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27_不自然な平和。

 たまに、平和な世界というものは、幻想でしかなくて、自然ならざるものではないか?という思いにとらわれることはありませんか?おそらくその思考は正しい、のではないかな、というお話です。

 基本生きるということは、争いの連続であり、緊張の連続であったのだと思うのですよ、ええ、ちょっ昔、エイヤーって、石器のやりを振り回してマンモスを狩っていた時代とかは。ちょっと古すぎますかね?いやほんの数万年ほどですよ。地質学的には超最近ですよ?


 戯言はともかく、生命活動の維持には、それ相応の緊張感が伴うわけですね。でそれを、してない時というのは、生きて行く為に行動していない、というようにも見えるので、不安定なのだと思うのですよ。

 安全に仕事をしているのだから平和ではないでしょうか?ということですが、人間関係がある以上、少々の利益関係からの諍いはその、レベルの高低はあるでしょうが、必ず存在するわけですね。それは平和と言っていいのでしょうか?とかいう意見もありそうではありますね。


 真の平和というものを、想像するに、それは何も起こらず、真空のしかもそこに何もないような、そんな場所にたゆたっているような、そんなイメージになるのかもしれません。どんな所からも影響がなく、また、他の何ものにも影響を与えない、そんな孤独なイメージが、浮かんできませんか?


 そんなイメージもまた、独善的な思い込みによるものであると、断じる人もまたいるでしょうね。つまるところ、平和という現象の定義が、人それぞれで違うのでしょうね。他の抽象的な状況を表現する言葉のように。


 銃弾飛び交う戦場においても、自身がのうのうと飄々と存在できるのであれば、それは平和と言ってもいいのかもしれないですね。ちょっと離れてみると、感覚が麻痺しているだけじゃないか?という現状ですが、昨日と今日と明日の状況にあまり振れ幅がなければ、人間というものは、平和じゃないかなぁと、錯覚することもあるということでしょう。


 飼われてる家畜は、加工されるまでは平和であるのではないかな?でもその後の未来を知っているものにとってはそれは平和とは言えないのじゃないかな、と思うような。立場が違うと、平和であるかどうかも判断できない端的な例といえるような気がします。

 別に、知らなければ平和に暮らせるならば、無理に知る必要はないんじゃないか?という意見にも一理ある気がしますね。


 古典的なSFのネタにもありますね。実は飼われていた人類というテーマとか、何ものかにコントロールされていた意識とか?むしろホラーのジャンルかもしれませんが。

 どんな形でも、本人たちが平和だと思っていたらば、それはそれで幸せなのかもしれません。ただ、それが偽りだと気がついてしまったら、そこから恐怖する非日常が始まるのでしょう。

 大多数がこれで平和だと思っていた世界の、偽りやら、ごまかしやらに気がついてしまった、マイノリティに属する人々の奮闘劇とか、強大な何かに屈ししてしまえばホラーであるし、世界を変革すれば、それは英雄譚とか、もしくは、破壊者の物語とかになるのでしょうね。

 ちょっと探せば、どこにでもある物語のフォーマットではありますが、興味深いテーマでもあります。


 平和とは、よく考えると不安定で、不自然なものであり、であるから、それを維持するためにそれ相応のコストが必要になるのです。という意見もまたありますね。嵐の大海を進むには、波に対して舵やらでカウンターを打っていかないいけないので、その分エネルギーを使うみたいな?


 慣れることが平和であるという身も蓋もないお話に、ならないといいなあとかは、たまに思う、妖精ゴブリンであります。


「で、結局幸せになるツボは返品しなかったと?」

「ううう、効いた気がするんですよぉ」

 これも、平和ということなんでしょうかね?

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