41_既視感を気にしますか?
前に同じことをした気がするとか、同じような場所に、前に、来たことがあるような気がする、などふと思うことを既視感というそうです、ご存知でしょうかね?結構有名になった言葉ですので、知っている人は多いような気がいたしますが、まあ、知らなくともそれほど問題ない、単語でしょうか?デジャビュとか、言った方がわかりやすいかもしれません。
この気持ちになった時に、それを気にして、本当に初めてのことなのか?確かめなければならないとか思う人はどれほどいるのでしょうかね?少ないような気がします、なぜなら、ああ、これはデジャビュだな、とすぐに納得して次に行ってしまう人が多いから、そういう概念に名前をつけられているのだと予想するからです。
前に来たことあるかな?やったことがあるような気がするな?という程度では、新しくやってみたり、観光したりする時に感じる喜びとか、面白味を阻害しないからでしょうかね?
初めてのことは結構ワクワクと、期待したりするのではないかと、考えるのです、その時にうっすらと、あれ、これ前やったことがなかったけ?と水を差す感覚を持ってしまう時に、この既視感という言葉を知っていると、ああそいうこともあるんだよね、と軽く流して、しまうことができるので、新鮮な楽しみを得ることができるのではないかな?と想像します。
もっともちょっと深く省みると、同じようことを別の機会にやっていたな、と思いだすこともある、でしょう。全く同じことをやっていたわけではないのですが、要素を抜き出すと、ああ、あれと同じだな、と、判明するわけです。
それで、その遊びとか、見学とかの面白味が減るかどうかは、個々の性格によると思うのですよ。
知ってることだった、と、ちょっとがっかりして、その後に集中力を切らして、楽しめなくなってしまう人は、観察する能力が足りていないか、逆にとてもありすぎるので、物事を見切ってしまっている?のかもしれませんね。観察の結果を重視しているとも言えるかもしれません。
逆に、ああ、これ類似しているものを知っているな、とどこらへんが似ているのだろう、ああ、表面上は違いがあるけれども、根本のエッセンスてきな所がよくにているのだな。と感心したりする人は、観察することそのものを楽しむ、そんな姿勢を持っているのでしょうかね?
どちらが好みかは、それぞれ個人の趣味だと思いますが、次から次へと、新しいものを見てみたい、同じようなものは興味がないというような、せっかちというか、時間を有効に使いたい、ような人は、見切って次に行ってしまうのも有効でしょうね。どちらかというとビジネス的な思考なのかもしれません。
時間をかけて趣味的にじっくりと、取り組みたいと言うタイプは、デジャビュを積極的に楽しむように、類似している点とか、表面上は似ているが、その根本はどこかずれている、という認識を得てああ、そこに味がある、などと、一人悦に入る、のかも知れません。
もっとも、本当にそのまま同じ体験を同じ所でしていたのに、すっかり忘れて、もう一度しているという可能性もありますね。
このコンテンツはどこかで体験したことがあるようなきがする、ああ、私は、このコンテンツをすでに見ていた、と最後まで、行った後で気がつくとか、探すと手元に同じ物語があって、これは新装版であったか、と気がついて、苦笑いをする、という経験をした人もまた、多くいそうです。
人は忘れる生き物です、と、いうそうです。細かく記録をとって、同じことを繰り返さないようにしよう、とするのは、それに対抗する知恵ですね。
逆に、忘れることができるから、いつまでも新鮮な気持ちで、楽しむことができるのかもしれません。そう考えると、物忘れのひどい人にも、ああ、私は忘れる能力が高いのだな、という希望を持たせることができる、のでしょうね?
すでにそのような表現はあるでしょうが?忘却力でしょうか?どこかで聞いたことがあるような気がいたします。
「最近、気になる人がいるんです」
「それは、よろしいことですね”ご主人様”」
デジャビュなんでしょうかね?




