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21_価値がない?それがどうしました?

 そのことに、有利な点がある、もしくは逆に不利な点がある、という観点やら、判断基準やらは確かに存在していますし、生き残る指針になることは、これは確かにあるとは思うのです。ただ、おそらく万人に対して必ず有利なものや、逆に不利なものというのは、存在が難しいのではないか、とか思ったりもする、本日のゴブリンです。


 それは、一見無意味に見える、不利にしか感じないものでも、見方を変えると有利な点があるということ、とは違うのだと、思うのですね。いえそういう側面もありますが、完全にそれが、万人に対して不利な点であるというものがあったとしても、それは万人以外にはとても、そう、とてつもなく有利な点であるということだということです。

 

 ええと、つまり人とかそれが、形作る社会において明確に敵であるとか、不利益した生まない存在というものというのは、人以外には結構有利な、とてもはっきりした利益を生み出す何かである、可能性が高いのではないか?という発想なのですね。


 人に対して不利益なら排除することには変わらないのではないか?という意見もあるかもしれませんが、その、対象が、人以外の方々が愛でるような対象であった場合、どのようなことになるのであろうかな?という疑問がこう、ゴブリンの頭から離れないのでありますよ。

 超越者というものが存在するかどうか?という疑問の答えは、多分出ないでしょうし、もし出たとしてもそれは、その存在が、姿を表すべき時であったというだけの話で、そうなってしまったらば、すでにそれは、人の世の終わりということでありますから、存在の有無を論じるのはナンセンスでありますね。

 娯楽としては楽しいジャンルではありますが。


 話は微妙に変わるようで、変わりませんが、つまるところ、価値がないと思っている思考やら者やらを安易に削除するのは良くないことではないか?それがなくなると、もっと大きな、致命的な何かを呼び寄せてしまうのではないか?という恐怖が存在するのだと思うのですよ。

 根源的なものであるのかもしれませんね、何かを消し去っていく、ないがしろにしていく、意識的ではなく、無意識に記憶から印象から、削除していく、本当は消してしまってはいけなかった、それ、であったのかもしれないのにですよ。


 意識的であったなら、後悔するでしょうし、無意識だあったなら、終わってしまうことが分かった時の絶望の矛先がどこにもないことに困惑するかもしれませんし、その時初めて、それが必要なものだったのじゃないか?と気がつくのかもしれません。


 全てが終わってしまう時に、それを受け入れられるかどうかも、不利なものを多く消していたり、害があると忌避していた事象に対する無慈悲な態度を、取り続けていたかどうか、の、過多とか、質とかが関わってくるような気がしますね。


 やはり、それを消してしまう前に、それは本当に消してしまって良いものかどうか?見た目はあまり綺麗ではないけれど、それがない世界は、どう見えるのか?


 ずいぶん味気ない感じるぜ、って肩をすくめて、ピンってくわえタバコを放り捨てつつ、マグナムを、高尚な演説をがなりたてるスピーカーに打ち込んで(いつかやってみたかったんだぜきっと)、いくぜ野郎ども、と、愚連隊を率いてばさりと肩がけの上着を翻して、カツカツとブーツを床に打ち付けるように、鳴らしつつ、大胆にそいつの戦場に舞い戻る、渋い髭面のダンディーとか、カッコ良いと思うのですよね。


 なんの話ですか?


 とにもかくにも、想像力を働かせる必要は常に必要なのだと思うのですよ。


「ううう、いらないと思ったファイルを消したら端末がお亡くなりになりました」

「一応、リペアは試みてみますよ”ご主人様”」

 皆さんもお気をつけくださいませ。

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