Birthday〜紡いだ言葉の行く先は〜
3年前の自分に戻れたら、
どうしてたかなぁ。
ただベッドの上で何かを考える
女の話。
処女作です。
なんの変哲もない毎日。
ベッドの上で、なにを考えることもなく、ただ上を向きながら頭の中で迷走してた。このままでいいのだろうか、と。
わたしは26歳。もうすぐ誕生日が来て27歳になる。アラサーと呼ばれる日もそう遠くない、友達の中で唯一結婚という大きな壁に取り残されし者だ。そうだった。忘れてた。都合の悪いことは忘れてしまいそうになる。もう結構忘れたことも多いかもしれない。
見た目は悪くないと思う。顔立ちがそれとなく整っていて、割りと細身だったわたしは、異性からは告白されることは少なかったが、注目は浴びやすかった。
幼稚園の頃はわたしのことを好きな男の子が4人くらい常についてきていたし、小学生の頃も〇〇がお前のこと好きだってー!とからかわれたこともある。中学生のときは寄ってくる男の子から守るような女子親衛隊もついていたし、高校生の頃は後夜祭の体育館で告白された事もある。大学生になったときは、合コンで言わば"一人勝ち"をしてしまい、友達からはぶられたこともある。そういえば『高嶺の花』と呼ばれた時代もあったなあ。懐かしい。
一応彼氏だっているんだ。多分まだ付き合ってる。4歳年上の、まあまあイケメンの、仕事もまあまあな、いろいろとまあまあな人。なんだかんだでもう5年になるだろうか。でも彼は結婚なんて重荷を自ら背負い込む人ではない。妊娠でもしない限り、結婚しよう!なんて言わないだろう。むしろそういうことが出来ない人だから、これからもされないだろうし、期待だってしてない。されたら死んでしまうかもしれない。いろんな意味で。
さて、ここからが問題です。これからの人生、わたしは選べるのだとしたら、どうするのでしょうか。
難しい。
こんな事を延々と考えている。
人生が選択肢方式だったらいいよね。
A.別れて新しい男を見つけ、結婚まで頑張る
B.別れずとりあえずまあまあな感じで交際を続ける
C.…
そしたら割とさっぱり色々決まってたかもしれない。今の状況も変わってたかもしれない。
そして親を早い段階で落ち着かせられたかもしれないし、子供だって見せられたかもしれない。同級生の子と同じ年に産んでいたとしたら、わたしの子供は6歳だ。小学1年生。そう考えると、ちゃんともっとたくさん考えて行動すればよかったなぁと後悔する。
母親はわたしの前だけで泣くんだ。『結婚できないのはままたちのせいかもね』って。確かに過保護だったし、父親は未だに子離れ出来ないで妹の一人暮らしに文句いってるくらいだ。
本当はさ、まま、こっちが泣きたいよ。わたしだって親孝行したいさ。親孝行と呼べるかわからないけど、孫の顔見せたかったよ。今の時点で小学1年生のうっとおしい男の子育ててたかったさ。
いつも考えている、同じ事を、同じ場所で。
届かなくなってしまった声を。言葉を。頭の中で紡ぎながら。
年月が経てば経つほど、記憶は失われていく。そんな気がしている。どうしたら昔のわたしに戻れるのか、わからない。
どうしたら、わたしは
目を開けることができるのかな
ベッドの上で3度目の誕生日を迎えるのだろう
あの事故以来 わたしは目を開けられないまま
今日を過ごしていく
ごめんね も ありがとう も 伝えられないまま
ただのエッセイ的な雰囲気で申し訳ない。
ただどうしてもこういう作品が書きたくなった。
文章力はない、伝えたいことはもっとたくさんあった。いつか長編で、もっとたくさんの言葉を伝えられるように。後悔しませんように。




