55_索引にならない。
ちょっとひねったサムネイルを考えて、連作を作成していくと、表題から内容を連想できないので、インデックスにならないという問題が浮かび上がってきました。ちょっとした問題提起から始まる今日のゴブリンでございます。
逆に内容を赤裸々に綴ったタイトルをつけていくと、複数の中から探すときに便利ですので、最近の小説、やけに長いタイトルは意外と機能的ではないかなと、錯覚させられます。資料的に探すときには便利だとは思いますが、おかしみとか、洒落っ気でつけたのですか?という面で見ると、少し外してきているとか、大きく滑っているなとか、逆に埋没しているなとか、いろいろ、ネガティブな感想が浮かんできますが、ちょっと外したぐらいが、印象に残っていいいのかもしれません。
タイトルと考えるのは、作者さんではなくて編集さんと呼ばれる人種である可能性も高いのでしょうね。本を売らなければならない、売ることの専門家であるところの出版社であるから、売れる可能性の高いタイトルをつけるのだとは思うのです。
おそらく、過去の売り上げとかを研究して、購買層を刺激するような文や言葉の組み合わせとかを、決めているのではないでしょうかね?これが実はフィーリングですとか言われてしまうと、本当にプロなんですか?とかいう鋭い意見が出てきたりするかもしれませんが、それで売れてしまうと、なるほど経験に裏打ちされた、プロフェッショナルなお仕事なのですね、と感心してしまうのでしょう。知り合いに編集者さんがいませんので、おそらくその流れで感心することはないとは思いますけれども。想像の範囲でございます。
雑誌とかを斜めよみしていますと、最初に仮の題名で発表されていた、コンテンツが、正式名称で大きく表題を変えていたなんてことが、稀にあるように見受けられます。一体何があったんでしょうかね?というくらい豹変しているものもあったりします、題名だけでなくて、話の道筋やら、登場人物やら、シナリオライターさんやらもごそっと変わったりなんかすると、これはもう新作でいいんじゃないのでしょうか?という展開も、もしかしたらあるのかもしれません。
想像できたということは、実際にありそうではございますね。
やはり、各出版社でいろいろなノウハウを溜め込んで、活用しているのでしょうか?長く出版不況とか言われているようですし、漫画や、文章を楽しむ層はどんどん薄くなている、と予想できるのです。人口が減っている社会でしたら、当然の帰結であるわけですが、買ってくれるお客様がどんどん少なくなっていくわけですから、すべてにおいて、売り上げは、落ちていくでしょう、と予想できます。世界を維持する適正な人口になるまで、人口は減ったり増えたりするんでしょうかね?
時代によって必要とされる人口は推移すると思われるのですが、現在適正な人口というものは、どなたか試算とかされているのでしょうか?
資源は有限でありますし、生産量も計算できます、どの程度が文明、社会を維持しうる、人口なのか、解釈は結構あるでしょうが、おそらくどなたか、もしくは複数の方々が試算しているとは思うのです。ちょっと気になりますね。
世界に存在する人が一人なら少なすぎるくらい、は断言できますけれども、さて、種として維持されるならば、一万人くらいで十分なのでしょうかね?ちょっと少ないような気がしますが、管理がしっかりされるなら、なんとかなるかもしれない人数に感じられます。
その場合、本や漫画を読む人口は百人くらいでしょうか?千人はいないでしょうね。とすると出版に関わる人は一人か二人でしょうかね?文化の維持とか考えると、これは少なく思えますね。規模としてはこの千倍は欲しいところでしょうか?
感覚的には一千万人いれば社会は維持できそうです。「もし世界の人々が一千万人になったら」特に売れそうにないタイトルでございますね。なるほど、難しいものです。
「挨拶したんですよ!」
「平和的で何よりだと思います、その調子です”ご主人様”」




