表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛される努力  作者: yuaya
9/11

9

短いですが、とりあえず完結です。


結局、婚約解消を覚悟して行った、バラ園でプロポーズしてもらって、感極まった私は涙がなかなか止まらず、そんな私を ジェフリーはずっと抱き締めていてくださいました。


学園に帰った王太子様は噂を消すために奔走して下さり、マリア男爵令嬢にも紹介してくださいました。

なんとマリア男爵令嬢には、幼馴染みの婚約者がおり、その明るくさっぱりした性格から男性たちに乙女心について相談されていたとのこと。

「私、ガブリンと超らぶらぶなの!」

…マリア様、あなた?の発言もありましたが、まあ、そんな話はまたゆっくり親交を深めてからしていきたいです。




「キャシー」

「はい、ジェフリー」

私はあれから二人きりの時はジェフリーと呼んでいます。

ジェフリーは私をキャシー、と。

家族は私をケイトの愛称で呼びますが、皆と同じは嫌なんだそうです。



「もし婚約を解消していたら、お前はどうしていたんだ?誰かとまた婚約を?」

ジェフリーの不安げな目を見つめて私は言います。

「あのまま違う誰かと婚約、結婚しても、私はその方を愛せなかったでしょう。婚約を解消したら、修道院に入るつもりでした。」

「キャシー!」

ジェフリーが私をぎゅっと抱き締めて下さいます。

この胸の中が、私の幸せの場所です。あなたの幸せも此処でありますように。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ