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44話 誘拐されました!?

本日、ムーンで掲載しいる。「私のお腹の子は~兄の子を身籠りました~」

の続話をアップしました。宜しくお願いいたします

http://novel18.syosetu.com/n7362dv/


私とお母様と二人で王城に向かいました。

ピィーちゃんは、屋敷でお留守番です。

本当は連れて行きたかったのですが、急激に環境が変わったのに、それで城に連れて行くのはストレスが溜まるだろうと、シャベールお兄様に言われて止めました。


幸い庭園は気に入ったようで、最初は寂しそうな鳴き声をしましたが、どうしても一緒には入れないと分かったようで、走り回り、餌を探してます。

そして護衛の方とリリアン御姉様がピィーちゃんを見てくれてます。


早く帰るから待っててね!ピィーちゃん!




王城に着き、フローラ様のところに案内されました。部屋に入ると、既にマリア伯爵夫人が居ました。


「ミチルダ、フレア、よく来てくれたわ。座ってちょうだい。」


「ありがとう。フローラ。」

「ありがとうございます。フローラ様」


私達は椅子に座りました。


そしてお母様が


「マリア、フローラ、この度はご迷惑と心配かけてごめんなさい。」


頭を下げ謝りました。

急いで私も頭を下げました。


「まあ、こうなるとは判ってたけどね。」


マリア伯爵夫人がニッコリ笑って言う。


「そうねえ。離縁するって聞いた時は本当に驚いたけど、あのダンが了承するかしらって思ったわ。」


フローラ様もニッコリして言いました。


フローラ様も最初からご存知だったのですね····。


「わたくしは本気だったわ。」


「分かってるわよ。ダンは凄かったわよー!週に何回も私の所へきて、「ミチルダを知らないか!連絡はこないか!」ってね。しらを切るのに苦労したんだから!」


「迷惑をかけたわ。」


「それに、うちの王子二人も動いていたようでしたしね。マリア、こちらも迷惑かけたわね。」


「そうそう!ムーフォンス殿下とリンクス殿下の部下が来てね!あれも大変だったわ!」


やっぱり····。


私が黙って聞いていると、フローラ様から声をかけられました。


「フレア、ムーフォンスもリンクスも諦めてないみたいなんだけど、キディングス公爵家のローランとはどうなってるの?」


二人共、諦めてくれてないんですね···。


「ローラン様は婚約の解消をしてないと言っておりました。」


「そうね。陛下にもそんな報告はまだ来てないっておっしゃってたわ。それでどうするつもりなの?」


「私は···このまま仮の婚約を続行しようと思います。」


悩みましたが、ヘタレだし、女癖悪かったし。

でも、一度は離れた私でもずっと好きでいてくれて···前、ヨイルに来たローラン様は何か吹っ切れた顔をしてましたし、私が知っているローラン様とは良い意味で違って見えました。


もしかしたら、本当に女性を絶って、結婚しても妾は作らないかもっていう思いになりました。


少し信じてみようって思いました。

まだ本当の婚約までに約一年ありますしね!



「そう、で、ミチルダはどうなったの?一応ヴィアインとは離縁したとは報告受けてるわ。」


「そうね···またダンから報告くると思うけど、後の二人も離縁したようですわ。基本、妾は拒む権限はありませんしね。」


「そうね。」


「ええ、でもサラの方はどうやら、下の子がどこかの伯爵の子らしいわ。私は詳しく聞かなかったけど。」


「不義の子ってこと?」


えー!本当に?


「ええ。そうらしいわ。本人は否定してたけど、子供がある伯爵とそっくりらしいですわ。その伯爵との関係しているのもダンは知っているみたいだったわ。でもサラの子供の養育費も生活の援助はすると言ってます。リーンの方も生活面でも援助はするそうよ。それは当たり前ですわ。」


「しかし、ダンも不義の子と判ってほって置いたのかしら。」


「ええ。わたくし以外では無理やり押し付けられたのようなものですもの。それでも彼なりには大事にしてたそうよ。毎週通ってましたし。」


「それにしても···。」


本当にそうですわ。お父様って···


「恥ずかしいですが、わたくし以外には興味なかったと···。義理は果たしてきたつもりだと言ってるわ。それに···」


お母様は、私をチラッと見て言いにくそうにしてます。


「ミチルダ?」


フローラ様がお母様に聞きました。


「あまり娘の前で言いたくないわ。」


うーん。エッチ系のお話でしょうか。


「いいじゃない!フレアの将来の為になるかもしれないわよ!」


マリア伯爵夫人が煽ります。


「···その··」


お母様がチラッと私をまた見て


「その、妾を娶ったり愛人を作ったりしていたのは、わたくしに負担をあまりかけたくなかったからと言われたましたの。」


どういうことでしょうか?


「それはつまり何なの?」


「毎日わたくしを求めてしまうから、壊すんじゃないかと思って···だそうよ。」


なるほど···じゃなくて!お母様の代わりに発散してたってことですの!?


お父様···ちょっと最低ですわ···。

でも一応、妾や愛人のイベント事とかの相手はしていたようですから···


その方達が居なくなったと言うことは、お母様が全て、お父様の愛を受けなけらばならないのね···お母様はベッドから起き上がれるのかしら···。



「相変わらずダンの貴女に対する愛は重いわね。」


マリア伯爵夫人、そんなにはっきりと!


「そうかしら?」


「本人は気づいてないでしょうけど、私達から見たら昔から凄かったわよ。ねぇフローラ?」


「そうね。近寄る男性には凄い目で睨んだり、牽制してたもの。」


昔からですか!?


「貴女の前では見せないようにしてみたいね。言葉も少なそうだし、不器用な男なのよ。ダンは!」


はい。確かに言葉は足りないかもしれません。


まだ、お父様の話で盛り上がりそうだったので、少し外の空気でも吸って来ることにしました。


「お母様、私は外に行って庭園を少し散歩してきますわ。」


「そう、気をつけてね。」


フローラ様、マリア伯爵夫人にも挨拶をして部屋を出ました。



私は廊下を歩いて庭園に向かっていました。


すると、後ろから


「フレア···」


と名前を呼ばれました。

後ろを振り向くとそこにはムーフォンス王子様がいた。


「ムーフォンス王子様···」


「フレア···」


いつの間にか呼び捨てになってますわ。

···別に構いませんけど。


ムーフォンス王子様はいきなり抱きついてきて


「無事で良かった···」


···心配してくれてたのですね。


「···はい。ご心配おかけしました。」


私が言うと


「本当に心配したよ。」


ムーフォンス王子様が私を拘束していた腕を解き···


「うっ!」


私の口と鼻をハンカチで塞いできました。


私は抵抗しましたが、ハンカチに薬が仕込んであるのか意識が朦朧とし···気を失った。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「う···ううん···」


私はうっすらと目を開けると、見慣れない天井が見えました。


ここはどこ?···


まだ意識が朦朧とし、はっきりしない。


私···どうして···。


頭がふわふわしますわ。

そんな状況で一生懸命考えました。


そうだわ!

私はムーフォンス王子様にハンカチで口と鼻を塞がれて···


ガチャリ


ドアが開く音がし、人が入ってきました。


「フレア、意識は戻ったようだね。」


ムーフォンス王子様でした。


「ムーフォンス王子様、ここは何処ですの?何故私を!?」


ムーフォンス王子様は私のベッドまできて座った。

そして私の頬を撫でながら


「フレアが居なくなったって聞いた時は心配で仕方かったよ。ローラン殿とは別れたかったんだよね?なのに婚約解消してくれないから···」


「?」


ムーフォンス王子様は何を言ってるのかしら···


「でも大丈夫!これからはここに住むんだ。誰にも私達のことは邪魔されないよ。」


「ここに住むって···ムーフォンス王子様!私を家へ帰してくださいませ!」


「帰さないよ。君はここに住むんだ。私も一緒に住みたいけど、今はちょっと無理なんだ。寂しい思いをさせるけど早く一緒に住めるように頑張るから、ちょっと待っていてね。」


「ムーフォンス王子様!私はここには住む気はないですわ!」


ムーフォンス王子様は、いきなり私にキスをしてきました。


「!!!」


ムーフォンス王子は舌を入れて来ようとしたので、歯をくいしばって阻止しました。


これではケインの時と一緒ですわ!どうすればいいの!?


ムーフォンス王子様は唇を離し


「君の唇は思った通りに柔らかくて美味しかった。今はこれで我慢するよ。フレア、君はこれからは私だけの物。まだ時間はたっぷりある。もう、仕事に向かわないといけないから、また夜に来るね。」


ムーフォンス王子様は私の両頬にキスをして部屋から出て行きました。


そして無情にもガチャッと鍵を締める音がした。


私は急いでドアへ行き、ドアのぶを回しましたが、ドアは開きませんでした。


ど、どうしよう!

監禁されてしまったようですわ!

これかどうすればいいのー!?


私はドアの前で座り込んで呆然とした。

お読みくださりありがとうございます。

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