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97_極小の反対は極大。

 ミクロとかマクロとかのお話です。ミクロとは極小のものとか、小さな、とか言う意味だそうです、マイクロと言って、接頭語になることもあるようですね。マクロというのは、巨視的な、とかいう意味だそうで、大きく見ること、全体をレンジに入れている、などといったようなイメージなのでしょう、と想像いたします。


 ミクロ経済や、マクロ経済のような使いかたをするようです、あまりそれぞれ単独で使うような言葉ではないようみ見受けられます。だいたいは、小さいとか、大きいの代わり、類似語で、ちょっと気取った言い回しに使うとか、そのような語感がします。

 確かに、小さな経済、大きな経済とか表現すると、少し、幼稚な感じがしますが、一周360度回って、斬新とか、洒落た言い回しみたいには聞こえるんではないかな?とか感想が浮かび上がってきました。


 一般に商品とかにつける、名前とかではマイクロなんとかというものが多いようですね、これは小型化するのが技術的に優秀な証拠であったからとか、場所をとらないコンパクトさが、ユーザより求められていたから、なのだと、まあ、普通に予想できます。

 逆にマクロを接頭語にする商品もあっていいような気もしますが、そうですね、大ければ、プラスに働くようなものとかはどうでしょう?マクロな広がりを持つ車内空間とかでしょうか?マクロカーですかね、そもそもマクロが接頭語に使えるのでしょうか?文法的には問題なさそうですね。

 

 商品名で使おうとすると、マクロ枕とかどうでしょう。巨大な枕です。下手をするとベッドより大きい枕とか、イメージしそうですね。今ひとつごろが悪そうです。マクロランチとかどうでしょう、自動的に口の中へ放り込まれそうな響きが感じられる、かもしれません。ギガ盛りとかの方が言葉の響きがいいですね。

 マクロハウス、巨大な家とイメージしてみましたが、これもどうもいいコピーではありませんね。マクロ挙式、合同結婚式をイメージしますね、決して合同で結婚式を挙げるのが悪いとは言いませんが、なんだかブライダルではなくて、フラクタルな儀式のような気がしてしまいます。

 マクロ豪雨とか広い範囲での大雨ですね、ありそうな表現です。マクロ市街、この場合もメガポリスとかの方が響きがよろしいように感じられますね。そもそもなんだか暗いイメージがありますし。

 マクロメイク、目とかそれぞれ印象を深めたい箇所が大きく見えるのでしょうか?顔がまるで2頭身になったようなメイクを想像して、少し笑ってしまえそうです。

 マクロゲーム。これは普通にありそうですね、大規模に参加人数を募って行うゲームです。

 マクロ賭博、巨額の金銭が動くのでしょうか?それとも膨大なデータとか、大掛かりなギミックがかけ事の対象なのでしょうか?そういえば昔、マスドライバーで巨大岩石を発射して、その着弾点でかけ事をする、というネタを見たことがありますが、それなら、マクロ賭博とか言ってもいいかもしれません。

 

 マクロとマイクロが同じマで始まる単語なので、マクロに、マイクロのイメージが覆いかぶさっているのも問題点としてあげられそうですね。もしかすると、マクロをとても小さなものであるというイメージで記憶している個人も一定数いるかもしれない、と想像してみました。


 ミクロマンというキャラクターがいましたから、逆にマクロマンとか考えた方とか、いそうなものなのですが、(ゴブリン)が耳にしたことがないということは、あまり有名になるような表現ではなかったのでしょうね。ちょっと検索してみると、電子計算機上のアプリで、作業の自動化をしてくれる方で、マクロマンという表記が出てきましたね。ちなみに検索トップは電動ピペットでした。

 プレパラートに溶液を的確に素早く垂らすことのできるヒーローとか、かなりニッチな要望に応えるヒーロなような気がしますが、もしかすると、需要があるのでしょうか。少し真面目にお話しを考え始めて、ちょっと愉快になったりすればいいのかもしれません。


「マクロ的恋愛とかなら当てはまりませんか?」

「希望がミクロくらいはある、というのはどうでしょうか?”ご主人様”」

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