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1744_とりあえず、酢であえる。

 お酢は健康に良いと聞くことがございます、腐らないので保存的な飲料に向くとか向かないとかそのような話であるのでありましょうか、飲むと体が柔らかくなるというお話は、完全に嘘であったようではございますが、色が黒いと特別感があるのであろうかなとか。塩分を含まない旨味成分要素が多いものであるとみると、確かに悪いものではないような気がいたします、酸っぱいですが、などと健康食品業者の回し者のようなことをしようとして失敗している、今日のゴブリンでございます。


 いやまあ、幼児にお酢は無理があったのであろうかなとか、無理に食べなくてよろしわけでございまして、むしろ、それは酒の肴でありますので、食べないでいただきたいわけです。今日も元気可愛いですな。


 お酢とは発酵食品の一つであるのであろうかなとか、何がどうやって酸っぱくなるのかはちょっとよく知らないわけでございますが、おそらくは、菌が関係しているのであろうかなと、やり口を変えればお酒になるのであろうかなとは、予想できるわけでございまして、保存している場所やら環境やらで形態が変化するのであろうかなとか、予想するわけでございます。


 となると、やはりそれは最初事故のようなものであったのかなとか、いやまあ、食物を放置しておくとこが常態としてあったのかとなりますと、それは違うのではなかろうかなとか、捨てるつもりでいた、腐っていたような感じであったものを、試しに味聞きしてみたら、存外に旨味があったとかなんとかそのような感じであったのかもしれないとか予想するわけでございまして。


 ただつまりはそれは食糧に余裕があったから発生した現象であったのかとか、もしくは富の偏りが見せた悲劇的な何かであったのではなかろうかなとかぼんやりと想像するわけでございまして、富裕層が食べきれなかった食材が余って、腐りそうになって発酵したとか、それを貧困層が食べてみたら美味しかったとか、なんとか、結構可哀想な物語が発生していたのではなかろうかなとも、妄想してしまうわけでございまして。


 もしくは薬を製作する過程で、そのような発酵食品が作られたのではなかろうかなとか、殺菌作用があることを経験的に知った上で、作為的それを作成するようになったとかであるならば、これは科学の勝利とか言ってもよろしいのではなかろうかとか予想するわけでございましていかがなものであろうか、とか、何者かに伺いを立ててみるわけでございます。


 単純に理屈がわからなくて、技術的に、一子相伝とかそんな感じで、受け継がれてきたものであるならば、それは科学ではなく呪いに近いものであったりしたのであろうかなとか、宗教色が強い地域であるならば、その酸っぱさは異端であるとか、よくないものの仕業であると、無意味に迫害されていった可能性もありそうではあるかなとか、予想するわけでございます。


 ただ、酸味は自然にも溢れる味覚ではあるわけでございまして、果物とか野菜とかで比較的容易に触れることができる部類ではあったのであるからして、それに関連づければ、忌避感やら、的外れ感は無いのではなかろうかなとか、予想できるわけでございます。


 味覚が宗教的感性と直接つながっていたならば、酸味を崇め奉ような流れになった地域もあったりしたのではなかろうかなとか、こう、殺菌性を神秘性に絡めて、教義にまで落とし込めて、製作用の手順書が祈祷書と同じように扱われていたとかなんとか、ありそうな話ではなかろうかなとか、妄想したあたりで、おしまいです。


「お酢の神様、つーんときそうではありますね」

「アルカリに振り切ってしまうと、それはそれで劇薬なんですが」

「擬人化すると気難しいお嬢様とかになるのでしょうか?”旦那様”

 お酢が最終兵器っぽく扱われている物語、ありましたな”奥様”」

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