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異世界案内人との魔獣退治  作者: ビビ
第一章 「転移者:クルミ・ケイ
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プロローグ『いつかの世界救った日』

ナイフで人を刺すのはこれで何度目だろうか

力がない俺では、大きな剣を振り回すことはできない。


もし大きく重い剣を振り、首を跳ね飛ばすようなことができれば

苦しませることもなく、ナイフで肉を抉るような感覚を味わうこともなく

罪悪感を和らげることはできたのだろうか。


俺が今殺している相手が何かを言おうとしている

恨み言だろうか、でも聞く余裕はない。


少しでも苦しまずに殺してあげたい、


「――ないで。」


早く死んでくれ。

お願いだから、君を助けられなかったからせめて


「―自分を悪く思わないで」


ああ、やっぱり聞かなければよかった。

こう言うやつだった。自分より人のことを考えてしまうような

お人好し


「君の死を無駄にしない。次にどんな奴が現れても世界は俺が守るから」


そういうと、安心したような顔をして死んでいった。


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