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その後、茶葉の専門店や香水の店など、

ウィル様が案内するままに店を巡る。


正直、すごく楽しい。


身代わりで、ドレスや宝石やらもらって

いるのに、こんなに楽しくていいのかと思うぐらい。


最初は戸惑っていたウィル様も、

だんだんペースが掴めてきたのか、

普通に話してくれるようになり、

本当の恋人同士のようになった。


こんないい男と付き合わないなんて、

フェリシア様、損をしている気になるけど、

まあ、王太子の方が魅力的なのかしら?


とか、想像で考える。


フェリシアは公爵になれる程の魔力の持ち主で、

綺麗な女性の為、子供の時から王太子と婚約しているので、

恋も何もないかもしれないけど。




その後、少し遅めの昼食を取る、

その時、ウィル様が「遅くなって申し訳ありません」

と本当に申し訳なさそうに謝っていて、

そんなに気にする必要ないのにと思う。


運ばれて来たのは魚介類。

う~ん、貝、生は私食べれないのよね。


困った顔をしていると、

ウィル様が、すかさずフォローを入れてくれる。


「何か苦手な物でも」


「すみません、貝は生では食べれないんです」


そう言うと、ウエーターを呼んで、

生の貝を、火を通した料理に変えるよう、

指示を出してくれる。


普通の店なら断られるが、ここまでの高級店なら、

よくある事なので、ウィル様にお任せする。


お酒に蒸し焼きにされた貝は本当に美味しく、

身代わりサイコーと顔をほころばせる。


「美味しいですか?」


「凄く美味しいです!」


そういって、パスタやデザートまで、堪能した。

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