一章 簡単な人物のまとめと設定
ところどころに裏設定が入ります。ネタバレや続きの予測ができるものもあるのでお気を付けください。
川平翔太 Kawahira Shohta
不真面目な生徒という意味で不良生徒の少年。
学園の二年生で加減速魔法に適正がある。ということになっている。
今までどんな無茶をしても魔力不足になったことがないというほどに魔力が多い……だが、実際には魔力の総量が多いのではなく回復が早いだけである。
一年の時には大男子同盟という変な同盟が組まれて女子風呂を覗きに行くという事件が起きた時に幼馴染の大森明里にその情報を伝えて事件を未然に防いだ(?)
その理由はごく単純に黙っていたら自分が大森忠彦という父親代わりの人に殺されると理解していたためであり、ほかの誰かのためではなかった。
また、事件が終わった後で男子がいないと思っていた明里とその他の女子三名の裸を見てしまい、明里に制裁を加えられている。
一年の初めに中山千賀子という女と交際を始めたが特に何かをしたわけではなく、キスはおろか手をつなぐことすらしていない。これは単純に翔太が求めなかったためである。
プロットの段階から最も変わったのはその性格で、もともとはもっと感情に流されやすい少年だった。因みに、主人公という時点で物語の最中に死ぬのは“決定事項”である。
石山悟志 Ishiyama Satoshi
翔太とは対照的に真面目なよい生徒。予習復習は当然として、他人にものを教えるのも上手。
特に特異属性に適正はなく、一般的な魔術の身しか使えない“一般生徒”である。
努力家で、この学園には入るために努力を重ねてきた。目標は近衛騎士。
翔太と友人関係を気づく一方、その翔太の才能をねたんできた。が、その妬みを押さえつけて自分の進歩のために翔太に力を貸す。
主人公の友人ポジションとこの作者の物語における安全地帯にいる。今のところ殺される心配はない。
大森明里 Ohmori Akari
主人公の幼馴染で美人。さらに騎士団長の父親忠彦を持つもうヒロインとしか思えないポジションにいるくせに彼女はヒロインではありません。
思わせぶりな描写が多々存在しますが、翔太にも明里にもその気持ちはほとんど存在せず、もし仮に彼女のルートが存在したら学園の卒業後に『なあ、明里……付き合わないか?』『うん、いいよ』『忠彦さんなんて言うかな?』『さあ?』といった感じの流れで最終的に『明里、結婚しよう』『うん』で終わります。
“七変化”という魔術適正を持ち、七つの異なった事象をある一定のレベル(弱中強)で引き起こすことが出来る。プロットの段階では存在しなかったのに……なんというやつだ。
でも、その分死ぬ可能性が高くなってる気がする……。
酒井尚人 Sakai Naoto
一章における悪役。明確な主人公の敵。最後になんかやばいことになってるけど、彼はもともと優秀な生徒です。自尊心が強く、翔太の成長が納得いっていない人物で、今までの常識が間違っていたといわれたら意固地になって反論する奴。
まあ、終わり方は予想がつきそうなのでこれ以上は語りません。
結界魔法という魔術適正を持ち、普通にこのまま過ごせば首都勤めの騎士にはなれる。まあ、近衛騎士になれるかと聞かれたら微妙なところがある。
自分がもっとも才能を持っていると本気で思っているため、自分以上の才能を持っている奴が下から出てきたら嫌な上司になることは間違いないだろう。
中山千賀子 Nakayama Tikako
特に何か優秀なところがあるわけではないが、見た目だけはいい少女。加減速魔法という点と、反逆者の息子という点に興味を持って翔太に近づくも、別に何か特別というわけでもなく、よわっちいため放置していた。
翔太を振ったのは翔太の見解通りの理由で、本当に小物っぽい感じがする。
予定では二章以降には名前すら出てくる予定はない。それも翔太が完全に彼女のことを関係のない人物ということで切り捨てたためであろう。
鬼頭教官 Teacher Kitoh
鬼教官としておそれられる生活指導をおもにしている教官。
翔太がお世話になる第一位の教官であり、加減速魔法に適正を持つ。
翔太の魔法に違和感を覚えるも、それを指摘することが成長の妨げになると判断して何も言わなかった。
実は教頭で、本気で翔太には驚かれている。
一年前の除き騒動では大男子同盟が失敗した理由に気付いている。それゆえに翔太にはその時の大きな処罰はなかった。
翔太の才能には気づいているため、特訓すること自体には何の反対もないものの、そもそもの部分が出来ていないことを指摘するなど、いい教官である。
藤田智代 Hujita Tomoyo
プロット段階で名前すら決まっていなかった少女で実は彼女の所為で“翔太の加減速魔法への疑問”が早まってしまった。しかもあの状況的にどう考えても何か裏がある。作者の予定を思いっきり狂わせている一人。登場すらしていないメインヒロインの立場が危うい。そして、彼女自身の身の安全も危ういが、作者の予定をくるわせやがったやつだ。きっと何とかする。
神谷幸平 Kamiya Kohhei
プロット段階で名前の決まっていなかった少年。詳しいことはまだ未定だが、彼が不幸な目に合うことだけは決まっている。何ともいやな作者である。
魔術について
魔術とは、誰にでも使える一般魔法と特定の人物にしか使えない特異属性が存在し、特異属性を持つものは優遇される。
学園にいる三割がこの特異属性を持つもので、その中の半数以上を“身体強化”が占める。
発動手順は端的に言えばプロセスを無意識下において魔力を流し込むだけであり、そのプロセスを無意識下に置くことが難しいものである。
現在出てきた特異魔法
加減速魔法 速度を上げ下げする。
結界魔法 術者の指定したものを遮断する結界を張る。
身体強化魔法 身体能力を強化する。
七変化 七つの事象を引き起こす。細かい操作は難しい。
風魔法 正式な名称ではない。要するに風を操る魔法。実際は種類がある。
これでひとまず止まります。
二、三週間以内に第二章を投稿できたらいいなと思っているので応援お願いします。