食べて、寝ました。
おやすみなさい。。。
スライムは草をぱくついていた。
いや、溶かしていた。
おいしいなぁ。
スライムは体積が少し増えた体で、しばらく無心で草を食べ続けていた。
そして、また疑問がスライムに渦巻いていた。
なんだか、食欲が止まらない、いや満腹にならないのだ。
スライムは体を震わせながら驚いている。
ぷるるるるん!
しばらく、食べ続けていたが・・・全然お腹が満たされない。
これには、さすがに困ってしまった。
こののままだと、すぐにこの丘の草がなくなってしまう。
そう、スライムは考えたのだ。
だが、実際はそんなに問題でもない。いくら体積が増えたとはいえ、数刻前に生まれたスライムが消費する草の量などたかがしれているのである。
スライムは、草をぱくつくのをやめた。
少し、悲しそうである。
食べるものなくなっちゃったら、怖いもんね。
スライムは、ゆっくりと自分が生まれた木の近くに戻っていく。
生まれたばかりの時には、気づかなかったが木には、低い位置に洞があるようだ、小さなスライムが休むのに、うってつけだろう。
スライムは、モゾモゾ洞の中に入った。
適度な湿気が心地よい。
今日は、ここで休むことにしたようだ。
いつのまにか、陽は傾き、遠くの空から雨雲が近づいてくる。
明日は雨かもしれないなぁ。
スライムは、そう思いながらゆったりと平らになった。
スライムの一日が終わる。
zzzzzzzzzz