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1-9

その後公園を散策した後、教会に向かう。


クラスティーナ大聖堂。


王の戴冠式も行われる、国一番の教会で、

この国を守護する結界の中心点である。


この大聖堂の中心に魔法陣があり、

太古の昔、女神クラスティーナが

結界を授けたとされている。


その後3年に1度、公爵によって結界が強化され、

この国の平和が保たれている。


教会はゴシック建築で、細かい細工が、

教会全体に施されている。


何千年前にも建築が始まり、増改築を繰り返し、

作っては傷んだ所を修復し、

永久に完成しない大聖堂とも言われている。


中に入ると、恐ろしく高い天井から、

細い光が無数に入り込み、幻想的な空間となっている。


まばらに訪れてる人が、教会の建築を見たり、

女神クラスティーナに祈りを捧げていた。



「いつ来ても荘厳ですね」



思わず呟くとウィル様も頷く。



「この大聖堂を守り、この国を守る、

 それが僕の使命なんだ」



公爵の身分であるウィル様の言葉に頷く。


この国では魔法は誰でも使える、

しかし、ライターの代わりや、少し飲み水を出せる

程度で、そんなに大した事ができる訳ではない。


公爵の身分、結界の強化ができる程の魔力となると、

相当な努力がなくては得る事ができない。


だからこその公爵の身分なのだし、

この国の誰もが尊敬している。



「ウィルがいてくれれば、この国は安全なのですね」



そう言うと、久しぶりに驚いた顔をして、

手で顔を覆っている。


うーん、この反応は気になるが、原因が分からない・・・

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