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2088/2617

2088_暑さ寒さも彼岸花、かまいたちの夜その日暮らし。

 今日が生き残れるかどうかわからないのに明日のことなんか考えていられるかという思考というか環境は既に詰んでいるのではなかろうかなとか、いやまあどうしてそこまでになるまでに何もしてこなかったのかとかいやそうではなく色々やった結果追い詰められてしまいましたということもやはりあるのであろうかなとか運が悪かったということではあるのかとかぼんやり連想しつつ諦めが肝心なのではないですかねとか突き放してみたりもする今日のゴブリンでございます。


 切り替えていきましょう、失敗は失敗です、またやり直せば良いのです、はい、お片付けからいきましょう。今日も元気可愛いですね。


 人生を賭けた挑戦が失敗することなんか割とよくあることではないですかという意見はございまして、それはそうですね、成功する方は少ないけれども総体で母集団の多さでどうにかこうにか誤魔化しているわけでございますれば、自分自身だけであるならば特別ではありますが、見渡してみればそう珍しいことでもなく。


 再起するための資源がなくなってしまった、確保する余地がないとか予定が立たないとかであるならば、それはもう諦めるしかないわけでございまして、できるだけ達成可能な目標設定に切り替えることが精神的な安定を作り出すために肝要なものであるという意見がございますが、そう簡単に切り替えられるものではないのではという意見もまた正しく。


 つまるところ諦める技能というか習慣その見極めと鍛える必要があるのではなかろうかなとか、絶望というものになれる訓練がいるというかいやまあ、そこまでして生きながらえてどうするのであろうかという意見もまたそれほど的外れではなく、ただその場の勢いで決定するのもではないのではなかろうかという話でもあり、どうしたものであるのかというか、過去に振り返ってみてみなければ正確な評価はできないはずでもあり、それもまた時代とか環境が変化して仕舞えば変わっていくものであるわけでございまして。


 最終的な目標をどこに持っていくのかという目線が大事であるのではないかなという話ではありますが、そもそも最終的には全てなくなってしまうのであるので、実のところ到達点を主体にして思考を進めてしまうと虚無に囚われてしまいかねないという話ではあるのでありまして、であるならば、どうするのかというと、それはそれこれはこれという棚上げ精神で現状を楽しむしかないという話に落ち着くのではなかろうかなとか、刹那主義に近い話になるのでありましょうか?


 この辺りは哲学を適切に適応していくことで精神の安定を図るというやり口が有用であるという面と、それを放り出して、言語化できないところを軸に据えるというか土台にしてしまって、漠然と何もわからないをわからないままにして、それでいて思考を停止しているわけではなく、絵図面をひいているような感覚で日々を積み重ねていくようなやり口にいく方法もまたあるわけでございまして。


 いわゆる禅の精神と申しますか、思考方法、いやまあ思考というよりは情報のやり取りとその処理やら出力やらを変質させるとかそれそのものをただ受け止めて受け流して、反響させて意味を見出さないままに流し切ってしまうような、つまりはこれらの言語化ではないそれを現実に確実に運用させてみる、みたいな感じであるのであろうかなとか。


 言語化できないものを説明するのであるのであるからしてそれは言語では不可能ではなかろうかという話ではあるのではありますが、そもそも伝わるのかというと何事も伝わらないということを前提として情報のやり取りをしているのではという概念、前提でやり合っているということでありますので、逆に考えるわけでございます。伝わらなくて良いのでは。


 善悪の問題ではなく仕様であるという捉え方でもよろしいかもしれませんが、要するにすでにどうしようもなくなってきているのであるのであれば、それに思い悩む費やす資源が無駄ではないかなという発想に至るわけでございまして、ただそれを何にも包まずに直接的に表現しようとすると、どうにもこうにも狂っているようにしか見えないという、結構致命的な問題がございまして。


 伝わらないことを肯定してしまう情報のやり取りというものが、常に満ち溢れているといいますか、全てが全てそれであるという世界と認めてしまうか認識してしまうのであるならば、それは結構な安寧をその身に宿してしまうのではなかろうかなとか、いやまあ、普通に戯言の範疇ではございますれば、おしまいです。


「別に塔を砕かなくても意思疎通は無理筋ではあったのであろうなぁと」

「正確に伝わらないことが何かを作り出しているという見方もできますね」

「その責任が誰にもないということを示す寓話ではあるのかもしれませんな”旦那様”

 直感の要因という見方はおそらく正しいのではなかろうかなと”奥様”」

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