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547_伝わるものが伝えられるものを超える時。

 情報がそれを伝達するための何かを超えた早さで伝わる時には何か特別な熱量が生まれるのではなかろうかという幻想がふと頭をよぎりましたので、本日はそのあたりをとっかかりにして話題を膨らませていけばよろしいのではなかろうかとか、そのような感じでふんわりと始まる今日のゴブリンでございます。


 音速というものがございまして、音が伝わる早さというものでございますね、空気中ですと、秒速360メートルぐらいでしたでしょうか、ちょっとうろ覚えでございますが、そのくらいでしたでありましょうか、で、この速度より早くものが動くと、音が伝わるよりも先に、その発生元が目標に到達するわけでございまして、長い射程の銃などが、着弾の後に音が聞こえて来るという現象が起こるようでございます。


 音を追い越すときに大きな衝撃が起こるようでございまして、これをソニックブームとか呼ぶそうでございまして、空気の壁とかいうのでしょうか、押しのけることができる早さより早く動くとか想像するとよろしいのではなかろうか、とか予想するわけでございます、この場合、非常に大きな抵抗が発生するようでございまして、音の波を突っ切るようなイメージでございましょうか。


 衝撃波、インパクトとかでありましょうか相当なエネルギーが発生するようでございまして、ただ、速いと言うシンプルな強さでありましょうか、強固なものであるように思えるわけでございます、そもそも速度の2乗にエネルギーは比例するわけでございますから、早いと言うのは力であるのでございましょう、とか予想する次第でございます。


 伝える媒体より早く情報が到達するのであるなら、その情報には純粋にエネルギーが宿っているのではなかろうかという妄想でございまして、本来の経路ではございませんで、精神的な感応やら超常的な現象とも言えるような、古来からの表現で申しますと、虫の知らせとかでございましょうか、それには、大きなエネルギーが存在するのではなかろうかと、情報の衝撃波が媒体に撒き散らされているのではなかろうかとか夢想する次第でございます。


 距離に及ばず、時間を超えてのそれもありそうでございます、はるか数万年前の情報がダイレクトにそこに届くのであるならば、情報を伝える媒体に大きな衝撃を与えることが可能でございまして、その衝撃は情報を手に入れることができる、感じることができる、センサを持つなにがしかに大きな打撃を与えてしまうのではなかろうかとか、想像するわけでございます。


 で、あるならば、つまるところ時間を超えてそのようなものが来ることそのものが、世界の危機である可能性が指摘されるのではなかろうかとか、のような発想が生まれるわけでございます。純粋な情報そのものが、大きな力を生み出してしまうわけでございまして、それを伝えることのできる媒体を破壊してしまうわけでございます、この場合のそれは集合的な意識そのものかもしれないわけでございまして、意識というよりは、意味をなす、概念とかそのような情報というものが乗っている、それを運ぶことのできる何かでございましょうか、共通の認識とかでございましょうか。


 バベルの塔の故事を引き合いに出すのであるならば、発信して受信するその仕組みや、理解して咀嚼する根本が、破壊されてしまう、もしくは大きく揺れ動いてしまい、致命的な、復帰が不可能なほどの損傷を与えてしまうエネルギーを生み出してしまう可能性もあるわけでございます、情報を情報として存在させ得るべきなにがしかの規範とか、基盤が、大きく損なわれてしまうわけでございまして、それを意図的に行うことができるのであるならば、意味そのものを物理的に破壊できるのではなかろうかとか、夢想する次第でございます。


 つまるところ、情報がその伝達物質を超えて迫り来ることによる不具合があるので、時間を跳躍して未来人が訪れることがないとか、光の速さが超えられないとかが、照明される可能性が出てくるわけでございまして、この辺りどなたか考えてるのではなかろうかとか予想すたところで、おしまいです。


「神がかった思考とか、悟りとかで知らずに大きなエネルギーを発生させているかもしれませんね」

「時空を超えた愛を叫ぶと世界が滅ぶとかロマンチックかもしれません」

「神様の熱量はそこから出てくるのかもしれませんな”旦那様” 愛で空が落ちてきますか”奥様”」

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