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45話 監禁された模様です。

ここから少しの間は二人称で話が進みます。


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本日、ムーンで掲載している「私のお腹の子は~兄の子を身籠りました~」をアップしました。


よろしくお願いいたします。


http://novel18.syosetu.com/n7362dv/


とりあえず落ち着かないと!


きっと助けは来てくれるはずだわ。


お母様もなかなか帰らない私を心配してるはずだし。

今はもう探してくれてるかもしれません。


しかしムーフォンス王子は何故こんなことしたのかしら。


ローラン様と婚約解消したかったとか、よく分からないこと言ってましたわ。


しかもずっと一緒って言ってましたわ···。

私はムーフォンス王子の奥さんと言うか、誰にも知られないようにって言ってましたから愛人として暮らすってことかしら···。


嫌!そんなの絶対嫌だわ!


ムーフォンス王子は嫌いじゃないけど、ちょっと苦手です。

なんか思い込み激しいし。


もしかして、今夜襲われちゃう!?


どうしよう!どうしよう!



私は部屋を探索しました。窓を探したがなかった。ドアには勿論鍵がかかってるし。


でも部屋は凄く広い。トイレも、お風呂もちゃんとあります。


ここはもしや軟禁塔かしら。


確か、王族の反逆者や犯罪者たちを収容していた軟禁塔が、王城から少し離れた所に在るって聞いたことがあるわ。


しかもこの部屋は凄い広いし豪華だから、妃様用のお部屋かもしれません。


そんなところに捜索の者が来てくれるかしら?

不安だわ···。


考え込んでいると


コンコンとドアをノックする音が聞こえた。


ドキッ!まさかムーフォンス王子?


「失礼します。」


女性の声で、その人は鍵を開けて部屋に入ってきました。


「フレア様、お食事をお持ちしました。」


入って来たのは少しキツそうな顔した40歳前後の女性でした。


入ってきた時に逃げ出せないかと思いドアの方を見ると、護衛らしき人が二人見えました。

···逃げるは無理そうですわ···


女性はテーブルに食事の用意をしていきました。


私は思いきって聞いてみました。


「あの···私はこの部屋を出たいのですが。」


女性は作業を終え、こちらを向いて


「フレア様、それは出来ませんわ。ムーフォンス殿下から、フレア様は一切外には出すなと言われております。」


「····」


「フレア様、くれぐれも逃げ出そうとか思いませんように。ムーフォンス殿下の命令です。」


はあ、やっぱり無理でしたわ···


「申し遅れまして申し訳ございません。フレア様のお世話をさせて頂きますミジャラと申します。何かお困りや欲しい物がございましたら、こちらの呼び鈴でお呼びくださいませ。」


ミジャラは呼び鈴をテーブルの上に置きました。


そして一礼して

「失礼します。」


部屋から出で行き鍵をかけました。



これからどうしましょう····。


人知れずここに住み、ムーフォンス王子様に手ごめにされて、ムーフォンス王子様の子供を産み、育てていかないといけないのでしょうか····。


···嫌ですわ!私は祝福されて結婚もしたいですし、好きな人の子供も産みたいですわ!


きっと、きっと誰かが助けに来てくれますわ!



私は何かいい方法がないかと考えてましたが、


そうだわ!呼び笛がありますわ!


ピィーちゃんのことはまだ秘密なので、笛は首から掛けるようにはしておらず、実はパンツにポケットを作り入れているのです。


ここなら基本、バレることもないですし。隠し場所にはもってこいの所ですわ。


屋敷にいるときは勿論首から下げてます。


でも窓もない所···と思ったらかなり高い所に小窓がありました。


少し開いてます。空気の入れ換え用の窓ですわね。


笛を吹いたらピィーちゃんは来てくれるかしら。

でもまだピィーちゃんは子供だし、秘密にしてるからきっと来たら大騒ぎなるわ。


そう思うと笛は吹けませんでした···。




何もすることもありませんわ。


私はミジャラを呼び、


「暇だからお裁縫をしたいので、布地と裁縫道具を持ってきてください。あと、魔物図鑑と、魔法の本を数冊見繕って持ってきて欲しいの。」


私がお願いすると


「魔物図鑑ですか?」


驚いた顔をされました。


王城にある図鑑なら一般のよりも、詳しく書いているのではと思いお願いをしました。


「そうよ。」


私がそう答えると


「畏まりました。」


ミジャラはお辞儀をして部屋から出て行きました。


私に今できることは、助けを待つことのみですわ。

その間に勉強でもしたりして、暇と、不安を無くさなければ!



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



その日は、何かをしてないと不安で押し潰させそうになるので、一心不乱にハンカチを作りました。刺繍にも拘ったので時間もかかり無心でできましたわ。


そして夕食の時間になり、食事をしていました。


「フレア様、本日はムーフォンス殿下が来られるのが難しいかもしれないので、先に休んでくれとのことです。」


「···そう···」


別に来なくても良いですわ。


てか遅くなってもくる気つもりなのですね。


先に休むようにと言われたので、今夜は身の危険は無さそうですわ!


今夜はムーフォンス王子様がくる前に早く寝なくては!


私はテーブルの下で小さくガッツポーズをしました。





  ーー少し遡りーー~ムーフォンス~


私はフレアを軟禁塔へ置いたあと、王城へ戻り、自分の執務室へ向かっていた。

途中に母上の姿が見えた。

母上は私に気付き


「ムーフォンス、フレアを見掛けませんでしたか?」


来た!


「母上、どうかなさったのですか?」


「今日はミチルダと一緒にフレアも挨拶にきてくれたのだけど、外の空気を吸ってくると庭園に向かったまま帰ってこないのです。」


私は考えるような仕草をし


「フレア嬢は見掛けませんでした。」


「そう···どこ行ったのかしら。ムーフォンス、見掛けたらすぐに私の部屋にくるように言ってちょうだい。」


「分かりました。」


母上はまたキョロキョロしながらフレアを探しに行った。


母上、申し訳ないがフレアは返すつもりはありません。



私は執務室を目指し歩き始めた。



「おい!ムーフォンス!フレア殿が行方不明らしいぞ!」


執務室に入ったら、親友でもあり私の片腕でもあるバーバスがいた。


「みたいだな。母上にフレア嬢のことを聞かれたよ。」


「···お前、心配じゃないのか?」


ドキッとした。

バーバスは見透かすように


「お前、何かしたんじゃないだろうな。」


「するわけないだろう!」


バーバスは私をじっと見つめる。


「···もっと慌てて捜しに行くと思ったけどな。」


少し怪しまれてるな···バーバスには言っても良いが、ちゃんとフレアを私の物にしてからだ。


「どうせ、母上が護衛を動かして捜索してるだろう。こちらが無闇に動いても仕方がない。さあ、仕事をするぞ。」


「···分かった···。」


バーバスは私の隣にある自分の執務室へ戻って行った。


バーバスは聡いからな···やはり奴にバレるのは時間の問題か···。


外は騒がしく、フレアを探しているようだ。

途中、私の乳母であったミジャラが来て


「フレア様が魔物図鑑と魔法の本が読たいと言われております。」


「そうか、とりあえず私の部屋にある魔法の本を適当に数冊持って行ってくれ。魔物図鑑はあとで書物室に行って探してから私が持っていく。」


「畏まりました。」


ミジャラはその場から去って行った。


フレアの監視と護衛には私に忠実な数名を配置している。勿論お給金も上乗せをするつもりだ。


中でもミジャラは私の乳母だった人物で口は堅い。例え、母上や父上にフレアのことを聞かれても、内密にするようにと言っているので話さないだろう。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


なかなかフレアが見つからないので、私もバーバスも駆り出されることになった。


これは遅くなるな···


ミジャラの所へ行き、フレアには先に寝るようにと伝言を言って、捜索に参加した。


かなりの大騒動になっていた。

この国の宰相の娘が行方不明なのだ。当然と言えば当然だ。

シャベール殿もギオレット殿も血相を変えて捜索している。


そしてフレアの婚約者でもあるローラン···。

思ったよりも早く辺境から帰ってきた。


私なら永久に辺境に留めておくものを···。


ローラン殿、悪いな。フレアは私の手中にある。私の花嫁となるのだ。


フレアは見付からなかったが、夜中なので一旦中断になった。明日も捜索することとなった。


やっと終わったか···私は自分の部屋に帰る振りをして、王族だけが知る秘密のルートでフレアのいる軟禁塔へ向かった。


軟禁塔に着くとミジャラがいた。


「ムーフォンス殿下、お風呂が出来ております。」


「分かった。」


フレアは既に寝ているとの事なので、一階下の部屋にお風呂が用意されており、入った。


そして、フレアがいる部屋を向かった。


ドアに立っている護衛に労いの言葉を言い、部屋に入った。


ランプの小さい炎がフレアを照らしている。


私は足音を立てないようにベッドへ向かい、覗き込む。


フレアは疲れていたのか良く寝ていた。


私はそっと布団に入りフレアを隣へ寝転んだ。

私はランプの炎で照らされいる、フレアを寝顔を見つめた。


可愛い。可愛い。そして愛しい。


私はそっと唇にキスをした。


今日は無理だったけど、明日は君を抱くつもりだよ。


10歳の君、嫌もうすぐ11歳の君には酷かもしれないけど、覚悟しておいて。


私はフレアをこの腕に抱きしめ、喜びの中眠りについた。




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