表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/2614

28_若いという病。

 年が若い、未熟だから、舞台から退場しました、という意味のセリフでも有名ですが、若い、ということは、一方では病のように扱われることがあるんですよね、というお話でいく予定です。


 熱血とか、熱狂とか、暴走とか、衝動とか、若いからという括りで、結構発症しそうな病がある気がしませんか?こんな症状を起こすのはなぜなんでしょうね?一説には未来への可能性を信じているという、ものがあるそうですが、信じるに足る可能性があるという錯覚をしているだけじゃないのか?という冷めた視線もまた、若い人が持つシニカルな人生論であるのですよね。


 感情の振れ幅が大きいのでしょうね、コントロールが効いていない。別に年老いていても感情の制御ができない人はいますし、むしろ、惑わず、という年齢になっても迷走している、いわゆる大人も珍しくはないわけですが。

 若いとそれに付け加えて、無駄な行動力があるので、被害が大きいということになる?のかもしれません。被害ととるか、周囲を巻き込むムーブメント、流行を作りだしているのだ、ととるのかは、その人の受け取り方や、趣味によるでしょうけれども。


 若いというレッテルを貼られているのかもしれませんね。若いのだから、とか、未来に多くの可能性があるのだから、挑戦するのは若者の特権だから、とか、私にはもう時間がないので、彼らに託すみたいな、時代を作るのは君だとか?もそうでしょうかね?とかくそんなことを周囲から言われ続けてくると、うっかりそんな気になってしまう人も多いのじゃあないでしょうか?


 自分には特別な才能があるとか、運命が読んでいるとか、根拠もなく、うまくいくさ、行ってみよう!とポジティブに無謀に踏み出す人の、背中を押しているのは、少なからず、周囲のそういう、若い人に対する目とか態度なんだと思うのですよね。


 もちろん、そういう若者たちだけではないんでしょうけども。早から達観して、僕は所詮ここまでの人間なんだな、と諦めてしまう人もいるでしょうけど、これもまた、無気力な若者テンプレートにはまっているのでしょうね。

 こう、色々なパターンがすでに出尽くしている感じがありますよね。どういう風に生きようとしても、それは誰かの模倣であるという、真似っこであるということに対して、忌避感を持ってしまうということですかね。

 真似をするのが悪である、という間違った認識に凝り固まっているのでしょうね。もちろん、他人の成果を横取りするのは、どうかな?と思うのですが、どう生きても、誰かがそれをすでにしているというのは、かなりの確率で当てはまるわけですよ?

 それを気にしすぎな人が多いような気がします。意識的にせよ、無意識にせよ、他からの影響を全く受けないで生きることは不可能ですしね、可能とすると、それは人ではありえない何かとなる、のではないかなと予想できますね。


 逆説的にいうと、であるから他の誰もやったことのないことをしてのける人というのは、それだけで素晴らしいと言えるのかもしれません。それが反社会的行為であったとしても讃えるべきであるという意見は、さすがに暴論であるし、色々他者の感情が納得しないでしょうけれど。


 インパクトはありますし、それは成した本人は満足しているかもしれませんから、悔しかったら、そういう犯罪めいた”初物”は無視するのが一番だと思うのですが、大きく取り上げてしまうのは、やはり心のどこかで、震えるような興奮があるのでしょうかね?なんとも微笑ましい行為です。

 野次馬的な根性かもしれませんが。


 若いということは未熟であることと同じであるならば昨今の老人は若いですね、という皮肉をふと思いだしました。特に他意はありませんが、側で見ると微笑ましい感じがします。


「最近私の邪眼が疼くのです」

「(本気か冗談かわからないですね)お大事に?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ