プロローグ
工藤 良介 高2
冬野 緋奈 中2
eyes on me
「もう一度、良ちゃんを・・・見たい」
これは俺、良介と幼なじみの「冬野緋奈」の話。
「あきらめるなって、もう一回俺を見るんだろ?」
緋奈は俺より4つも下なのに大人っぽいし、やさしいし、気が利くし・・・
「あはは!なにそれっ!良ちゃんおかしー!」
でも緋奈は今
“目が見えない”
「一緒に歩きたいなー・・・」
小5のある朝、起きたときに目を開けてもその目に光は入ってこなかった。
「おいどうした緋奈・・・?」
生まれたときから緋奈は目が悪かったらしい。
「良ちゃん!良ちゃん!・・・えへへー」
それから三年。緋奈はずっと入院している。
「私、目見えないけど良ちゃんのことは誰よりも・・・」
緋奈は年ごろの女の子ができるような事が何一つできない。確かにそれは仕方がないかもしれない。
「だって私・・・私・・・」
そんな緋奈に幼なじみとして何をしてやれるのか。そんなことをずっと考えていた。
「私だって・・・その・・・女の子だしさ」
俺には緋奈の病気を治すことはできない。
「おー、それ可愛いじゃん似合ってる似合ってる」
だけど緋奈のそばにいることだけはできる。
「夏祭り行かないか?」
最近になってそんなことに気付いた。
季節は今、夏真っ盛り。
今年の夏は俺にとっても緋奈にとっても何かいいことが起こってほしい。と思う。
そして今日も、俺は緋奈の待つ病室に足を運ぶのだった。
「緋奈ー来たぞー」
「待ってたよー良ちゃん!」
どうも!DOGOONです。
え?なになに?「みゅうじっく!」の方はどうした?
少し休業(汗
もう一回構成を練り直しているのでしばしお待ちを・・・
ではでは、この作品の題名「eyes on me」ですが、ある歌手の歌の題名パクっちゃってます。(それっていいの!?誰か教えて!?)
探してみると、案外おもしろいかも。有名なゲームの主題歌になってますよ。
では、第一話をお楽しみに・・・