ひるのながれぼし
よるがすき。
きらきらまたたく、ぼくがすき。
みんながぼくをみてよろこぶ。
きっとすてきなおもいでに。
さいたえがおで、もっとよるがすきになる。
ひるはきらい。
さんさんたいようがなによりもまぶしくて。
ぼくらはこっそりとかくれてしまう。
だれもぼくをみていない。
まるでぼくがいないみたいで、もっとひるがきらいになる。
でもきづいたんだ。
ぼくはとおいとおいおそらのうえ。
みんなはぐるぐるまわるちきゅうのうえ。
ぼくがきらりとするとき。
それがよるのぼくにみえるみんながいる。
それがひるのぼくにみえるみんなもいる。
みんなのいるところで、ぼくはよるにもひるにもなっているんだ。
だからかなしくないんだ。
ひるにみえたぼくは、またよるになってもみえるんだから。
そうおもうとぼくは、ひるもよるもすきになる。
あかるいおそらでまたたいて。
くらいおそらであいましょう。
そうしてぼくはまた、きらりとながれた。