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じかん

作者: 東雲 朱四

あれから少し時間が経った。


自分の住んでいるこの場所を

じっくりと

見ることができるようになった。


あれから随分変わってしまった。


この場所も私も昔の友もぜんぶが

気がつくと

別物になっていったようだ。


約10年前に

毎日歩いたこの道が

私の知らないものになっていた。


約10年前に

一緒に歩いた友も

私の知らないひとになっていた。

一度も話したことのないような関係に

なってしまった


地面も遠くなり

すべてものものが小さく感じる。


あの日から遠くなり

記憶が薄れていくように感じる。


変わらないのは

風や季節の匂いだけ。


懐かしいけれども

寂しい


何も知らずにはしゃいでた自分は

どこに行ってしまったのだろう

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― 新着の感想 ―
[良い点]  すごく伝わってきます。  10年前が3歳の僕でもわかります。
2016/05/06 18:25 退会済み
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