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米を求めて東方へ  作者: セキュル
16/61

16 初めてのキャンプ

本日3話目です。

キャラバンのキャンプはカールの指示により馬車が並べられていく。




    ーーー 

   | ● |

   | ○ |    


====================街道



馬車を街道にあわせてコの字型に密集させて止める。

街道側は見通しが良いため奇襲が仕掛けにくいそのためにこういう形になっているそうだ。

街道の外からの奇襲には馬車を並べ弓矢など防ぐ、盗難などを防ぐため幌が掛けて幌には鈴も付けてあり防犯もばっちりだそうな。


月の護符と流星の遺産は交代で見張り、最低2人で4交代か4人で2交代が普通だという。


商人たちは街道側、客はコの字の一番奥となっていた。薪などは見回りのついでに冒険者たちが拾ってきてくれた。

その冒険者たちもそれぞれ干し肉などを齧っている。


ポーター達が食事を作っているが材料などを見るとどうやら塩スープのようだ・・・


そして 硬 い パ ン 再 び !


食事に誘ってもらえたが自分で用意していると伝え、遠慮させてもらう。


ゴソゴソ・・・うどん~


ふーふーずるずるふーふーずるずる







クゥー






すぐ後ろにニーナがいた・・・よだれ垂らして・・・


「ぅぅ・・・ナオさんありがとう。」


啜らずちゅるちゅると食べるニーナ。


「おいしいよう」


泣きながら食べているが既に3杯目だ・・・どんだけハラペコなんだ・・・

気付いたガリスがニーナを叩く、が器も離さず、汁もこぼれない・・・流石だ

と思ったら既に3杯目のスープも飲み干していたようだった。

それを見ていたガリスの腹も豪快に鳴る。


他のメンバーも鞄から出てくる暖かい汁物にいぶかしげな表情を見せるが食欲には勝てずうどんを食べていく。


食後に


「良いアイテムボックス持っているんですね。」


だけで済んだ。見なかった事にして貰えたのか、ほんとに気が付かなかったのか図りかねるが・・・









とりあえず餌付けできそうなニーナには少し多めに食わせておこう。







さて寝る準備でも・・・周りを見て固まってしまった。

そう旅に必要なテントも毛布も持っていないのだ・・・完璧に頭から抜けていた・・・






カールに頼み毛布を一枚譲ってもらえた。

次の町で買おう・・・雨降ってなくてよかった。



翌朝いつも通り起き、日課の体操をしているとガリスが挨拶しに来た。


「おはようございます。昨日は申し訳ありませんでした。所で何をやっているんですか?」


ただのラジ○体操と軽い柔軟なのだが体を動かすことで体を目覚めさせるのと朝、急に体を動かすと筋を炒めたりすると言う話をすると感心しPTメンバーを連れてくる。


「「「「教えてくださいお願いします。」」」」


最初に一度通して見せてそれから柔軟で解すべき筋肉を教える。

時間もかからず彼らは覚えて実践する。


「体が軽く感じるわね。」「怪我とか少なくなるのはいいな。」「理に適っているデスね。」「おなかすいた・・・」


ニーナ・・・ナオを含む4人の視線が突き刺さる。


「ナオさんきのうのおいしいのまたちょーだい。」


ガリスの容赦のない拳骨が落ちるのであった。 

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