表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クエストを達成して強くなる  作者: ミカタナ
19/36

19


ババーク市場。



「頼む姉ちゃん! 俺を鍛えてくれ!!」


翌朝市場で美味しい物が無いか探していた楓にデニスは会って早々に変な事を言ってきた。


「なんで?」


「俺考えたんだ。母ちゃんやコリーを守れるようになるにはどうすればいいかって……」


デニスは俯くが何か決心したように楓を見て言う。


「ふーん、それで強くなりたいって事?」


「姉ちゃんに借りを作ってばかりなのは分かってる! だけどお願いだ! 俺を男にしてくれ!!」


デニスは頭を下げ真剣に頼み込んでくる。

楓は正直難色を示していた。

万が一デニスが死んでしまったら療養中の母親になんて言えばいいんだ。

お宅の息子さんを助ける事ができませんでしたなんてとてもじゃないが言えないぞ。


守るって事は攻める事より大変だ。


「デニス。強さにもそれぞれあると思うの、母親の為に手段は褒められないけど行動に移したデニスはもう立派なのではない?」


「それじゃ駄目なんだ!! 俺は姉ちゃんみたいに強くなりたい!! どんな難題にも立ち向かえる強さが欲しい」


デニスの目は真摯だった。


うぐぐ……断りづらいな。んーでも周辺の草原だけなら安全だし連れてもいいか……?


「仕方ないなー……この町にいる間ならいいよ。但し最初は雑用だよ」


思えばレベル1のアリシアを連れ回したりしていたのだからいまさらだったか。

ここのダンジョンには二度と行かないので当分の間は町周辺の魔物を狩る事に専念するので丁度良い。デニスのレベルを上げてあげようと思う。


まあ、魔物の数が減ってきたら潮時かな。

デニスを置いて楓達は別の町へ移ろうと思う。


「本当にいいのか……! 雑用でも何でもやるよ!!」


デニスが目を輝かせて笑顔になる。


この辺の魔物で苦戦する事もないしデニスを連れて歩いても問題はないだろう。

前も連れて歩いてた訳だしね。


「じゃあ俺、コリーも連れてくる!」


ん? ちょっと待て。


楓が止める間も無くデニスは走っていく。

ここで帰るのも何だと思ったので、其の場で待っているとコリーを連れたデニスが戻ってきた。


「姉ちゃん待たせたな!!」


「ふぇ~兄ちゃん怖いよぉー」


コリーはデニスの背後で怯えている。

あからさまに同意を得て連れてきた感じではないのだが、いいのだろうか?


まあ、いいか……。


とりあえず少年二人に武器は必要だよね。ついでに折れたナイフに変わるナイフを探しに武器屋に寄ろう。


アリシアは宿で待っているので早めに済ませよう。


二人を連れて武器屋に行くと、デニスは剣を選びコリーは嫌々ながらも弓を選んだ。

弓って打つ方向を間違えると、自分の方へ向かっていくと聞いた事がある。

楓は不安になりコリーに胸当てを買うと、それに羨ましがったデニスにも軽い防具を買ってやった。

どれも銀貨1~5枚で買える値段だ。


楓も丈夫そうなナイフを買うと二人を連れて宿に戻る。


宿に戻るとアリシアはすかざず楓の後ろを見て少年二人と目が合う。

アリシアはきょとんとして楓を少年を見比べている。


「……ステラじゃない……?」


「ステラと今日は会ってないよ?」


アリシアは気まずそうに楓をちらちら見る。


ははーん、アリシアはてっきり私がステラと一緒にいると思っていたんだな。


「二人の事は知っているよね? 今日から少しの間レベル上げを手伝ってあげようと思うんだ」


「彼らの……? 楓がそうしたいなら私も賛成する」


「ありがとう、アリシア」


楓達はギルドの依頼を受けて外で狩りに出かける事にした。


デニスとコリーには慣れるまでは素材回収をしてもらい、倒すのは楓とアリシアの役目だ。


「これ使っていいよ」


楓は長らく愛用していた麻袋をアイテムボックスから取り出すとデニスに渡す。


少しぼろぼろだけどまだ使えるだろう。


「姉ちゃん……ぼろぼろだけどこれ使えるのか……?」


「たぶん使えるよ」


デニスは怪訝な顔をするが、渋々納得して肩に麻袋をかける。


空を飛んでいる鳥に向かってウィンドカッターを唱えると鳥はズタズタになり地上へ落下していく。


ぐしゃりと鈍い音をさせて地面に叩きつけられた鳥を指差しデニスに回収、解体するように言う。


「任せろ!」


デニスは意気揚々に鳥を手に持ち器用に素材を切り取って行く。


へー凄いんだね。


楓は未だにどこを切り落とせばいいのか悩む事があるので、必要な部位だけを切り落とすか、あるいは死体ごと持って行くかの二択である。


これなら安心して任せられるね。


楓は魔物を狩る事に集中する事にした。






一角うさぎ:977/1000 器用さ+50 ペット:器用さ+25 討伐


キャタピラー:335/750 攻撃力+35 ペット:攻撃力+17 討伐


ウルフ:601/750 素早さ+35 ペット:素早さ+17 討伐


ワーム:149/300 器用さ+30 ペット:器用さ+15 討伐


バード:21/150 素早さ+27 ペット:素早さ+12 討伐


名前:楓 

レベル:1

体力:191/191

魔力:291/291

攻撃力:311

器用さ:448

防御力:191

知力:37

素早さ:278

精神力:134

運:14

習得:ウィンドカッター/ヒール/ファイア/アクアボール/ポイズン/フォトン/ライト

スキル:気配感知/魔法攻撃1/2カット/スケルトン召喚



一角うさぎを後23匹倒せばクエストを達成できる。


よーし、頑張ろう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ