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短編

作者: たたら
掲載日:2016/02/13

今日で私は七ヶ月になる。


この見たこともない世界で、架空のはずの魔法を使いながら日々を過ごしている。


そして素敵な彼氏も出来て、少しずつ順応していっている。


エリスの街というところに住んでいます。この街はエリス・フロンデュール様という治癒魔法の最先端を行っている人物によって統治されています。


この世界では珍しいほど治安の良い場所なのだと彼氏から聞いております。だからこの世界では少ないとされる黒髪の私が住んでいても奇異な目で見てくる人も少なく、差別もないらしいです。


私は黒川佐綾くろかわさあやと言います。年齢は高校三年生のはずでしたが二年生の時にこちらの世界へ迷い混んできてしまったので未だに17才です。なぜ一年たっているのに年齢が変わってないのかと申しますと、時差のようなもので一年が四百日と違うものだからです。


説明が下手くそで申し訳ありません。


私は自分で話していて少しわからなくなりました。この世界に来たときまだ17才だったのでこの世界に来た日を誕生日にしたので17才ということです。ハイ、年齢を詐欺してます。おそらくはもう18才で良いのですが、うら若きを長く楽しみたいのです。


「今日は魔法の練習をします」


そう言ったは良いものの、本当に魔法とは曖昧なもので言葉とイメージが上手くいけば威力ともに加減も簡単なさじ加減でありました。この世界の人の文化は戦いに重きを置いているようなので、多くのものに触れる機会よりも戦闘訓練ばかりしているせいか魔法の向上ならびにさじ加減が大変厳しいらしいのです。


私はこの世界の人間ではありませんので、イメージすることも言葉の意味を知っているのでかなり習得は早かったです。これもどれも彼氏であるハロルドさん、エリスの街の門番をしている彼に出会えたから知ることができました。


ハロルドさんはごく普通の門番です。ごく普通だったおかげかもしれません。私は事情を説明しました。そして助けてほしいって。


「ならば少しの間俺の、というかうーん、うん俺の家で落ち着けるまで過ごしてみるか?」


藁にもすがる気持ちだったので断る余裕もなくハロルドさんにすがり付いて泣いていました。それから落ち着けるようになるとハロルドさんに対して恐怖を抱いたり後先考えて無かったことに慌てたりもしましたが、今ではこうやって普通に借り暮らしさせてもらっています。


落ち着いてからは毎日のようにハロルドさんに手料理を振る舞いました。何も知らない私はそれしかできなかったからです。ハロルドさんに振る舞うのは基本的には日本で得た知識の物で、肉じゃがだったりカレーだったりうどんだったり?結構簡単に作れるものばかりでしたが喜んでもらえました。


彼も私を家に連れ込むとき、かなり葛藤したらしいです。普通に彼の好みに私が入っていたという際どいポイントもあり、連れ込むことを決めたとか。最初に話しかけたのが彼で良かった。



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