第12話 : 新たな使者の誕生
最近はほんといそがしくなってきましたぁ。前書きもてきとーになってきましたぁが第12話よろしくおねがいしまぁす。
星空「久しぶりだな!津鵡人!」
星空ちゃんとは旧北校舎の美術室で会って以来のご対面だ。
「久しぶりだね、星空ちゃん。地獄にはもう慣れた??」まあ、この様子だと上手くやっているようでなによりだ。
星空「毎日が本当に楽しいよ♪んで、あなたたちは何しに地獄に来たのかな??たまたま地面に座って遠くの階段の絵を描いていたら何かが降ってくるところが見えたからびっくりしたよ( 笑 」
そうだったのか。俺も地獄の入口にいきなり星空ちゃんが現れるとは思ってなかった。
膳「直士君の知り合いかい?僕達はそこにいる夏琳ちゃんを地獄の使者になってもらう手続きをするために来たんだよ。」
星空「…へぇ~~~。」
星空ちゃんがすこし目を半開きにして夏琳ちゃんを見る。
夏琳「え、えっと。よろしく…汗」
んーなんだろう。この良く分からない雰囲気は…
星空「ふんっ。行こう津鵡人♪」
「う、うん!」
どこへ?( 笑 )俺は夏琳ちゃんについて行こうと思ったのだが星空ちゃんに腕を組まれて歩き出す。
膳「うーん( 笑 )。じゃあ直士君もどっか行っちゃったから僕達だけで閻魔様のとこいこっか♪」
まったく( 笑 )直士君も女の子をおいてどこへ行くのやら♪
夏琳「わ、分かりました…」
彼女も少し気分が落ち気味だな。とりあえず歩きながら話しておかなきゃいけないことを話すとしますかっ♪
膳「夏琳ちゃん……( 笑 )今回君を地獄の使者に無理言ってでもなってもらおうとしたのには、理由があるんだよ。直士君にはまだ話してないが、天国の奴らが動き出してる…。」
夏琳「天国ってあの極楽浄土みたいだって言われてるあの天国ですか?」
やはり地界では誰もがそう認識してるようだ。
膳「いいかい夏琳ちゃん。地界ではそう思われてるかもしれないが実際は逆なんだ。詳しく話すなら逆と言うより人の霊や魂は成仏すると自然に地獄に行くようになっている。しかし天国の奴らはそんな霊達を迷わせ、天国と言う名の本当の意味での地獄に案内していることが度々あるんだ。俺達、地獄の使者は生き場を失った霊達を迷わないように案内することが仕事だ。だが近々おかしなことが続き、どうやら奴らが動き出したことがはっきりと分かった。俺達、地獄と奴ら天国は今までも交戦状態だったがこれからはさらに厳しくなる。もしかしたら戦争になるかもしれない、だから一人でも多くの戦力が必要で夏琳ちゃんには地獄の使者になってもらおうと思ったのさ。」
説明がいまいち上手く出来ないが夏琳ちゃんにはかなり失礼だな…(苦笑)
夏琳「私には、まだ良く分かりません。とても大変な事がおきようとしているのは、なんとなくわかります。それでも私は最後は自分の意志でなりたいと決めました。私が助けたあの子のような霊がまだたくさんいるなら、私にもできることがあるんじゃないかって…そう思ったんです…!」
なんて優しく強く立派な子だ( 笑 )直士君にも見習ってもらいたいものだ♪
膳「今はそれでいいよ♪いずれは戦うことになるかもしれないけど( 笑 )」
ただ、覚悟だけはしておいて欲しい。最後は生半可な気持ちでは生き残れない…と。
膳「さてっ!着いたよ♪」
こんな話をしているうちに閻魔堂についた。
膳「ここが閻魔様のいる閻魔堂だよ( 笑 )」
彼女が胸に手を当てて立ち尽くしている。
膳「緊張しなくていいよ( 笑 )緊張するだけ無駄さ( 笑 )」
彼女は軽く頷き2人で閻魔堂の中に入る。入口の門には右には阿形左には吽形の像が立っている( 笑 )
閻魔堂の中の一本道をしばらく歩きようやく閻魔様のいる部屋の入口の前についた。ただでさえ疲れてるんだから勘弁してよ( 笑 )夏琳ちゃんの肩を軽くポンっと叩き部屋に入るように言う♪本当は直士君にこういうことしてもらいたいものだ( 笑 )手続きをする際部屋に入れるのは一人だけだ。しかし夏琳ちゃんは驚くんだろうな( 笑 )
ギギギィィィィーー。。バタンッ
こ、ここが閻魔様がいるところ…!おち、!お、落ち着かなきゃ!…!
??「んーーーーーーーーー。誰か来たの?」
部屋が少し薄暗くて気付かなかった…!上を見上げると大きな玉座に黒いヒゲを長くはやした大きなおじいさんが座っていた……この人が…まさか
夏琳「え、…えとっ夏味 夏琳と…言います!地獄の使者になるための手続きをしに…来ました!」
こ、これでいいのかな?!いいんだよね?!この人が閻魔様だよね??
閻魔「んーーーーーーーーっと、閻魔でーーーーーーす。あっなんかお腹いたっ!さっきトイレ行ったばっかなのに…!なんかせんべい食べたいな~~~~~。」
へっ?
閻魔「使者になる手続きするんだよね?右か左どっちが好き?」
へっ?
夏琳「えっ!えっと!み、右です!」
とっさに右って答えちゃった…!
閻魔「んーーーーーーーー。右ね。ふーーーーーーい。呪禁呪詛頻頻手奏ーーーー。はい右ーーー。」
ドクンッ!
わ、私の右手が力強く脈を打ち始める。右手の平を見ると地獄の'地'と言う文字が赤く浮かび上がっていた。
最近はところてんを深夜に食べることにはまってまぁす。