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31話 お母様より私の方が危機になりました!


その日はお母様は、何事もなかったかのように接してました。


聞くべきか悩みましたが、考えてみれば盗み聞きしたのがバレてしまうので聞くのは諦めました。





翌日。


私たちはガンズさんと一緒に商品を卸すお店に行きました。


今回は一軒で全部売らず、二軒目まで同行して売ることにしました。


今回はワンピース四着とドレス二着をお母様が縫いました。本当に器用ですわ。


私は例の如くハンカチを八枚と、子供用のお出掛け用スカートを縫いました。


異世界のスカートは全て長いのです!足首までが普通なのです!


なので、ミニスカートを縫いました。ふふふ。

とは言っても膝下まで長さはありますけどね。


お母様は驚いてましたが、面白いわねって言ってくれました!


慣れない私は、このスカートを縫うのに結構時間がかかりました。


なのであまりハンカチが縫えませんでした。




最初のお店は、この街最大の大きさを誇るお店らしく、靴からアクセサリーの小物まで全て揃ってました。


あっ、ちゃんとドレスコーナーと、一般服コーナーと別れていますわ。



私は中の部屋に通され、まずはガンズさんから商品を渡し、その後は別の商品の売り込みを始めました。


その間は私たちはお店の中を見て回りました。やはりいい品物を扱ってましたわ。


私のハンカチとか売れませんわね···。クスン。


暫くして、ラングラーさんが呼びに来てくれました。



そして私たちの出番です。


お母様が、まずはピンクをベースしたドレスを出しました。とても可愛いですわ!後ろの腰部分に大きなピンク色の花をワンポイントでつけてます。白のレースも使って飾り付けをしています。


「とても可愛いらしいドレスね。すぐ売れそうだわ。」



お店の方にも好評です。


あとはワンピースを二着を見せて、全て売れました。


私の方はハンカチを出しました。売れないだろうなと思ってましたが、四枚を買い取ってくれました。ありがとうございます!


ドレスの評価が良くてかなりの金額で売れました。



お店の方にお礼を言って、次のお店に行くことにしました。



次のお店も結構大きいお店でした。


先ほどのお店よりはカジュアルなものを多く扱ってました。


今回もガンズさんたちから交渉です。


私たちはじっくりと商品を見て回った。


お母様と、今度はこんなのを作りたいね、とかお話しながら商品を手に取り吟味していきました。


そして今回もラングラーさんが呼びに来てくれました。



今回もお母様から、残りの服をお店の方に見せました。


今回のドレスは濃いブルーをベースにした、胸元はぱっくり開いている大人っぽい仕様です。飾りの布地もサテンのブルー系でしてます。


ワンピース二着はスカートがふわりとしたお出掛け用のワンピースでした。


両方とも即決で売れました。


私の方は···


「変わったスカートですね。」


はい。


「ちょっと子供らしさと、可愛らしさを出せるスカートにしてみました。」


「そうね···でも足が出てるのは···」


この世界の人は、胸元とか見せるのに、足とは見せないのは何故でしょう。



「子供だからこそ見せれるのですわ!それに動き易くて、裾を踏んで転ぶこともないと思います!」


私は力説しました。お店の方は少し考えて


「斬新な発想ね。デザインも可愛いし。いいわ。こちらも買い取ります。」



やったー!


「ただ、このスカートに合うブラウスか、何か上に着るものが欲しいわ。出来るかしら?」


わっ、私にはまだ無理かも···


するとすかさずお母様が



「大丈夫です。出来ますわ。2、3日ほどお待ちいただけるかしら。」


「ええ。分かったわ。よろしくね。」


おおー!交渉成立ですか!

···お母様すみません···。


ついでにハンカチも買い取って貰いました!


今回も完売です!(お母様のお陰で)



その後も、私たちは暇になるのでガンズさん達に同行し、色んなお店を拝見しました。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





次の日。


お母様と朝食を取り、宿の人に今日は朝市があって、取り立ての新鮮な果物や野菜、お肉の販売をしていると聞いたので市場へ行きました。


「お嬢ちゃん!果物安いよ!寄っていきなよ!」


「奥さん!この野菜は甘くて美味しいよ!」


凄い活気でした。

こんな朝早くからいっぱい人が来てます!


皆さん、買い物も凄いしていますわ!


私たちも、熱気に後押しされ、果物、野菜、お肉をいっぱい買ってしまいました!



10時くらいに宿に帰り、荷物を片付けていたら、


「フレア、今日は昼からジャンさんとお出掛けしてきます。」


あらっ、お母様は今回はちゃんとジャンさんのことを言ってきましたわ。


「何時くらいにお帰りになりますの?」


ジャンさんは、帰らないかもと言ってましたが。


「夕方には戻ると思うわ。」


お母様にはその気はないようですわ!


ジャンさん、残念ですわね!フフン!



お母様は、今回もおしゃれをして出ていきました。



····やはり今回も行くべきですわ。



私も、早速お母様を追いかけて部屋から出て行きました。


どこで待ち合わせをしてるのかしら。


お母様の跡をついて行ってると、


「フレアちゃん!どこ行くの?」


ケインさんが声をかけてきた。


「ちょっと···」


私は忙しいんですの!


お母様を見失ってしまう!


「一人じゃん!一緒にどっか行こうよ!」


そんな暇ないですわ!


「忙しいのでお断りしますわ!」


「そんなこと言わずにさ!フレアちゃんと二人きりで、ゆっくり話をしたかったんだよね!ミチルダさんもジャンとデートだからちょうどいいじゃん!」


えっ?何故知ってますの?


「お母様とジャンさんが?」


「うん。ジャンが言ってた。」


···まさかリンダさん達にまで言ってませんわよね···


はっと気が付けば、お母様を見失ってしまいました。


うわぁ。お母様を信じて、追うのは諦めるしかないですわね。



ふぅとため息をついたら、急に腕を掴まれて


「じゃあ、行こう!」


ケインさんに拉致されてしまいました。





向かった先は、大きな公園でした。


周りはカップルだらけでした。


その中にいる私たちは浮いて、どう見ても兄妹にしか見えない。


ケインさんは何故かご機嫌で、私の了承もなしに勝手に手を繋ぐ始末。


離せと言わんばかりにブンブン手を振り回すけど、私が嬉しがってしてると勘違いしてるらしく、ますます握る手に力を込めてきた。


「手を離してください。」


「い·や·だ!」


ケインさん···私より子供みたいです。


「フレアちゃん、ここに座ろう。」


ケインさんに言われてベンチに座った。


「ケインさん、強引ですわね。」


ケインさんのせいで、出刃亀が出来なかったですわ!


「そんなに、怒んないでよ!でもプンプンしてるフレアちゃんも可愛い♪」


···ケインさんの目はおかしいと思いますわ···。


ケインさんは私に近寄り頭を嗅いだ。


やーめーてー!


「フレア···いい匂いがする···」


あっ!呼び捨てにしてますわ!


ケインさんはクンクン匂いをかきながら、首筋へいきチュッと吸い付いてきた。


ぎゃー!


「何をしますの!?ケっ、ケインさんはロリコンですの!?」


「ロリコン?」


この世界にはロリコンと言う言葉はないのですね。


「幼女趣味ですの?」


聞き直した。


「いや、普通に女性が好きだよ。でもフレアは別。なんかゴブリンに襲われかけて、服が破けてる姿を見たときから、ドキドキして下半身が反応しちゃって。」



···危ない人になってます···。


「フレア、付き合おうよ···大事にするからさ。」


ケインさんが迫ってきます!


「おっ、お断りしますわ!」


ケインさんがピタッと止まり、目を細めました。



ゾクッ!


誰さんみたいです。なんか獲物を狙ってるような目···。


ガサッガサッ


後ろの木が生い茂ってるところから音がしたので見てみたら


「○×▲☆」


「あんっ!だめよ~。」


まさしく、男女が抱き合って×××しようとしてる最中でした!


そんな公園でしたのー!?やたらとカップルが多いと思ったらー!



「フレア、そんなこと言わずに。俺は結構一途なんだぜ。マジ大事にするからさ。」


ヤバい!ヤバい!


「嫌ですわ!」


「···なら既成事実でも作ろうか···。赤ちゃんでも作ろうかな。」


ぎゃー!まだアレ来てませんから赤ちゃんはできませんわ!


誰か助けて下さーい!変態がいますわ!


気付きませんでしたが、周りを見たらイチャイチャしてる人しかこの場所にはいないですわ。人通りも少なく全然こっちを見てません!



「ケインさん!止めてください!正気に戻ってくださーい!」




「俺は正気だよ。···まずはその可愛い唇を味わおうかな。」



ケインさんが顔を近づけてきます!


やだ!やだ!


襲われるー!誰か助けてー!


ケインさんから逃げようと身を反らしたら、そのまま押し倒されてしまいました。


私は必死にもがく事しか出来ませんでした。


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