冷えたものが飲めると思うとホクホク顔がニヤニヤ顔になってしまう。
そういえば昨日も今日もミリアにチップを渡すことを失念しており謝って金貨を渡すと怒られた・・・
「チップは普通は銅貨、多くても銀貨!泊まってもらったとしてもこんだけ貰えないよ」
支配人がミリアに耳打ちをする。そして指を鳴らすと屈強な男たちが!
2階に連れ込まれミリアに”食われた”
翌朝やっと解放されて宿に戻ると女将に夜遊びは程々にするように注意を受け部屋に戻ってそのままベッドに入る。
何十年ぶりかの睦言は中々良かったな・・・
思わず頬が緩むがその瞬間前世で亡くなった妻の悲しそうな顔が浮かんだ。
かあちゃん!すまん!浮気じゃないんじゃ!
それにもう転生しとるからノーカンと言う事にしてくれ・・・
呆れた妻の顔が浮かび怒ってないようなのでほっとする。
そんな夢を見た気がした。
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