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1-6

約束の時間の15分前、ふと道路を見ると、

馬2頭立ての豪華な馬車が止まっていた。


まさかと思い、慌てて道路に出る。


するとウィル様が私に気づいて、

出てきてくれた。



「おはようございます。

早く来てしまったんです、まだ時間はあります、

女性は準備に時間がかかるでしょう?

ゆっくりしてもらっていいのですよ」


「いえ、もう準備は終わっています、

 ウィルさ・・ウィルさえよろしければ、出かけましょう」


「分かりました」



そう言って、馬車から花束を取り出す。



「この国で一番美しい貴方を独り占めできる、

幸運に感謝します、これをどうぞ」



満面の笑顔で言われ、思わず花束を受け取る。

花は真っ赤な薔薇、50本はあるだろうか、


うっわ~キッザ~と思わず思うが、

嬉しくない訳がない。



「ありがとうございます、えっとこのお花、

部屋で水に差してあげていいですか?」



持って行く必要はないし、すぐに枯れてしまっては

申し訳ないと提案する。


ウィル様は少し驚いた顔をした後、

いいですよと言ってくれた。


しばらく花を楽しんで、ドライフラワーにして、

ポプリにしようかしら・・・


そんな事を考えながら、部屋に戻り、

適当な花瓶は見当たらなかったので、

とりあえず洗面台に栓をして水を溜め、

そこに薔薇を置く。


洗面台に咲き誇る薔薇に満足しながら、

ウィル様の待つ馬車に向かった。

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