58_早いとうまい。
早い安い旨いは、とあるファーストフード店のキャッチコピーですが、最近のコンテンツもこんな感じなのかもしれないと、ちょっと思うゴブリンです。
この文章は、およそ、1600文字くらいを目安に書かれていて、特に資料を漁らなければ、だいたい15分から20分で書きあがります。どうでしょう?早いかどうかは実は比較対象がないので、今ひとつわからないのですが、平均的な軽めの小説で、およそ原稿用紙250枚くらいですかね?文字数でいうと10万文字くらい?でしょうか?ゴブリンの執筆ペースで、それを埋めようと思うと、およそ時間は、2000分くらい?ええと時間に直すとおよそ、33時間でしょうかね?キリよく35時間で、小説が完成するとして、1日の作業時間をまあ、会社員の平均労働時間の7時間から8時間とすると、およそ、5日で小説が一本書き上がる計算になりますね。
これは、早いのでしょうか?世の中の刊行ペースを見ると、およそ、数ヶ月に1冊くらいの割りあいで、シリーズ物の新刊が出ているようですから、なるほど、作成速度としては早めかもしれません。
もっとも、全く何も考えなくて、というと語弊がありますが、思考をそのままタイピングしていく速度で、執筆できたら?という前提がありますので、実際の速度は若干落ちると思いますね。タイピングの速度自体も限界がありますし。思うように文章が書けるのが、すごい、という方もいるかもしれませんが、思ったことを、順番に文字にしていくとこは、実はそれほど難しくはなく、適度な語彙が必要ではありますが、作文という体裁くらいなら、10歳くらいの子供でも書けるわけです。
話の流れを考えて、文章を構成するのは、難しそうに見えますし、分の書き始めと終わりの整合性が取れた文章を、流れるように記入するのは、まあ、実際にコツが必要かと思います。
がそれは、まあ、技術の分野でありまして、文章を書くうちの、いわゆる文芸のうち、芸を磨くのが難しんだよ?という意見がありますね。
ネタの部分をどう、面白く、読みやすく、魅力的な文章にしていくか、リズムはどう、韻を踏んでいる?ミスリードを強要していない?このトリックわかりにくくない?描写はどう?ワクワクさせることができる?そもそもこの言葉の選択であっている?誤用はない?誤字は無い?
などなど、考えていくと、まあ、それほど早く記述はできないわけですが、ゴブリンは考えません。主に、前の単語から連想することを自動筆記しているような勢いで書き連ねていくからですね、大事なのは、否定的な文章を書かない、相手を攻撃するような文章を書かない、バカにするような、また、自身を卑下するような文章を書かない、くらいを注意しておくこと。
おおよそ、読み捨てられるような軽い文章で、嫌な気分にさせたくないから、そのようなスタンスで行っています。などと書くと信じる方も多いかもしれませんね。
このように、本心をぼかすのもテクニックのうちで、断定しない、内容のあるものを書かない、それでも耳障りの良い言葉を選ぶ、読んでいるうちになんだかよく分からないけれども、すごいんじゃないかな?と思わせる。
天才とは、演じることができる、などといった方がいますが、まったくその通りでありまして、そして、演じているうちに、本当に自分が天才ではないかな?と誤認したり、実は本当に天才であったりしたりして、本性が明らかにされる、のかもしれません。
ゴブリンは天才ではありませんが、天才を騙る事は、結構よくあるような気がします。便利ですよ、有識者ぶって、うむうむそのような可能生もありますねとか言っていると、結構ごまかせたりします。
可能せいはどこにでもあるので、嘘でないところがコツですね。嘘をつかないところが、信用を読んだりするんですが、結局何も言っていないのね?とかバレるのも早いので、相手を言いくるめる時は、効果時間が少ないことを念頭に置いて行動するほうがよろしいかと思います。そうして、稼いだ時間で、急いで知識を補完していけば、結構、どうにかなるものなんですよ。と、楽観しているお方、その態度、すっかりマルッとお見通されている可能性が高いですので、お気を付け下さい。
「偶然を装って、彼の使用済みのストローをゲットしました」
「それは、きっと相手の優しさではないでしょうか?”ご主人様”」




