第13話 : 桜の木
ようやく休日で少し嬉しいでぇす!第13話よろしくおねがいしまぁす
ギギギィィィィーー。。バタンッ。
おっ♪夏琳ちゃんがでてきた。
膳「終わったみたいだね?( 笑 )どうだった♪」
夏琳「緊張して損しました…!( 笑 )」
やっぱり最初は誰もがそうおもうよね( 笑 )
膳「じゃあ、どこかで呪の使い方練習しようか」
夏琳「呪…ですか?」
膳「霊達のほとんどが地界をさまよってるうちに、不のオーラつまり呪いを集めてしまうのさ♪俺達はそれを取り除くために呪を使う( 笑 )呪いには呪いを、といったところだ( 笑 )時間がないから早速はじまるよ♪」
「星空ちゃーーーーん。どーこまでいくのーー?…………汗」
星空「もーー男なんだからそんなへにょへにょしないの!( 笑 )」
まったくっ!俺をどこまで連れていく気だ。膳さん達と別れてからもう一時間はたつのに……。夏琳ちゃん、大丈夫かな??
って!?!!?
星空「着いたよっ!いやー長かった( 笑 )」
!?!…………………………………っ
「…………………………………。」
俺は言葉を失う。
星空「にっひひっ、驚いただろ!私も地獄に来て初めてこれを見たときは、それはそれは今のあんたみたいに言葉を失ったよ♪」
俺達が小高い丘の上から見たのは、樹齢5000年…いやそんなもんじゃない。あきらかにそれ以上のとっっっっても巨大な幹の枯れ木が地獄の青い空にかかる雲までも突き抜けていた。
「す…すげえ。」
星空「だろだろ?!あれは桜の木らしいんだ!でも地獄に住んでる人達に聞いたんだけどまだ一度も花を咲かせたことがないらしいんだよ。」
あんなでかい桜の木に花が咲けばそれはもう誰もが言葉を失うだろうに咲いたことがない…のか。
閻魔「んーーーーーーー。まぁまだあの桜は咲かないだろーーーね。弁当食べる?」
「へっ?」
星空「へっ?」
?!?!!!な、な、な、なんで閻魔様がここに?!!垂れ下がった目で上から俺たちを見下ろし、あごひげをなでながらニカッと笑った。
俺達のいる小高い丘に3人横並びで座って、閻魔様が持ってきてくれた弁当を皆でたべる。
「モグッ…どうして閻魔様がこんなところに…ゴクッ…いらっしゃったんですか?」
星空「モグモグモグ…私もそれ聞きたい!」
閻魔「んーーーーーーー。もぐもぐ、あの桜の木はワシの父が植えてな…モグッ昔はよく花が咲けば花見をしたもんじゃ…ゴクリッもぐもぐ。今も時々思い出してこうして足を運んでるんじゃよ。」
昔は咲いていたのか…。ならどうして。
「どうして今は咲かないんですか…?」
星空ちゃんも俺に同調して頷く。
閻魔「んーーーーーーー。それはなぁ、天国の奴らがあの木に呪いをかけたからじゃ…。」
天国…。そういえば膳さんがいつか話してくれるっていっていたような。
閻魔「んーーーーーーー。今はゆっくり弁当を食べる時間もあるが、いずれはそんな時間すら無くなってしまうのかもしれん…モグモグモグモグモグモグ、覚悟だけはしておけ。この戦いこれからはより厳しくなるじゃろう。お腹痛いな。ごっつぁん。」
天国とは敵対関係なのか…天国って…いったいどんな奴らなんだ?
星空「閻魔ちゃんもー食べないなら私にちょーだい!」
閻魔「ふーーーーーーい。」
んーー。いまいち危機感を感じられないよな( 笑 )
皆で弁当を食べ終わったらまた俺は階段の下に向かった。待ってれば膳さんと夏琳ちゃんが来るだろう。
………………おそいっ!!もう四時間くらいたったぞ!一体どこで何をやっているのやら。…っ!まさか!膳さんが夏琳ちゃんに手を出していたり………………!
夏琳「おまたせー!」
膳「ごめんごめん彼女に呪を教えてたら時間かかっちゃった( 笑 )」
あるはずがない想像をした自分が恥ずかしい…
「そ、それじゃあ戻りますか(苦笑)」
今度は最初から呪を使って登った。星空ちゃんが下でお見送りをしてくれた。夏琳ちゃん…いったいどんな能力なんだろう…。そもそも膳さんの能力も知らないし、早く使ってるところをみたいな……
とまぁこんな感じで夏琳ちゃんが新たに地獄の使者に加わった。
…………………………………………「「……狼少女を仕掛けたはずだが…………またしてもやられた……………か……………新しい使者を…ふや………して……いるようだ……こちらも…そろそろ……仕掛ける………か」」………………………………………
カラオケの一番は前前前世です。