第六章 二度目の再開は・・
更新、遅くなってしまいスイマセンm(_ _)m
それから、今回は結構短いかもです!
こんなヘッポコ作文ですが、読んでいって頂けると本当に嬉しいです!!
---夜の公園。
音。
野球。
ボール。
電灯。
帽子。
様々な言葉が私の頭の中に飛び交っていく。
・・それもその筈。
さっきまで壁当てをしていた人が、こっちに近づいて来ているのだから!
・・しかも、その人は私の存在に気が付く様子も無く、タオルで顔を拭きながら近寄ってきている。
・・よく見ると、「その人」は、少年の様だ。
しかも、私よりも背が小さいときた。
(・・男の子?ーー・・てか、この状況、結構ヤバいんじゃない!?)
・・そうなのだ。
男の子はこっちに近づいて来ているし、私はこの場から速やかに退散しなければならない。
そんな男の子に関して分析している場合では無かった。
とにかく私は逃げようと思い、足を公園の出口の方へ動かした。
・・ザッ・・・
とっさに足を動かした為、地面の砂に足が擦れて、けっこう大きな音を立てた。
(わ、最悪!何で音なんかたっちゃうわけ?!)
しかも、その音に反応して男の子がタオルの合間から顔を出す。
私も身体を硬直させたまま男の子の方をソロリと見た。
・・と、その時、丁度男の子と目が合ってしまった。
(・・・ぎゃっ!目、合っちゃったよ!・・て、・・・え、・・あれ?)
男の子の、顔。
それはどこかで見たことのあるものだった。
自分の脳みそをフル回転させて記憶を遡る。
それと同時に男の子の目を背けた。
塾の講習会ーー
朝ーー
夜ーー
お母さんに頼まれてーー
ごみ捨て場ーー
男の子ーー
そこでピタリと記憶をとめる。
(そうだ、この子はーー・・)
「「ゴミ捨て場のーー」」
そういった瞬間、自分の声とは違う声が混ざっている事に気がついた。
顔を上げると、また前にいる男の子と目が合って、お互いフリーズ状態に陥ってしまった。
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「・・・・お前、何でこんな所いんの?」
そう話しかけてきたのは男の子。
・・それでも、まだフリーズ状態な私は無言のまま男の子を見つめていた。
(・・ど、どうすればいいの?と、とりあえず、返事した方が良い・・よね?)
必死に返事をしようと言葉を探すが見つからない。
私は口をパクパクしながら男の子の方を見た。
・・じっと私の方を見つめる瞳。
私の緊張が加速して自分の心臓を揺さぶった。
「・・・ぇ、ぁ・・」
・・ほんの少しの小さな声。
それが今の私が出せる最低限の大きさだった。
「・・は?何か言った?」
男の子はそんな私の気持ちなんて全く考えずに眉を寄せて耳を傾けて来た。
「いや、だから・・・」
さっきよりはだいぶ大きな声で言うが、それでも、普通の声の三分の二くらいしか音量はでなかった。
「・・・もちっと大きな声でいえよ。聞こえねーだろ?」
男の子が言う。
そんな事言われたって、こっちも大変なのだ。
「え、えっと、だから・・、何ていうか・・」
私がモゴモゴしながらそういう。
男の子は、
「あぁ、もう、早く言えよ」
と、ちょっとイラついた声で言う。
(・・あー。もう、どうすれば良い訳?!理由なんかないしっ!知らないよ!もう!)
私は心の中でそう言った。
勿論、聞こえるわけも無いのだが。
「・・・や、もう、ほんと何でも無いんです、はい、それじゃ!」
半分は混乱状態、
半分はヤケクソ気味の私はそれだけ言って、ダッシュで自転車に跨り、そのままペダルを思いっきり踏んで、逃げた。
「・・は?」
後に一人残った男の子のその声だけがちょっとだけ私の耳に届いたが、気にせずそのまま夜の道路を走った。
・・はい、いきなりですが、本当に凄い駄作っぷりだな、と自分で描きながら思いました。
ロマンチック要素、全然無かったんですが、どうしましょう?(知らねぇよ。)
これ、本当に恋愛物になるのか、ちょっと不安になってきました(*_*;)
・・ここまで読んでくださった貴方、毎回いってますが、本当に有難うございました!!