三人の2020年14月43日ー②
「ひたいしょう……何?」高木君は若干片眉が下げて、少し疑問に思っているそうだ。
「あー気にしなくていいよ」「ハハ……ゲームの話だね。」真津芽ちゃんと声が重ねて、私たちは一回お互い見つめ合って、心が通じ合っているように“うん”と頷いた。
そして、
「うん!ゲームの話だねー」「ああ、気にしなくていいよー」また声が重ねちゃった。
真面目な話をするつもりだったのに、こんな状況になって、笑わずにはいられなかった。
「ははー」「ふふ!」
「……コントか何かか?」頭に三本線が入っているように言った高木君。
彼は続けて言った。
「とにかく、その“ひたいしょうがた”とやらは置いといて。2対1の試合がしたいって、どういう意味?」
「そのままの意味よ!私たち二人で、高木君に一人!そういう試合がしたい!」私の話を聞いて、高木君はまるで“うんん……”と唸っているように、指で自分の眉間に触っていた。
苦悩じみな顔色で私の言葉に悩まされているらしい。
「えっと……あの……こう言うのはアレなんだが、まずテニスの試合の形式は、シングルスとダブルスの形式だけがあって……」
「いやいやいや。それはわかってるよ。1対1と2対2のことだよね?わかってるよ。」
「じゃあ、なんで……」
「ふん、ふん、ふん。簡単な話だ。それは――」
「それは……?」
「――高木君に勝つためだからさ!」
「……あ?」
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これは昨日のカラオケで、二人が“約束“についての会話内容である。
「真津芽ちゃん。あのね、私、この間にずっと観察していたんだ。高木君のことを。」
「うん?うん……それで、どうしたの?もしかして、ライト君は君に失礼なことをしたの?」
「いいえいいえ、そんなことないよ……まあ、ちょっと口が悪いところはあるみたいだけど?でも私は気にしてない。」
「そう……それで?一体どうした?」
少しの間をおいて。
「高木君……ずっと練習している。」
この話を聞いて、高木真津芽は頭を傾いた。
「練習しているのはいいことじゃない?たしか……プロも目指している。」
「うんん!そうじゃなくて……あのね。私が行く前にずっと練習しているのかわからないけど……この一週間の間、私があの公園に行くと、高木君は必ずいるの。」
高木真津芽は静かに聞いて、相槌のかわりに頷いている。
「学校のことも気になるけど……でも、私がもっと心配したのは、あの子はこの間ずーーっと、一つの練習だけしかしない。」
佐藤ジョシは一拍を置いて、真面目な顔で、次の話を言い出した。
「それは、サーブの練習。」
ここまで聞けば、高木真津芽も何となく佐藤ジョシは何が言いたいかわかってきた。昔の自分も似たようなことをしていたから。
中学の時に、ダンス部が残り二人。メンバーを募集するために、学園祭という一番メンバー募集できそうな一大事なイベントで舞台を出ることにしたのだが……真面目ゆえに過剰な練習をして、その結果、自分に怪我をさせちゃった。
舞台に出られなかった――いいえ。舞台に出られない上、その空いちゃった時間を埋めるために、色んな人に迷惑をかけてしまった。
特に――佐藤ジョシ。
高木真津芽は、昔の思い出が浮かべて、少し手を握りしめた。
あの時の後悔は忘れられない。
あの時の気持ちは今にも心に刻んでいる。
故に、彼女は佐藤ジョシの言っている意味がわかる。
「……要は、バランスの話だね。」
「うん。見ていて危なっかしいよ。」
「じゃあ、この話を私に言ってくれるのはつまり、私に練習を止めさせ――」高木真津芽は話の途中で、佐藤ジョシに強く否定された。
「いや!違う!」
「……え?」
「それに、ああいうタイプの子に“練習するな”と止めても、絶対素直に従わない。真津芽ちゃんなら一番そういう気持ちがわかるよね?」
「……そうね。」感懐深い、他に色々な気持ちも混ぜている。何とも言えない、少し複雑な気持ちでいる高木真津芽である。
「まあ、だから、私から真津芽ちゃんに一つお願いがあるんだ!」
「お願い?」
「ええ!高木君に言わないでね。」
?
「うん。わかった。」
****
――ふんふんふん……これはいわゆる、“勝ち負けで高木君に「喝」を入れる”作戦だ!!
そう。これは高木君のためにやっていることだ。
絶対に……私が姑息な手でこの子に勝ちたいわけじゃないんだからね!!!
調子を取り戻すには少し時間がかかりました。
すぐに投稿できなかったけど、今もちょっと動向や消息を注目しています。
選挙が終わったから、それで放置できるわけでじゃないので。
それでまあ……おめでとう?というべきかしら?
やはり危機感を感じた人たちはちゃんといましたね。
投票率が上がることに素直に嬉しいですね。
このまま少しずつ政治への関心を取り戻すのは一番最高です。
もちろん楽観的な観測に過ぎませんが。
でもまあ、とにかく、何事もいい方向になると、心から願っています!




