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クエストを達成して強くなる  作者: ミカタナ
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6

楓とアリシアはアリシアの服を買うために洋服店に来ていた。



「うん、似合ってるよ」


試着室から出てきたアリシアを見て楓は言う。


「似合う? 楓この服好き?」


アリシアは鏡の前でエプロンドレスを摘みくるくる回ってみせる。

そのエプロンドレスはアリシアにとても似合っていると楓は思った。


「うん、好きだよ。これにしようか」


「分かった、これにする」


アリシアは表情が余り変わらないが、今はなんとなく嬉しそうに見えた。

アリシアとカウンターに行き、お会計を済ませているとカウンターの上に色取り取りのリボンが置いてある。楓は横にいるアリシアを首元をちら見してリボンも買うことに決める。


「楓、ありがとう」


「礼を言われるまでもないよ、それとこれあげる」


リボンを見せるとアリシアは不思議そうな顔をする。

その顔につい吹き出しながら楓はアリシアの首輪を覆うようにリボンで結ぶ。

これで良く見ないと分からないはずだ。首輪を見てあからさまに差別する奴もいるだろうし見えない方が良いだろう。


「くれるの?」


「うんあげる」


洋服店を出て楓とアリシアは歩幅を合わして歩いて行く。

まだ時間があるから後は食料と武器屋、それと冒険者ギルドかな。


楓達は今日セルホトを離れ鉱山都市ダスクモルゲンに行く予定だ。

今はアリシアもいるし徒歩で何日かかるか分からないので、楓は結局馬車で行く事に決めた。

楓達は馬車が来る時間までに必要な事を済ませておくことにしたのである。


鏡張りの飾り棚を興味津々に覗きこむアリシアを呼び、強面のお兄さんがいる武器屋に扉を開け入っていく。

今日寄ったのはアリシアと私の武器を買うためだ、といっても私の武器はあくまで魔力がなくなったときの保険的な意味合いが大きい。



「らっしゃい」


相変わらずお兄さんが店番をしており今日の目当てを楓は言う。


「この前ここで買ったナイフとても良かったです。今日は長剣とこの子用に護身用の短剣を買いに来ました」


「おう、そいつは良かったぜ。短剣は分かったが、あんた見た所魔法使いみたいだが長剣なんか扱えるのか?」


「これから習っていく予定です。練習の為にも長剣が必要なんです」


「試しに持ってみな、持てなかったら止めといた方がいいぜ」


そういうとお兄さんは鞘に入った長剣を渡してきた。楓は長剣を難なく持ち剣を鞘から抜き放ち掲げる。


「これなら買ってもいいですよね?」


「ああ、いいぜ。試して悪かったな。予算はどれくらいだ?」


お兄さんは心配して言ってくれた事なので楓は全然気にならなかった。


「銀貨50枚を予定しています」


「ほぉ……銀貨一枚のナイフから偉く出世したもんだ。じゃあこれなんかどうだ? ドワーフが作った鋼鉄製の剣だ、あんたの背丈ならこのぐらいの長さがいいだろう。多少乱暴に扱っても折れたりしない銀貨30枚だ。もう一人の嬢ちゃんは護身用なら同じドワーフが作ったナイフがある。これは銀貨10枚だ」


お兄さんが棚から出し剣を楓とアリシアに渡す。


楓は剣をぶんぶんと素振りをしてみるが、正直武器の良し悪しは楓には分からないのでお兄さんのチョイスに任せた方がいいだろう。

楓はこの剣を購入する事に決めてアリシアの方をみると、ナイフを鞘からだして角度を変えながらナイフを見ている。


「アリシアはそれでいい?」


「うん、これでいい」


「じゃあこれでお願いします」


「まいどあり、全部で銀貨40枚だ。そうだ前にあんたが買ったナイフを見せてみな、ついでに研いでやっからよ」


「わーありがとうございます!」


ナイフと銀貨をいそいそだしお兄さんに渡すとナイフを慣れた手つきで研いでいく。

楓とアリシアは二人して覗き込むとお兄さんは照れた様子だった。


「そんな見るもんじゃねぇ、ほら終わったぞ」


ぶっきらぼうにナイフを渡してくるお兄さんに感謝して武器屋を後にした。



冒険者ギルドにはアリシアを冒険者登録するためだけに行ったので手短に済んだのはいいが、なんだか冒険者ギルドを出た辺りから誰かにつけられている気がする。


何故だか分かる。これはもしかしてコンドルを倒して追加されていた、気配感知という奴なのだろうか?

気配感知とは自分の周囲にいる生物の場所が分かるのかもしれない。

ただしそれが人間なのか魔物なのかは分からないので過信は禁物だろう。

何が目的でつけまわしてるのかは分からないがきっと碌でもないことなのだろう。

楓は自身のギルドカードをぼんやり見ているアリシアの手を繋ぎ、人ごみを掻き分け早歩きで追っ手を撒くことにした。


「楓、何処へ行くの?」


市場を抜け、住宅街に差し掛かったところでアリシアが声をかけきた。

楓は一旦立ち止まり気配を伺う。

うーん、気配はまだここら辺をうろうろしているけど、明確に付いて来てるわけじゃないから撒けたのかな?


「なんだか、追われてる気がしたから適当に歩き回れば撒けるかなっと思ってこっちに来ただけで、とくに何処へ行くとかないよ」


アリシアの手を離し説明するが、これで気のせいだったら恥ずかしい。


「追われているの? もっと遠くに行った方がいい?」


「いや、もうついてきてなさそうだから戻ろうかアリシア」


「分かった」


二人は念のために迂回し、市場へ戻っていく。

市場に戻った楓は日持ちする食料と旅道具を買い馬車が並ぶなか露店で買った果物を食べながら、ダスクモルゲン行きの馬車が来るまで待つことにした。

なお予めギルドのお姉さんにダスクモルゲン行きの馬車は無いかちゃんと聞いておいたので日時はばっちりだ。


なんでもセルホトに鉱石を運んでいる馬車がダスクモルゲンに戻るついでに人を乗せて運ぶ生業をしていて、それに乗るわけだが、楓は馬車に乗るのは初めてだ。


楽しいのかな? 盗賊が現れたらどうしよう?

でも盗賊は滅多に現れないってお姉さんは言っていたので大丈夫だと思いたい。

不安と好奇心が綯い交ぜになる。


壁際に立ち馬車から積荷を降ろし、市場へ運んでいく商人達を見ながら二人は黙って待つ事数分。


二人の傍に影ができた、楓が影を見上げると影の正体は腰に剣を差した冒険者風のひょろっとした男だった。


 


「やあ、君に話しがあるんだけど今いいかな?」


こいつ……さっき私を尾行してた奴の気配じゃないか。

白昼堂々、不審なことは出来ないだろうけど用心した方が良さそうだ。


「馬車を待っているので手短でお願いします」


楓は目の前にいる男を見据える。


「ダスクモルゲン行きの馬車はいつも遅れるからまだ来ないよ。まあまあ、手短に済ますし君にも悪い話じゃない」


「話とはどういった御用件でしょうか?」


お前の行動はお見通しだとでもいわんばかりに断言したこの男に警戒しながら話しを促す。

楓が警戒した様子を見て男はやれやれと首をふり話し出した。


「そう警戒しなくてもいいのに……まあ冒険者には必要な事だけどそれを隠す事も覚えたといた方がいいよ? 俺はラグナ『紅き獅子』のギルドメンバーなんだ」


尾行したり行き先を調べたりするから警戒するに決まっている。それに『紅き獅子』聞いた事はないけどラグナが自信満々に言い放ってたから有名なのだろうか? アリシアの方をみるがアリシアは首を振る。

二人が知らないと分かりラグナは大げさに驚く。


「まさか『紅き獅子』を知らない!? まあ、君は新人だから知らなくてもしょうがないか。俺達、結構有名なんだよ」


ふーん、誇示するからにはおそらくギルド関連の話なんだろうなと検討をつける。


「俺、君の実力に興味があるんだよね。単刀直入に行くけど俺達のギルドに入らない?」


楓はラグナを見て宗教勧誘を思い出していた。私を勧誘してきたのはコンドルを討伐したからだろうか、それともよくある詐欺の手口なのかもしれない。どちらにせよ見知らぬ人を信用する気はないのでお断りする。


「ギルドにですか……せっかくですが遠慮します」


「即答かー。ギルドに入ればある程度の融通は利くし衣食住も提供できるよ。勿論そこの彼女も連れて来て良いし、君が信頼のおける仲間も出来ると思うけどな」


ラグナはアリシアの首元の目線を向けたあと楓に言ってきた。

益々怪しくなってきた、新人にそれほどの待遇するなんて虫が良すぎる。

それに私が奴隷しか信用していない寂しい奴だと思っているな! 実際そうだけどさ……

楓は落ち込みながらラグナに返答をする。


「それでもお断りします。女を付け回す趣味がお持ちの方とは一緒にはいられません」


いくら有益だったとしても勝手に付け回したり、行き先を調べたりするストーカー予備軍はお断りだ。


「あれ、ばれてた? あっちゃあ~ごめんごめん。だからさっき急いでたのね」


ラグナは悪びれもせずあっさり認め手を合わせ謝ってきた。


「そういう事ですのでお引取りください」


「分かった、分かった。でもさ、君も考えが変わるかも知れないからこれだけは貰っといてくれない?」


楓が乗り気ではないと分かるとラグナはあっさり引き下がり一枚のカードを渡してくる。

渡されたカードを楓が手に取り見てみると特殊の紙で作られており紅い獅子が描かれていた。


「興味を持ったら、それ持って俺達のギルドに遊びにおいでよ。入らなくても歓迎するからさ」


「分かりました。今度暇があったら行きたいと思います」


そんな日は一生来ないだろうなと楓は思いながらラグナが去るのを待つことにする。


「ラグナの紹介って言えば分かるからそん時は宜しくー!」


楓の冷たい態度にとほほとしながらラグナは片腕を挙げながら二人に別れを告げ爽快に去っていった。

ラグナが見えなくなり楓とアリシアの二人はお互いの顔を見合せ、楓は空を見上げた。



ラグナが去ってから数十分経った頃、予定時間より少し遅れて馬車はやってきた。

馬車には鉱石が入った箱が所狭しと詰まれており、商人達が積荷を下ろしていく。

やがてすべての積荷が下ろし終え、馬車の中が空になったところを見計らい楓は御者に話しかける。

交渉はスムーズに行き、楓は二人分の運賃を支払いアリシアの手を取って馬車に乗り込む。

この馬車は主に輸送に使われているだけあって大きめの造りとなっており、ちらほらと商人や冒険者と思われる風貌の人達が乗り込んでくる。

やがて最後の同乗者が乗り込み馬車は動き出した。






楓達が乗る馬車を遠くから見送る一人の男がいた。

男の名はラグナ。

『紅き獅子』に所属する盗賊スカウトだ。

時々ラグナは才能ある新人を勧誘している。


楓に目を付けたのは今から数日前の事、ラグナが冒険者ギルドで固い黒パンを食べていたときだ。

麻袋がぎゅうぎゅうになるまで蟹の死体をギルドの受付に渡している魔法使いがいた。


へえ、ソロの魔法使いとは珍しいもんだ。


魔法使いの大半はパーティを組んでおり一人では行動しない。

なぜなら魔法使いは打たれ弱く、一人ではすぐ死んでしまうからだ。


だが魔法使いならばパーティを組むのに困ることはない。

何故なら冒険者となる魔法使い自体少ないのだ。


魔法使いは冒険者にならずとも仕事に恵まれており食っていける、なのに冒険者になる奴は脛に傷を持つ奴や名声、地位、金どれかを求めてる奴らが大半だ。


さしずめあの魔法使いは冒険者に成り立てなのだろう、ソロではなくなるのも時間の問題だ。

ラグナは黒パンをスープに浸し湿った黒パンを齧りながら、周りを見回すとテーブルに座る冒険者があの魔法使いに声をかけるタイミングを伺っている。


ここセルホトは新人が多くここで初めてのパーティを組む奴も多い。

最初のパーティとは良くも悪くも思い出深い物となる。

是非とも魔法使いに入って欲しいのだろう、しかも女の子だしね。


そうこうしているうちに魔法使いが受付と話し終え、踵を返し扉から出て行こうとしていた。

冒険者は話かけようと魔法使いに近寄るが、途端に魔法使いの歩く速度が早くなり、早々に扉を空け出て行ってしまった。


冒険者は空振りに終わり、ラグナは笑いを堪える為にテーブルに突っ伏する。

あれはあからさまに避けられてるわー。


それからあの魔法使いをラグナは注目するようになる。

注目するようになり、分かった事がある。

名前は楓と言い早朝から夕方までずっと魔物を狩っているおり、宿で食事を取らない等他者との接触は避けている事。


受付との会話から日々それなりの稼いでるみたいだ。

ソロでも安定した稼ぎがあるということは実力がなきゃできない。

どの程度の実力か見る為に一度尾行してみるかと早朝出て行く楓の後をつける。

目的地があるのか楓は草原をすたすたと歩いていくときおり狼の群れがいても迂回せず確実に1匹ずつ殺し、向かって来た狼はナイフで急所を切りつけ止めを差す。

粗方片付け終えたら散乱する狼の死体を気にすることなく歩いていく。


中々のお手前で。

ラグナは口笛を吹きながら、狼の死体から報酬となる証明部位を切り取りアイテムボックスにいれながら楓の後を追う。


目的地はラーテ川みたいだ。

楓は川沿いに歩き蟹を狩り始める、その光景をラグナは干し肉を齧り遠くから見物する。

魔法使いでありながら近接系も扱えてしかも3属性も使えるのか、3属性もつかえれば王宮仕えもできるだろうに冒険者に身をやつすとはこれは訳ありだろうな。


だが問題はない、冒険者とは強さこそが正義だ。

才能がある彼女は有名になっていくだろう、その前に接触しておくか。

だが今接触しても良い反応は得られないだろう、時期を見る必要がある。

これ以上見ていても仕方ないのでラグナはセルホトに戻る事にした。



それから間もなくして楓は怪鳥ケルルトスを倒しギルドに持ってくることになる。

ラグナは素直に感心していた。

よくソロで倒せたもんだ、俺が思った以上の実力を持っているのかもしれない。

あの鳥は何でも溶かす強酸に、全てを見通す目、そして強靭な肉体を持ち、並みの得物じゃ刃が通らないはずだ。


強さはAランク冒険者がパーティで挑んで勝てるくらいか?

ギルドでは楓をEランクからBランクへ昇進してはどうかと話が上がっている。

周りの冒険者は楓が倒したと言う事に懐疑的で、それよりも楓が受け取った報酬の金貨15枚の話に夢中だった。

金貨一枚なら庶民が贅沢しても余裕で一年は暮らしていける額だもんな。

これで彼女が冒険者を辞めないといいが……

噂の当事者は宿に戻って休養しているらしい、よし明日話してみるか。





早朝に宿から出てくるのを待ち伏せするも先客がいた。

武器を手にかけ数人の男は話し合っている、ラグナは盗賊故に耳が良く彼らが楓の事を話しているのが聞こえてきた。


「女一人ならちょっと脅せば全額出すだろう。なぁに命までは取らねぇんだ」


「へへえ~金を取った後あの女はどうします?」


「そりゃあ、あれだよあれ」


男達は含み笑いをする。

冒険者ならこの手の輩に絡まれる事なんて日常茶飯事だが今は不味い。

怪鳥ケルルトスを倒したのが本当ならあの程度の輩を容易く撃退できるだろうが、撃退した後のこのこ勧誘に来たら怪しく思われるだろう。


信頼を得るには襲われている時に助けてるべきか、だけど助ける前に撃退してたら出る幕ないよなー。

まあ、強いって言っても女の子を襲うなんて許せないしね。

襲われる前に片付けておくか。

ラグナはごろつき達の方へ歩いてく。




ラグナがごろつきを用水路に捨て宿に戻って来ると楓は出かけていた。

あちゃあ~入れ違いになっちゃったか。

ラグナはおとなしく冒険者ギルドにて待つことにすると楓は少女を連れてやってきた。

楓のパーティメンバーかと思い少女をまじまじ見るが戦えそうにない、だが楓自体歩き方や身構え方が戦いのプロではなく素人同然なので油断は禁物だろう。


耳を澄まし受付と楓の会話を聞いているともう一人の少女のギルドカードを作りに来た事とダスクモルゲン行きの馬車がないかを聞いていた。


マジか! ここから離れるの?

まあ、あれだけ狩っていればレベルも上がりづらくなるし潮時だな。

俺は野暮用でここから離れられないから今日中に会わなくてはならない。


楓達がギルドを後にしラグナも立ち上がり後をつけるが、なーんで他の冒険者もついて来てんだ。

ばれるだろうが!

ラグナは怒鳴りたくなるが、この距離だと楓達に気づかれる。

案の定楓に気づかれたらしく、彼女は少女を連れ足早に人ごみを掻き分けていってしまった。


冒険者は後を追おうとするが、それをラグナは冒険者の肩を掴み阻むと冒険者は振り返えるが、その際に顔をぶん殴り冒険者は人ごみの中気絶する。

辺りはちょっとした騒ぎになるが其の場にラグナはすでにいなかった。




ラグナは楓達を見失い、こうなれば手っ取り早く馬車の近くで待ち伏せしてる方が早いと決め壁にもたれ掛かり待つ。


それからしばらくして楓達が姿を現しようやく楓と話せたが話は思わしくなかった。

しつこくすれば嫌われると直感し、早々に引き上げてきたがカードを捨てられてないと良いな。

それと奴隷を連れている冒険者はそれなりにいるので気にはならなかったが、彼女は女の子が好きなのかな。


楓は有らぬ誤解を招いているとは露知らずセルホトを去ったのであった。











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