66_客足がひたひたと迫る。
定期的に通っていただけているお客さんですが、不意に何らかの要因で増えると、予定が狂って困ることがありそう、とか思いませんでしょうか?特にお食事所とかにありそうですね、口コミか何かでここに美味しいものがありますよ、と宣伝されたことに気がつかないで、ある日、お客さんが大量に訪れて、てんてこ舞いになったり、仕込みが間に合わなくなったり、ありそうなお話です。
情報の拡散速度がここ半世紀ばかりの間に、劇的に早くなってきているようです、理由はやはりwebでしょうか?携帯端末を持ち、流行りのワードが一定数を超えると、急激に拡散していく傾向がみられますね。もう少し前では、紙媒体の情報誌やら、TVの紹介番組やらが主体でしたので、気がつかないうちに有名になっていたという事態は、少なかったと予想いたしますが、さて?どのような状態だったのでしょうね?
想定外の量の来訪者が来たりすると、用意していたものは早いもの勝ちで無くなっていくことが多いでしょうね、そしていつも来てくれていた常連さんたちは、いつものものが手に入らなくて困るでしょう。新規のお客さんも、売り切れてしまっていると、せっかく来たのに残念です、という負の感情に襲われたりしそうですね。もっと用意しておいてほしいとか、思ったりしそうです。さて、提供する側からすると、どうしたものでしょうね?
安易に用意するものを増やすと、ブームが去ったときと、言いますか、常連さん、リピータさんが大半になってしまったときに在庫を抱えることになるでしょうね、しかし、商品がなくて、売る機会をみすみす逃してしまうのも困りものですし、買えなくて店自体に悪い印象を持たれてしまうと、死活問題です。
やはりそこは、ギリギリの線を見据えて、多めに用意をするようになるのでしょうね。そのあたりの見極めが、商売のきもとなるのではないか?と予想するのですが、どのような感じなのでしょうか?
商品の質を落とすことなく用意できる数が決まっていると、なかなか難しそうですよね。限定何人前で、予約不可、早めに並んでくださいとか、そのような商売もまた、一つの手ではあるわけです。特別なものを、苦労して手に入れたんですよ、という満足感を、お客さんに与える手法といった側面もあるのではないかな?と予想いたします。
逆に、何食限定とか書かれると、遠慮して注文をしなくなる性格のお客さんも、一定数いそうな気がいたしますね。そこまで、欲しくはないので、別に普通の一品の頼みたいとか、絶品とか言ってるものよりも、最初のお店ではスタンダードなもので、様子を見たいのですよ、とか、そんな感じの控えめとか、慎重なお客さんもいそうですね。
なので、注目料理ばかりに力を入れているが故に、他の、どこでも食べらるようなメニューの質がおざなりになってしまって、バッサリと、再訪の可能性を切り捨てられている、ような、店舗もまた多いのかもしれません。
奇をてらわずに、基本に忠実に、美味しいものを、美味しく食べられるように、王道を貫くんですよ、というようなお店って格好良いとは思うのですが、目玉商品がないと、やはり個人商店が生き残るのが難しいのでしょうかね?
家賃とか、いらない店舗なら、それほど気にしなくても良いのかもしれませんね。逆にそんなこじんまりした店が、何かの拍子で有名になって、お客さんがひしめくと、あまり良い結果にならないのかもしれませんが。
過去に目にしたネタに、お店をそろそろやめたいのだけども、数人の常連客のために、畳み辛いというネタがありました、常連さんは常連さんで、私が通わなかったら、このお店が潰れると脅迫観念んかられているという、図式だった覚えがあります。
好意の行動が、幸せを呼ぶとは限らないのだな、とぼんやり思うしだいであります。
「一緒に食事をしました」
「同じ店で食べた、ということでございましょうか?”ご主人様”」




