59話 ローラン様と.....
明日も投稿します。
リンクス王子様一行が旅立ってからすぐに、ローラン様が屋敷にやってきました。
「フレア。」
「ローラン様、ごきげんよう。」
ローラン様は追悼式の時には完治していましたが、今までの仕事が溜まっていたので、仕事に追われたようです。
「やっとフレアに会うことが出来たよ。」
ローラン様は笑顔で言ってきました。
「私もローラン様に会いたかったですわ。」
私がそう言うと、ローラン様は驚いた顔をして
「本当にそう思ってくれてるの?」
聞いてきました。
「勿論ですわ。」
私は即答しました。
「····期待しちゃうよ····。では改めて、言わせて欲しい。これで最後にするつもりだよ。」
ローラン様は覚悟するように真剣な顔になりましたので、私も姿勢を正し言葉を待ちます。
ローラン様は私の前に来て片膝をつきました。
「フレア、私は君を愛してる!君だけを妻とし、一生愛すると誓うよ。もう迷わない。私と幸せな家庭を築いて欲しい。私と結婚してください!」
そう言って私の手を取りキスをしました。
私はローラン様を見つめました。
「はい。幸せな家庭を築きましょう!」
私はローラン様の頬を撫でながら笑顔で返事をしました。
ローラン様は一瞬、間抜けな顔をしましたが、すぐに少し涙を浮かべて笑顔になりました。
「フレア、本当に?」
「ええ。でも、もう浮気は許しませんから!妻も私一人だけですよ!他の妻を娶るのならすぐに離縁や婚約破棄をしますから!」
私は人差し指を立ててローラン様に言いました。
「勿論だよ!ありがとう!」
「きゃっ!」
ローラン様はいきなり、私を抱っこしてくるくる回りました。
ふふふ。ローラン様は凄く喜んでくれてます。
それからお母様に報告しました。お母様は喜んでくれました。
お父様はまだ仕事から帰ってきてないので、この後、国王様とお父様に正式に婚約したことを報告しに王城へ行くことになりました。
お父様は
「わかった。ローラン、今度こそちゃんとしろよ。」
と激励!?してました。
国王様も正式に婚約するので喜んでくれました。
家に帰り、少し話し合いをしました。
その時にリリアン御姉様とノーレン御姉様が帰ってきたので報告しました。
「ローラン様、今度フレアを泣かしたり裏切ったりしたら社交界ではいられないと思いくださいませ!」
ノーレン御姉様····嬉しいですが、ザヒーレ公爵よりキディンクス公爵の方が地位的には上ですわ····。でもノーレン御姉様はそんなことでは負けませんわね。
「フレア、後悔しない?」
リリアン御姉様····ありがとうございます。後悔は····するかもしれませんが、今はローラン様をお慕いしてますから大丈夫ですわ。
それぞれに心配されつつも祝福してくれました。
仮婚約する際に、正式に婚約した時は婚前生活をするという約束をしてましたので、ローラン様はやはり婚前生活をしたいと言ってきました。
リリアン御姉様は反対しましたが、週に二回実家に帰ることを条件に了承を得ました。
その後シャベールお兄様が加わり、もの凄く反対されました。
「私とのお風呂を一緒に入るという約束があるだろ!」
「シャベール、まだ言ってるのか!婚約したのだからフレアと一緒なんかお風呂はダメだ!」
「いいや!それは譲れん!」
などと、かなり低いレベルで言い合いをしましたが、シャベールお兄様とのお風呂は、私たちが結婚するまでか、シャベールお兄様に婚約者や恋人が出来るまで続行と決まりました。
ローラン様は不貞腐れたのはいうまでもありません。
色々と横槍が入りましたが、私が12歳になった時に婚前生活をすることに決まりました。
私も、もうすぐ12歳になります。
婚前生活も、すぐ始まります!
私の婚約が正式に決まった夜、シャベールお兄様が一緒にお風呂に入りたいとねだってきました。
全く····子供ですわね。
そこへリリアン御姉様も加わろうとしましたが、
「これはフレアとの約束だから!」
と突っぱねてしまいました。
はあ~。ため息しかでませんわ。
覚悟を決めお風呂場にやってきました。
シャベールお兄様は笑顔で両手を広げて待ってました。
······シャベールお兄様····
私は先にシャベールお兄様に入っててもらい、脱水所で服を脱ぎシャベールお兄様の待つお風呂へと行きました。
シャベールお兄様はいつものように、私と髪の毛と身体を洗うと聞かなくて、私がまたもや折れました。
「フレアの陰◯はいつ生えてくるだろうか?成長成長!」
と独り言を言いながら、身体を洗ってくれて、今日は洗いっこしようと、とんでもないことを言ってきました。
私がシャベールお兄様に逆らえる訳でもなく、背中を洗い····脚を洗い···
「え?前もですか?」
「当たり前じゃないか!洗いっこなんだから!」
シャベールお兄様は仁王門立ちをして、洗うのを待ってました。
私は胸、お腹と洗い····震える手で陰◯を洗いました····。
シャベールお兄様·····形が変わってきてますわ···。
私は素早く洗いましたが、
「もう少ししっかり洗って欲しいな!デリケートな所だから。」
デリケートな所···確かにそうですが、今はそんなふうに見えませんわ。
私はなるべく顔を反らし洗いました!例え大きくなって硬くなっていこうが!
何とか洗い終え、次は湯船へ。
相変わらず私を膝の上に乗せ、ご満悦なシャベールお兄様。
これが毎週続くかと思うと、少し憂鬱になります。
この日も、私がのぼせるまでお風呂に入ってました。
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それから2ヶ月後に私の12歳の誕生日がきました。
ピィーちゃんもすっかり成体らしくなりました。
でも相変わらず可愛いですわ!いつも私に甘えてきます。
一つ違うことが増えたと言ったら、グリちゃんがこちらへ住むようになりました。ピィーちゃんから離れないのです。マリア伯爵夫人の元へ帰らなくなったのです。
それは1ヶ月くらい前、野生のグリピーツフォンがピィーちゃんを狙ってやってきたのです。その時にたまたまグリちゃんが、ピィーちゃんに会いに来ていて、戦闘になりました。相手はピィーちゃんより二回りくらい大きかったのですが、グリちゃんは臆することなく向かって行ってました。
ものすごい闘いでした。本当にメスを巡って死闘を繰り広げてました。私たち人間はそれを目の当たりをし唖然としてました。
最後の最後で危ういところでしたがグリちゃんが勝利しましたが、かなりの怪我をしてました。ピィーちゃんも心配そうに寄り添い
「クルル クルル」
と話かけていました。私は回復魔法を使い怪我を治したら、グリちゃんから初めてスリスリしてくれました。
きっとお礼をしてくたのだと思います。
それから、アンドリエ家に住み着くようになりました。
マリア伯爵夫人は
「番を見つけたのなら仕方ないわ。寂しいけど、知らない所にいる訳ではないから安心してるわ。」
と言ってました。
私はグリちゃんの為に、寝床の籠を用意しました。結構気になってくれてるみたいで、ちゃんと籠の中に入って寝てくれています。
そして、週末にはローラン様の元へ行き、一緒に住みます。
ローラン様は婚約が正式に決まったらすぐに、アンドリエ家とキディンクス家の中間くらいの場所に屋敷を建てました。
ローラン様は次男ですが、なんと、前回の戦争での立役者だということで大公爵の称号を頂きました!
そして家名はストローンと名付けられました。
今はローラン·ファン·ストローンになりました。
私もローラン様と結婚したら、
フレア·ファン·ストローンになります。
ちょっと照れますね。
そこへはアンドリエ家から数名のメイドを連れて行き、あとは募集して決まったそうです。執事はキディンクス家の今の執事のお孫さんだそうで、ローラン様の執事になるべく勉強した方に決まりした。
その屋敷には、ちゃんとピィーちゃんとグリちゃんの部屋を作ってくれました。外側から出入り出来るように、二匹専用のドアを作ってくれました。
ローラン様はちゃんと考えてくれてて、とても嬉しく感じました。
徐々に荷物も運び、週末にはピィーちゃん、グリちゃんたちと一緒にいきます。
前日にはお別れパーティーをしました。リリアン御姉様には盛大に泣かれオロオロしました。
お母様も安定期に入り、お腹も目立ってきました。アンナ御姉様も特別に許可もらって帰ってきてくれました。アンナ御姉様はもう七ヶ月なので結構お腹が出てました。顔色も良く、幸せそうです。
ノーレン御姉様も安定期に入ったみいで、いつも御姉様でした。
シャベールお兄様は
「くそ!ローランのやつめ!」
とぶつぶつ言っていました。
お父様もお母様も優しい顔で私を見てくれています。
そして次の日の朝、ローラン様が迎えにきました。そしてお父様とお母様に挨拶し、私達は皆に見送られながらアンドリエ家をあとにしました。
新しい家はピィーちゃんもグリちゃんも気に入ったみいで、外の出入りを何回もしてました。
「今日から別々の部屋で寝るのよ。グリちゃんと一緒だから寂しくないよね?」
私が説得するように言いました。ピィーちゃんは言葉を理解しているのか、「クルル···ル」と寂しいそうに鳴きました。胸がきゅんとなりましたが、グリちゃんが、ピィーちゃんにスリスリして慰めてました。
私も寂しいけど仕方ないですわ!
私は自分の新しい部屋に案内されました。
寝室は一緒で、ローラン様と一緒に寝るとのこと····。
もしかしたら今日が初夜!?
そう考えたら胸がドキドキしてきました。
ローラン様、まだ結婚してないのだから別々がいいと言いましたが、
「やっと一緒に住めるのに却下!」
と頑なになり、やはり一緒のベッドで寝ることになりました。
さて、家事ですが、料理は自分でしようかと思ってます!
さすがに掃除、洗濯までは出来ませんが料理くらいはしたいと思っております!
今日は前世で言う肉じゃがを作りました。お肉の薄切りにはできませんので一口サイズの角切りにしました。お肉はオークの肉を使い、じゃがいも、人参など(全てもどき)を使いコトコトと煮込みました。
ローラン様は美味しいと褒めてくれて、おかわりまでしてくれました。
「温かい夕食だ。嬉しい。」
と言ってましたが····キディンクス家では冷たいご飯を食べさせたのでしょうか?
「温かいご飯とはどういう意味ですの?」
私が問うと、ローラン様は少し表情が暗くなり
「私の産みの母親は私が幼い頃に亡くなっているんだ。今の母は継母なんだ。私の母が亡くなったから正妻になったんだ。だから物心ついた時には私はいつも家では独りぼっちだった。毒をもられ殺されかけたことも何回かあった。」
「殺されかけたですって!?」
「だから家には居たくなかった。食事もいつも独りだったしね。もしくは友人と外食とか多かったかな。だから温かい家庭を作りたいんだ。」
ローラン様は家族に飢えてるんですね。だから部屋も殺風景で。あまり部屋に戻られてなかったのですね···。
「フレア、今日は覚悟しといてね。」
ドキッ!
ローラン様は妖艶な笑みをしました。
ローラン様はやる気なんですね····。
食事が終わり、お風呂へ入りました。
ローラン様が一緒に入ろうって言ってきましたが却下しました。
「シャベールとは入ってのるに。」
それとこれとは別ですわ!
こちらは色々と覚悟が必要なんですから!
ローラン様からお風呂に入り、次に私が入りました。
色んな所を念入りに洗いましたとも!!
こんな歳で経験するなんて····。体格差かなりありますし、きっとアソコも····。
かなり恐怖ですが、いつかは経験することですわ!
女は度胸です!
お風呂から上がると、ローラン様は上半身裸の状態でベッドの上で起き上がっていて、こちらを見てました。
「フレア····。良かった。ウソじゃない。現実なんだね。」
ローラン様は顔をくしゃりとし、泣きそうな顔をされてます。
「ローラン様····。」
「フレアこっちへおいで。」
ローラン様は両手を広げて待っています。
私はごくりと喉をならし、ローラン様の元へ向かいました。
ローラン様の前に立つと、腕を持たれぐいっと引き寄せられた。身体がガクッとなってローラン様の胸に飛び込むような感じになりました。
ローラン様はそんな私を受け止めてベッドの中へと連れていきました。
ローラン様は私にそっとキスをしてきました。
「フレア、覚悟はいいかい?」
ニヤリとして言ってきます。
「····明かりを消して下さい。」
私はお願いしたのですが
「消したら何も見えなくなるから、火を小さくするね。」
ローラン様はランプの火を小さくしてくれました。
そして私の頬を撫でて、顔を近づけてきたので私は目を閉じました。
次の日は立ち上がることが困難じゃないかと思うくらい下部に、少し体勢を変えるだけでも激痛がはしります。やはり体格差を考えたらかなり無理がありました。
前世の初めての子としたときのことを思い出しました。かなり痛がってましたが、本当に···本当に痛かったですぅぅ!
しかもローラン様は二回も求めてきて····。
私はあまりの痛さに途中気を失ってしまいました。
朝起きたら、身体はさっぱりしてて、シーツも綺麗になってました。多分えらいことになってたと思いますわ。
昨夜のことを思い出すと、恥ずかしいですわ。自分があんな····。
今はローラン様の腕の中にいます。ローラン様は満足したような顔で寝てます。
私は少し動くだけでも痛いのに、何か悔しいですわ!
そう思うと憎らしくなって、鼻を摘まんでやりましたわ!
ローラン様は息苦しくなったのでしょう。眉間にシワを寄せました。
私は可哀想になり、鼻を解いてあげました。
ローラン様はホッとした顔になり、また幸せそうな顔をしました。
「これで起きないなんて····」
私はクスリと笑い、鼻をツンツンしながら
ちゃーんと幸せにしてくださいね。
私の希望の一夫一妻をちゃんと守って下さいね。
ずっと私を好きでいてくださいね。
私とずっと····幸せな家庭を築いいきましょうね。
私はそうローラン様に問いかけながら、もう一度眠りにつきました。
お読みくださりありがとうございます。




