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米沢都構想

議長:地方創生担当大臣。伊達政宗くん


ラジオ実況:

東北維新の会党首。

伊達政宗・地方創世担当大臣による

主旨説明です。


以下伊達政宗:

地方創世担当の伊達政宗です。

わたしくは

総理大臣。

豊臣秀吉から遅れること31年。

永禄10年。

1567年に生まれ、

1577年。

数えにして

11歳の時に元服。

まだ11歳でありますので

立候補することはおろか

投票することすら許されない中、

来る日も来る日も政争に明け暮れていたのでありましたが

本日。こうして

議場に立つこと許される年齢に達しました

25歳の時には既に

豊臣総理の天下が動かぬものとなり、

今はこうして

織田党羽柴派の一兵卒として活動をし、

先日。朝鮮半島から戻って参ったのでありますが

その原因は何処にあるのか?

総理は御存知でしょうか?

……そうです。

わたくしの選挙区から

都までの距離が遠すぎたからであります。

全ての文物が

ここ京の都

並びに

羽柴派の本部があります

大坂

と言いました

淀川流域に集積されることにより、

一極集中の状態を招き、

地方では

次の世代の担い手たる

若者たちが仕事を失い、

職を求め、

武器を手に取り、

葛西・大崎の一揆などで見られますような

政情不安の一因を作ること

となってしまっております。


そこでわたくし。

伊達政宗が提案しますのが


『征韓論』


……では無く、

(……補給断たれるとキツいんですよ……全く。)


政治と経済の中心地を分割します


『米沢都構想』


であります。


これを行うことによりまして

先の小田原総選挙終了後。

棄て置かれるままになっておりました

東北地方に世間の目が注がれることになります。

具体的には

この東北の地には

富を産み出す

新田を開発することの出来る場所が

まだまだ多く残されております。

コメが増える。

と言うことは

稲作を仕事とする

若者の雇用の受け皿を増やすことが出来るほかに

日本での

『いくさ』

が無くなったため

これ以上働いても給料増えないや……。

と嘆く

武将がたの不満の解消

並びに

新たなモチベーションを産み出すことになることが予想されます。

これは経済産業省の試算でありますが

現在、58万石あります

岩手山周辺地域でありますが

海岸部の干拓。

並びに

北上川を分流するなどの

土木事業を行うことによりまして

現在のほぼ倍にあたります

100万石のコメを産み出すだけの素地が残されております。

これは東北のごく一部での話であります。

日本の富を増やす源泉は

中国大陸に進出することだけではございません。


総理。

そのためにも

現在、京にあります首都機能を

米沢に移すべきであると

わたくしは考えております。

米沢が遠い。

と、もし仰せられるのでありましたら

せめて

黒川。

今の

若松の地に。

あそこは

阿賀野川を1つ下ることにより

新潟に出ることが可能であります。

皆様がイメージされておりますことよりも

容易に

経済の中心地。

大坂への道が拓かれております。


わたくしからのささやかな

(答弁当時の本拠地は岩手山)

この提案。

審議の程。

よろしくお願い申し上げます。


(米沢都構想その後……)

この話のキッカケとなりました出来事が

私。俣彦の地元にもありまして

愛知県と静岡県の県境が

首都機能の移転候補地の1つとして取り上げられた

と言うことがありまして

……まぁ何も無いところでありますよ。

またテクノポリスやリゾート法くんだりのごとく

更地になって

(この段階で既に更地でありましたけれども)

終わるのだろうな……。

と思っていたのでありましたが

当然、首都がそこに移転することは無かったのでありますが

今。そのポイントが

一般道路のバイパスの結節点となっておりまして

……それが狙いで誘致の動きを示されたのだろうな……。

蒲郡の東側が完成しますと

いよいよ名古屋から浜松がパイパス一本で。

になりますからね……。


米沢都構想につきましては

雪が深い

と言う理由で

退けられる運びとなりました。

(雑な終わりかたですね……苦笑い)


祇園精舎の鐘の声……

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