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1998/2616

1998_表と言って裏裏裏ぁ、嘘をつかない。

 正直であることは美徳であるという、価値観があるわけでありまして、それと対人関係が上手でないことは、大体相関があるという話がございます。謙遜をそうとは捉えずにそのままに聞き、軽い戯言を真面目に考えていき、また返答も素直に返すので情緒がないと申しますか遠慮がなく、きつい物言いに聞こえてしまうという、不器用であるわけであり、それでよしとする気風であるが故に、観察していると、少々切なくなってしまう、こともあるのではなかろうかなとか、ぼんやり想像しながら始まる今日のゴブリンでございます。


 嘘はいけないけれども方弁はよろしいのですよとかなかなかに難しい伝え方であるのではないかなと、まあ、幼児は正直な方が良いのではないでしょうかね、今日も元気可愛いですな。


 裸の王様をそうであると指摘することが良いことであるという話があるようでございまして、正しく見たままを表現することは美徳であるという文化が確かにあるのではあるかなと予想するわけでございますが、誤魔化そうとしている陣営にとっては困る話なのであるかなとか、もしくは見方の違いにすぎないことなのかなとか、そのままは運用できない、道徳であるのではなかろうか、と予想するわけでありまして。


 嘘を言った方が良い場面というものはあったりするのであろうかなと、慮るような時であるのであろうかな、とか、もしくは環境に波風を立てないようにするべきかなとか思考する時なのであろうかな、とか、基本対立しても益が少ないならば、嘘をついても、その場しのぎで繋いで行ってもよろしいのではなかろうかという発想があるのであろうかなと、そのうち時間が解決してくれるのであるならば、その手も有用である、可能性が高いわけでございまして。


 つき始めた嘘が、こう、雪だるまを作るように転がるうちに大きくなり、事態を大きくしてしまうこともまたあるわけでございまして、この辺りは塩梅が難しいのであろうかな、と予想するわけでございますが、逆に、そうなることを見越して、計画的に嘘をばら撒く参考にはなりそうではあるかなと、予想もするわけでございます。


 他人を騙して、結果慌てる様をみて愉快に感じる神経は、それほど珍しいものではなく、むしろ悪戯というところでは、幼い頃から、慣れ親しんできた感性ではなかろうかな、と予想するわけでございまして、それは、驚く顔を見ることが好きということもありますが、計画してその結果が予想通りになる達成感のようなものもあったりするのではなかろうかなとか想像するわけでございます。


 そこに悪意はあるのでありましょう、そしてそれは結構厄介なものであることも多いのかもしれないですが、善意からの行動が結果として不幸な結果を導くこともあるならば、最初から、悪い結果を求めての行動やら行為をなすことは、むしろ誠実なのではなかろうかとか、錯覚する可能性もありそうではあります。


 悪いことではあると知ってはいるけれども、目的のためにはそれをなすという精神は、結構、格好良いものとして取り扱われることもあるわけでございますが、迷惑であることには違いなく、対人関係的には、不利益が大きくなる、場合が多そうではないかなと、長い目で見るとさらにそれが大きくなるのではなかろうかとか、予想するわけでございます。


 結果的には良い環境になったのであるから、その悪事やら悪意は許されるのかという問題もありそうではありますが、実のところその、悪意悪事が明らかになっていないならば、誰にも気が付かれないので、議論にも上がらないという場合がありそうではあります、こう、自分の心のうちで完結してしまっている、悪、であるならば、それほど迷惑ではなく、むしろ、微笑ましいとすら言えるのではなかろうかとか予想するわけでございます。


 つまるところ、悪意やらいたずら心やら、その手の、ふざけたことを楽しむ感情や、感動は、秘密にすることで、有益なものにと変わるのではなかろうかな、見抜かれてはいけなく、行動にも見せず、迂遠な立ち回りで、目的の楽しみを成して、面白がることが、上品な悪であるのではなかろうかなとか、想像するわけでございます。


 このような立ち回りであったなら、それほど問題は大きくならないのではなかろうかな、もしくは大きくなっても、楽しむ余裕があるので、してやったりと、笑うことができるので、よろしいのではなかろうかな、とか、まあ、どうなのでしょうかね、連想が発散したあたりでおしまいです。


「神様の悪戯という話もありますね」

「実験中にやられると困りますね」

「結構理不尽なことを押し付けられたりします、神様も大変そうですな”旦那様”

 科学が曲がる悪戯は困るでしょうな”奥様”」

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