表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/2606

85_空いてますか。

 優先座席とか、公共の交通機関にあるそうですね。お年寄りとか妊婦さんんとか体の不自由な方に優先的に席を譲ってあげましょうという、シンボルという感じでしょうか。よく物語とかで見かけるのは、無遠慮なキャラクターがグデンとそれらの席を占領をされていて、それを見かけた主人公格のキャラクターがいろいろなリアクションをとるとか、でしょうか?

 心の中で不満をぶつけつつ、実際には行動しない気弱な主人公に対して、ヒロイン枠のキャラクターが果敢に注意をして、トラブルが発生するとか、そんな展開が一つのテンプレートでしょうか?もしくは、お年寄りが実力行使で席を奪い取るとかでしょうか、それだけ元気なら座る必要あるのでしょうか?というコメディ的展開ですね。こう、杖とか眼光とか、目からビームとかで席ごと失礼な輩を殲滅するわけです、ジャンルがきになる展開ではありますね。


 いちいち席をゆずるのが面倒くさいので、最初から席に座るのを諦めるというか、そのような選択をしないという、方もいそうですね。昔どこかで目にした話題ですと、あえて先に席を確保して、その後に老人とかに席をゆずるということをして、いい人であるアピールを周囲に行うとか、もしくは優先座席は、それにふさわしい人物にゆずるのですよ、と広告する戦略もあるのではないでしょうか?という呼びかけもありました。

 少々うがった感性のようにも思えましたが、会話とかちょっとしたいい話を演出するには、手軽なものかもしれません。他人との対話が苦手なので、そのような状況なんてとんでもないとか、いうような人格では難しそうですが。

 どうやら、他人を同じ空間にいるということ自体が苦痛であるような、人格の持ち主も一定数いるようですので、公共の交通機関そのものに乗れないのでは、あまり意味のないお話かもしれません。

 完全個室の公共機関とか需要がありそうですね。個室の移動装置がこうレールの上を循環しているというか、平面の観覧車っぽいものを想像します。個人から、4、5人くらいの大きさを選択できて、各”駅”で呼び寄せられるようにすれば完璧ですね。

 速さは、事故が抑えられるくらいですか、その時代時代の制御方法次第では、かなりの速さが期待できそうです。すでにどこか、SFよりのフィクションでは登場してそうな、ギミックですね。無人タクシーに近いですけど、レールを利用している分、制御はしやすそうですし。


 老人への手当が潤沢な世界で、若者が搾取されていて、疲れ切っているような青年が、元気で保護されている老人に席を譲る必要があるのですか?というような風刺画もありましたね。どうなんでしょうね、そこは見栄を張って譲るのが格好いい、という考えもありますね。いいことをしたという満足感はストレスを軽減させるのでしょうから、ちょっとした気遣いで気分が良くなるのは、良いのかもしれません。

 そこまで、気を回す余地がないくらい精神的、肉体的に追い詰められている青年の可能性もあるでしょうから、まあ、一概には言い切れないとは思うのですが。この辺は全くの想像でしかないのですが、実際のところはどうなのでしょうね。


 必要な人が、必要とされているところに行ければ、結構世の中余裕が持てるようになるとは思うのですが、そのあたり、調整する方があまりいないので、アンバランスな感じになっているのかもしれませんね。


 優先座席の必要性という考えもありますね、周囲を観察して、しんどそうな方とか、座った方が良さそうな方とかに進んで譲るような社会を作るためには、そのような特別な場所を作る方が、社会の転換の妨げになるのではないか?という意見もあるようです。

 座席のすべてを優先座席指定にするとかしてみるのも手ではないかな?とかは思いますが、それはそれで極端であるとは、ゴブリンも判断できるわけです。


 優先座席をなくしても、それを必要としている方に、席を譲ることができるような、まあ優しいと言われる社会、というものは、やはり個人個人に余裕がないとできないのでしょうね。感覚的な予想です。


「今日、彼の隣に座れたんですよ」

「公共交通機関を利用するような場所でしたかね?”ご主人様”の職場は?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ