表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/69

50話 兄妹と一緒!①

今回は書いてみたかった話です!

続きます(笑)


宣伝


本日、ムーンで掲載している


「私のお腹の子は~兄の子を身籠りました~」

の続話をアップしました。

宜しくお願いいたします。


明日のアップはお休みさせていただきます。

申し訳ございません。


日常に戻ったある日の土曜日。


シャベールお兄様から、ムーンフォンス王子様のあれからの後のことを教えてくれた。


ムーンフォンス王子様は少しおかしくなっていたらしいのです。

昼間はきちんと普通に仕事もし、普通に会話をするのだが、夜になったら、私を探して部屋の中て暴れることもしばしばあるとのことです。


その話を聞き付けた、ムーンフォンス王子の婚約者であるリゾレット様が、軟禁塔に来て一緒に寝泊まりをしているそうです。

リゾレット様はムーンフォンス王子を好きなんですわね。


ただ、ムーンフォンス王子様にはリゾレット様と幸せになって欲しいと願うだけです。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



ある週の金曜日。


本日もピィーちゃんは全開で庭園を走り回ってますわ。


すると空からバサンバサンと、鳥が飛んで来ます。


護衛の方が

「 グリピーツフォン!?」


と叫んでます。


グリピーツフォンと言えば、ピィーちゃん!ピィーちゃんと言えばグリちゃんね!


多分、森じゃないから野生のグリピーツフォンは居ないと思いますが···。


そのグリピーツフォンは降下を始めて、私の前に降りてきました。


「フレア様!」


護衛は一斉に グリピーツフォンを退治しようとやってきました。


「大丈夫よ!」


私は手を上げ、護衛を止まらせました。


私はそのグリピーツフォンを見てにっこりしました。


そのグリピーツフォンはやっぱりグリちゃんでした!

だってお母様が作ったポーチを首からぶら下げてますもの。マリア伯爵夫人からお手紙でしょうか···


私は両手を広げて


「グリちゃん!いらっしゃい!」


と駆け寄って行きましたが、グリちゃんには私の横を通りすぎ、一直線にピィーちゃんの元へ駆け寄ってます。


「·····。」


ヨイル村の時と一緒ですわね····別にいいですけど!


ピィーちゃんと会えたのが約2ヶ月ぶりですもの。仕方ありませんわね。


グリちゃんとピィーちゃんはお互いにスリスリし合ってます。

グリちゃんはすかさず、ピィーちゃんの頭の羽繕いをしてます。


私はふぅとため息をつき


「グリちゃんの愛に感服ですわ。」


そっとグリちゃんに近づき、

「グリちゃん、ポーチ取るね。」


と言ったら羽繕いを止めて、ピーンと首を伸ばしました。

相変わらず、頭がいいですわ。

ポーチを取り、お母様の所へ持っていきました。



屋敷へ入りお母様の部屋に行き、お母様へポーチを渡しました。

いつもはお父様がべったりとお母様にくっついてますが、本日は仕事に出ております。午前中だけ仕事するとの事なので、午後からはお父様と待ち合わせをしてデートするそうです。

一時は離縁騒動もありましたが、「雨振って地固まる」という、ことわざのように地が固まって良かったです。



私はまた外へ行こうと階段を降りていた時に、シャベールお兄様がちょうど上がって来てました。

珍しくシャベールお兄様いたのですね。


シャベールお兄様は私に気付き


「フレア!」


「シャベールお兄様、本日はお出かけになりませんの?」


シャベールお兄様は少し眉間にシワを寄せ


「いたら悪いかい?」


あっ!怒らせちゃったかな!


「ごめんなさい!いつもお忙しいそうにしているのでつい···」


私は慌てて謝りました。


するとシャベールお兄様はニヤリとし、


「傷ついたよ。だからお詫びに私と一緒にお風呂に入るんだ。」


···傷つくことをいいましたか?···しかもお詫びと言いながら命令になってますわ。

何故そんなに私とお風呂を入りたがるのかが、分かりません。


普通は「お詫びに一緒に入ってくれないか?」ではないでしょうか···。


私が黙っていると


「はい!決まりだね!」


勝手に話が進みます。

私はこれはヤバいと思い


「シャベールお兄様!ちょっと···」


言いかけた所に


「それ面白そうですわね。私も参加しますわ。」


階段の上から声がしました。振り向いて見ると、そこにはノーレン御姉様と、アンナ御姉様が居ました。


御姉様方も本日は婚約者とは会わなかったのですか?


「ノーレン、お前は要らぬ。」


シャベールお兄様はちょっと嫌そうに言ってます。

「あら、そんなこと言わないで下さい。同じ兄妹ですわよ?」


「私も一緒に入りたいわ。」


アンナ御姉様まで····。


「アンナお前まで····」


「だって、フレアとは離縁騒動からずっと一緒に入ってませんもの。こっちに帰ってきても色々ありましたし、今はフレアはピィーちゃんと一緒に入ってるから無理ですもの。」


本当に色々ありました····(遠い目)



「そうですわ!私達も一緒に入りたいのです。なんでしたらシャベールお兄様は入らなくてよろしくてよ!」


「おい!これは私とフレアの話で「フレアはどっちがいい?」」


ノーレン御姉様はシャベールお兄様の言葉を遮りました。さすがです!ノーレン御姉様!


「私たち姉妹とシャベールお兄様と一緒に入るのと、シャベールお兄様だけと一緒に入るのとどっちがいいかしら?」


ラッキーな援護を頂きましたわ!

私はすかさず

「私は皆で入りたいですわ!シャベールお兄様!でないとシャベールお兄様と一緒にお風呂に入りませんわ!」


と言いました。シャベールお兄様は複雑な顔をし


「····分かった···。」



かくして、私は三人と入ることが決まりました。


夜ではなく今から入ることにしました。

夜はやはりピィーちゃんと入らないといけませんし、今ならグリちゃんが居ますから相手をしくれてますしね。



早速、各自お風呂セットの用意をしに部屋へ戻りました。


シャベールお兄様はまだ納得してないようで


「せっかくフレアと二人でお風呂に入るチャンスを···」


とか独り言をいっておりました。

しつこいですわ!シャベールお兄様!


部屋でお風呂セットの用意をしていると

ドアをノックする音が聞こえました。


「はい?」


「フレア?私リリアンよ。入ってもいい?」


え?リリアン御姉様?確か昨日からバーバス様の所にお泊まりに行っていたはずでは?


軟禁塔に泊まりに行くのもどうかと思いますが····


私は急いでドアを開けた。


「どうぞ。」


「ありがとう。」


リリアン御姉様は部屋に入ってきて椅子に座った。


「どうかなさったのですか?」


私が聞くと、リリアン御姉様は困ったような顔になり


「うーん、ちょっとねー!バーバスの方に仕事が入ってね···邪魔しちゃ悪いから帰ってきたの。」


「そうなんですの?ちゃんとバーバス様にそのことを言って帰ってきたのですか?」


前に何も言わずに帰ってきたらしくて、バーバス様が焦って屋敷に来たことがあるのです。


「大丈夫よ。今回は喧嘩じゃないから!」


ならいいですが····


「そういえば外に大きな グリピーツフォンがいたよ。ピィーちゃんと一緒にいたけど大丈夫?」


グリちゃんですわね。


「大丈夫ですわ。グリちゃんと言って、マリア伯爵夫人が飼っておられるんです。」


「え?マリア伯爵夫人って グリピーツフォン飼ってんの?やっぱり変わってる人だよね。」


リリアン御姉様は驚いております。

確かにマリア様は変わってますわね····。


「ところでフレアは何をしてるの?」


リリアン御姉様に聞かれたので、今までの経緯をお話ししました。


「うっそー!面白そう!私も入るっ!」


リリアン御姉様は乗る気満々です。


「一度、シャベールお兄様の一物(アソコ)を見たかったんだよねー!」


·····一物(あれ)は凶器になる品物ですわ···。


こうしてお風呂に入る人が増えました。



「あら、リリアンも入るの?」


「ノーレン御姉様、もちろんよ!こんな面白いことに参加しない訳に行かないじゃない!」


「ですわね!」


三姉妹恐るべし。


シャベールお兄様の嫌そうな顔から険しくなりました。


そこへ


「ただいま帰りました。」


ギオレットお兄様が帰ってきました。

シャベールお兄様がギオレットお兄様を見て


「ギオレット、ちょうどいいところに帰ってきたな。これから兄妹達全員でお風呂に入ろうということになった。お前も入れ!」


「え?え?」


ギオレットお兄様はとばっちりを受けたようですわ・・・・。


ギオレットお兄様は何を言われてるか、理解されてないようです。


「いいから、お風呂に入る準備をするんだ。」


シャベールお兄様は、ギオレットお兄様の背中を押し促す。


「兄上、止めて下さい。私はこの歳で兄妹とお風呂なんて入りたいと思いません!」


ギオレットお兄様は抵抗しますが


「ノーレン達がお嫁に行ったら、兄妹のこういう交流も出来なくなるんだぞ!これが最後のチャンスだ!これは兄としての命令だ!早くお風呂の用意をしてこい!」


シャベールお兄様が言いくるめて、最後に兄の特権を出してきました。シャベールお兄様せこいですわ!


ギオレットお兄様も兄の命令と言われれば、断れる訳でもなく、肩を落として自分の部屋に向かわれました。


なんか変なことになってますが、これから何年振りかの兄妹達全員でお風呂へ入ることになりました!



いつもお読みくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ