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1651_もえにうむ、新元素。

 感動を呼び起こす元素とかあっても良いのではなかろうかなとふと思いつくわけでございまして、ある特定の物質が全ての感情を司っているとか幻想的ではなかろうかな、もしくはそれを強制摂取させることによって市民が常に幸せであるという世界を作ることができたりすれば、それは理想郷となり得るのではなかろうかとか、まあ、妄言ではあるわけでございますが、そんなこんなで読者幸せですか?私は何体目なのでありましょうと悩むふりをするゴブリンでございます。


 周囲を幸せにする元素があるならば、この幼児は必然的にそれを発生させている可能性が高いわけでございますな。今日も元気可愛いですね。


 脳みその中で幸せ物質が生まれていることはそれほど意外な結果ではなく、むしろ他にどこでそれが発生しているのか?と真顔で尋ねられるくらいのものでありまして、ではそれは人工的に作れないものであるかという質問いたいしては、もちろん作れますねとなるわけでございます。


 では定期的にそれを摂取していたならば、人は幸せになれるのであろうかとなりますと、どうなのでありましょうかね。常に幸せを感じている、快楽に浸りきっている人格が、社会を構成することは可能であるのであろうかとか、単純に集中力が減少して事故が続発するのではなかろうかという恐れがございますね。


 そのような仕事は全て自動化してしまいまして、人格は全て幸せであることを求められる世界が完成系ではなかろうかとか、ぼんやりと想像する理想郷とはそのような具体的なやり口で成り立つのではなかろうかなとか、ただそれはつまらないと思う人格も多いだろうなとか、予想できるわけでございます。


 なぜならば明らかにそれは退廃と申しますか、ありていに言って停滞した社会であるわけでございまして、刺激が足りないわけでございます。いうならば困難が足りない、課題がない、乗り越えるべき試練がないわけでありまして、達成感が得られないのではなかろうかなとか予想するわけでございます。


 手応えがないとも言えるわけでございますし、競争がないのではという言い方もできるわけでございます。切磋琢磨が好きとか、勝敗をつけるのが好きとか、自分が優位であることを示すことが快楽につながる人格にとっては全てが平等に幸せになる世界を選択したくない、のであろうかなとか予想するわけでございます。


 ただ、そのような幸せな気持ちすら作り出すことができるのであれば、これは解決してしまうのではなかろうかなとか、予想するわけでございまして、欲しいものは、快楽であるならば、その過程は結構どうでも良いとなる、場合もありそうであるかなとか、想像するわけでございます。


 全ての人格が自分を満足させるような世界に別個に生きることができるのであるならば、これは理想郷となるのであろうかなとか、予想するわけでございます。夢の中に生きるようなのでありましょうか、やりたいことが必ず実現するわけでございます。至れり尽くせりのおもてなしであります。


 適度な困難も演出されますし、それを乗り越える偶然も必然として用意されるわけでありますし、第一それが不自然に見えないと申しますか、感じさせなければ、それは幸せにしかならないのではなかろうかなと。唯一にして無二の問題がそれを為す資源が足りていない、という予想でございましょうか?


 そこに至る道のりを進んで行くことで幸せを感じるようにする方が建設的ではあるかなとか、ぼんやりと意見を翻して、はためかせて、おしまいです。


「最後にくるとごまかしているから宗教が成り立つわけです」

「それは要求ではなく要件である、とか言えそうですね」

「その最後が途方もない未来であるから成り立つのですよね”旦那様”

 幸せになることが要件である見方もありますな”奥様”」

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