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2028/2616

2028_ものものしい、ものあいひとつ目、赤。

 視覚情報がひとつの目によってまかなわれるような生き物が過半数を占めるような世界において、立体というものは結構貴重なものになるのではなかろうかとか、いやそれを感知する方法においてという話ではなかろうかとか予想するわけでございまして、やはり脳内で補正をかますことによって、奥行きを感知していくのであろうかなとか、ぼんやりと想像しながら始まる今日のゴブリンでございます。


 片目を瞑ると世界がちょっとずれる感じがすることが面白く、交互に瞑って楽しんでいるのでありましょうかね?こう、表情が歪んで結構可愛らしいですな。今日も元気可愛いですね。


 左右対称になるような顔の部品ではありますが、口はひとつでありますので、どうして目は二つなのでありましょうかねとか、いや、実のところ、口も二つに分かれる部品ではあったのですが、くっついて見えるだけであるとかなんとかなのでありましょうか、鼻は二つでありますが、中ではひとつになっている、のでありましょうかね?


 脳みそと繋がっていて、左右それぞれに分かれているので、目もそれに従っているという形なのでありましょうか、光を検知する器官が複数ある方が、便利ではあるということではないかなとは予想できるわけでございまして、古くは、無数にあったのではなかろうかなとか、予想できるわけでございまして、それが二つまでに収まったという形なのでありましょうか?


 昆虫の複眼とかもありますし、そのようになっていても不思議はなかったのではなかろうかなとか予想するわけでございますが、ある程度の大きさの生き物としては一対の目というものが生存戦略的に的確であったのかも知れず、たまたま偶然生き残っていただけではなかろうかという意見には、進化とはもそもそういうものであると、返すだけであるわけでございますが。


 光の波長を読み取って、色を識別する器官とか感覚器とかいうとかなり高度な感じがいたしますが、真に優秀なのはそれを感知したのちに処理分類する脳みそではなかろうかという予想もできるわけでございまして、それに対して最適な数が二つなのであろうかなとか、一つであると、色の補正が間に合わないのであろうかとか、手に入る情報が少なすぎるのではなかろうかという予想はできるわけでございまして。


 では、片目で見る世界と両目で見る世界は、立体視が疎かになる、距離感が薄れるということ以外に、色そのものの判別も阻害されるのであろうかという予測が成り立つわけでございまして、陰影が、三次元に関わる要素であるのであるならば、なるほどありそうな仮説ではあるのではなかろうかなとか。


 仮にひとつ目が普通である生物である世界なのであるならば、それが描き出す何かはかなりのっぺりとしていて、色数も少ないものであるのではなかろうかなとか、予想するわけでございまして、では、機械的な視覚でひとつしか入力する場所がないものではどうなのであるのかという話にはなりそうではありますが、そこから、また人が二つの目で見直すのであるので、補正されている可能性はありそうではあります。


 義眼のそれも光学感知が可能で、脳みそに直接情報を送れるものであるならば、これは対のものを用意したほうが良いのではなかろうかという予想も生まれるわけでございまして、処理の方法が、両眼があることを前提にして組み立てられているのではなかろうかという予想ではありますが、また、ただ、慣れによって、単眼でも処理の遜色がないほどまでに引き上がるような予想もできそうではございまして。


 ある程度柔軟なのであろうかなとは想像できるわけでございます、例えば複眼的な入力情報の増加にも対応できるのではなかろうかという予想もできるわけでございまして、目の数は実はそれほど関係ないのではなかろうかとか、脳みその機能を伸ばしていけば、色に対しる知見とか感性とかが引き上がるのではなかろうかとか予想するわけでございまして。


 色を観察する、読み解く、差異を見つけやすくする、多様なそれを見比べて、経験を蓄積して、圧縮して関連づけて、直感の働きもまた同時に鍛えていけば、世界がかなり綺麗に見えると申しますか、解像度が上がるのではなかろうかとか、焦点があうような印象を抱くことができるのではなかろうかとか、予想するわけであり、なるほど、景色を見る理由とか理屈になるのではなかろうかとか、ぼんやり連想しつつ、おしまいです。


「見えないものを見るようにすることが宗教という話もありますね」

「色を言語化することもまた脳みそを広げることに繋がりますね」

「あるけど気が付かなかったものとか言うと、それっぽいですな”旦那様”

 言語化してしまったが故に狭まることもありそうではありますな”奥様”」

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