表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/69

35話 新しい土地へ

本日、ムーンライトノベルズに掲載している、番外編


リリアン編Ⅱを18時にアップしました。


謎の彼が解明された話です(笑)

興味のある方は宜しくお願いいたします。



http://novel18.syosetu.com/n4670du/

ヨークテイルの街から約1日をかけて、ヨイルという村に到着しました。

どうやらこの村に住むことになりそうです。



既にアーサーたちが、住む準備をしててくれてたらしく、あっさりと入門できた。


入門してから30分くらい馬車を走らせて、ようやく住む家に到着しました。



「着きましたぞ。」


アーサーの声で私たちは馬車から降りました。


「うわぁ!」


私は驚きました。


凄い田舎·····。


周りはどこ見ても田んぼ!田んぼ!


旅の途中に、何回も見た光景。


お隣さんの家が遠くに見えます。


だけど···


空気が美味しいですわ!


そして、自分たちが住む家を見た。


田舎にある普通の平屋ではなく、前世に住んでた家を大きくしたような、凄く小さめのこ洒落た屋敷だった。


こんな所にポツンと小さいとは言え屋敷があるなんて不思議な感じがしますわ。


でも、これからはこの屋敷が我が家になるのね!


ちょっとワクワクしちゃいますわ!


と思いに耽っていたら


「フレア、荷物を運びなさい。」


お母様に言われて急いで荷物も下ろす。



門をくぐり、屋敷の中へ入った。


「フレアお嬢様。屋敷は既にアーサーと掃除をしてますから、大丈夫ですよ。」


うん!本当に綺麗です。

掃除を先にしなくては?と思っておりましたが、これなら大丈夫ですわね!


一階には結構大きめなリビングがあり、台所も大きくて気に入りましたわ!


あとはトイレとお風呂場もちゃんとあり、その奥には部屋が2つあった。そこにアーサーとベネッチェが住むことになりました。


私たちの部屋は2階になりました。



2階には5部屋があり、真ん中が書斎になっていました。私は一番奥の部屋を貰い、その手前がお母様の部屋になりました。


1つの部屋を作業場にしようということになり、マリア伯爵夫人から貰った布地などを置きました。


もう1つの部屋はとりあえず空けておくことになりました。


それぞれに荷物の片付けに入りました。


私の部屋は15畳くらいの広さがありました。そこにはちょっと古そうなベッドがあり、布団上下は新しいのにしてくれているそうです。

可愛い感じのお布団ですわ♪


タンスとか、机とかは置いてあったものを掃除してくれてました。

とても古そうですが、品物が良いのでしょう。少し傷んでいるだけでした。


タンスに服や下着を仕舞う。

机には持ってきた本や筆記道具を仕舞った。


荷物自体はそんなに持ってきてなかったので、すぐに片付きました。


お母様の所へ手伝いに行きましたが、お母様も既に終わってました。


今度は一階に降り、アーサーやベネッチェの手伝いをしました。


ある程度は揃ってましたが、鍋やら台所の片付けや、テーブルの配置などが大変で昼御飯の後も片付けに没頭していました。

そしてあっという間に夕方近くになりました。



「近所の方に挨拶をしないといけませんね。」


とは言っても既に外は暗くなってきているので、明日行くことになりました。


アーサーたちはいっぱい動いてもらったので、休んでもらってお母様と二人で夕食を作りました。


四人でこれからのことを話し合いながらご飯を食べました。


今日は疲れたので、お風呂に入ってすぐ寝ることになりました。


私はお風呂に入って疲れを取り、いつものように卵ちゃん抱きかかえて一緒にお布団に入った。

ランプを消して


「おやすみ!卵ちゃん!」


目を閉じた。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆



次の日は朝はアーサーと二人で畑を耕すことにしました。


お母様とベネッチェは、昨日残った細かい片付けをしています。


「フレアお嬢様、大丈夫か?」


「大丈夫ですわ!」


私達は自給自足をする為、野菜を育てることにしました。

昔も畑だった所らしく、土も柔らかく掘りやすいです!


私は、ザック、ザックと大きなスコップで、土を掘り起こしていった。


ただ、体力がなく、休み休みしてます。


アーサーは手慣れたもので、どんどんと進めていった。


午前中はその作業で終わりました。


午後は、昼御飯を食べて後にご近所さんに挨拶をして回ることになりました。



この村には一千人ほどの人口の小さめな村らしい。

ですが、ヨークテイルの街が近い為結構人気の村だとか。

村の中心は洋裁やお酒屋造り、武器屋が多く並んでおり、良い品物を作ることでも人気があり、ヨークテイルの商人とかもよく出入りしているので、食べ物とかも豊富に扱っているお店が多いらしい。


商人が来るなら、ヨークテイルまで行かなくてもその時にお母様が縫った服も売れるわ。


私達が住む所は農業が中心のところだった。


お母様とベネッチェが、挨拶代わりに果物と、手作りシチューを用意しました。


ご近所さんと言っても田んぼで離れているし、荷物もあるので馬車での移動になりました。



馬車で10分くらい走らせたらようやく家が見えてきて着きました。


馬車から降り、畑に人影が見えたのでお母様が大きいな声で話かけました。


「ご機嫌よう!昨日こちらへ引っ越しをしてきた者なんですが!」



作業をしていた女性がこちらを見て


「ちょっと待ってて!すぐ行くから!」



作業の切りがいいところで止めて此方へきてくれました。


「ごめんごめん。お待たせ!」


元気のいい50歳位の女性の方でした。


「初めまして、昨日あちらの屋敷に引っ越しをしてきました、ミチルダと申します。これは娘のフレア、こちらは父のアーサーと母のベネッチェと申します。よろしくお願いいたします。」


お母様はそう言ってお辞儀をし、果物をまず渡し


「これはわたくしと母のベネッチェと作ったシチューですわ。よろしかったら食べてください。」


シチューを入れた鍋を渡した。


そう、挨拶回りに出る前に話し合って、私たちはアーサーとベネッチェはお母様の両親と言うことにしたのです。

説明しようがないので、無難な線で決めました。



「まあ!ありがとう!美味しそう!」


女性は嬉しそうに受け取った。


「私の名前はランだよ!よろしくね!あとは向こうで作業しているのが旦那でボンバスだ。子供は成人した息子が二人いるけど、二人とも武器職人で今はここにはいないけどね!」


「よろしくお願いいたします。」


私もお辞儀しました。


「あら、いいお嬢ちゃんね!もう少し大きいかったら息子の嫁に欲しいところだよ!」


ランさんは肝っ玉母さんみたいにガハハハと笑う。


そして急に真顔になり


「おたくら貴族かい?」


と聞いてきました。


「いえ、違いますわ。」


お母様は即答しました。


ですがランさんはうん臭そうに


「本当にかい?言葉使いといい、仕草といい貴族っぽいんだけど。」



「···元貴族ですわ···今は違います。」


「···そうなのかい?確かに身なりは小綺麗な程度だしね!まあいいわ!何か分からないこととか困ったことが合ったら言って来て!」


ランさんはまたガハハハと笑いながら、お母様の肩をバンバン叩いてます。


···お母様痛そう···。



ランさんは鍋は洗って持ってきてくれると約束してくれて、私は次のご近所さんの元へ向かった。



あと二軒くらい回りましたが、皆さん良い人達ばかりでした。

とても歓迎してくれましたわ。



ご近所さんの挨拶回りだけで、結構時間がかかりました。


既に夕方近くなりましたので、お母様とベネッチェは夕食の準備を始め、アーサーと私は、あらかじめヨークテイルで購入した野菜の種を急いで植えました。


やり終えたときは既に日が落ちて、辺りは暗くなっていました。



夕飯を食べて、お風呂に入り、筋肉を揉んで疲れを取りました。


····明日は、絶対に筋肉痛ですわ!普段使わない筋肉とか使いましたし。


ちょっと憂鬱になりました。


そして卵ちゃんと一緒にベッドに入りぐっすりと寝ました。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



次の日の朝、畑の回りの草むしりをしていると


「おはようございます!」


元気な男の人の声がしました。


「はい?どちら様でしょうか?」


私が門の方に行くと、身体がゴツくて背が高く、強面の25、26歳くらいの男性が立ってました。


その方は私を見てニッコリ笑い挨拶をしてくれました。

ニッコリされても少し怖いですわ。



「君がフレアちゃん?俺はボンバスのところの息子のヨーシアって言うんだ!よろしくな!」


「初めましてフレアです。よろしくお願いいたします。」


「ははは!本当にお嬢様みたいだ!」


はい。元お嬢様です。


「鍋を返しに来たんだ。」


ヨーシアさんは鍋を上げて見せてきた。


「分かりました。お母様を呼んできますのでお待ちになってください。」


私は急いでお母様を呼びに行きました。

その後ろでヨーシアさんが


「お母様だって···ぷっ!」


何か吹き出してました。




お母様をヨーシアさんのところにまで連れてきたら、ヨーシアさんがお母様を見た途端に身体が固まり、顔は驚いた顔から強面が真っ赤になりました。

視線はもちろんおっぱいへ···


「あ····あの!初めまして!ヨーシアと言います!」


何故か直立不動になってますわ。


「これはこれは。ご丁寧に。初めましてミチルダと申します。」


お母様はお辞儀をしました。


「はっ···はい!これからよろしくお願いいたします!」


ヨーシアさんはお母様をじっと見ているだけです。


ヨーシアさん··早く鍋を返して欲しいですわ。

私は堪らず手を出して


「ヨーシアさん、鍋···」


ヨーシアさんは、はっと気付いたように、お母様に鍋を渡しました。


私は自分の両手を見つめ、この手の行き場は···。


「ごちそうさまでした!美味しかったです!」


何故か敬礼しながら言ってます。


「いえ、お仕事頑張ってください。」


「はい!行ってきます!」


ヨーシアさんはスキップしながら去って行きました。


····あれはお母様に惚れたわね···


···お母様ってジャンさんといい地味なのにモテますわ。おっぱいだけではないですわね···。

···魔性の女ってやつかしら。本人に自覚がないのもどうかと思いますけど。




お母様を守らねば!


私は再度、心に固く誓いました!


いつもお読みくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ