表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

第四章  ゴミ捨て場でまさかの出会い

 遅くなってすいません(汗)


 それから、ついにこの章で主人公登場です♪

 ・・それでは、第4章です^^↓


 ・・・・転校初日から6日間が過ぎた。

ちなみに、今日は土曜日。

他の子達は部活で青春してるけど、今の私はまだ部活が決まっていないので自分の部屋でごろ寝状態・・。

 まあ、それはそれでいいんだけど。

・・・そんな風にごろごろしていると、階段の下(私の部屋は二階にあるので。)から、お母さんの声が聞こえた。


 「涼香ー!ごみ捨ててきてー。」

 ・・・全く・・・。何で私が・・・?

・・・引っ越してきて始めての休みなんだから・・。今日ぐらい休んでもいいじゃんか。

 「・・・えー、ちょっと今忙しいからー。悪いけど無理ー。」

そう嘘を吐いて、近くにあった雑誌を手に取る。

 すると、お母さんが言い返してきた。

 「何いってんの。どうせ雑誌でも読んでるんでしょー?」

・・ギクリ・・。・・・さすがお母さん・・。私の行動パターンを知ってるな・・。

 「・・・そ、そんな事無いって!・・・今、勉強してんのー!」

それでもさらに言い訳をする私。

すると、お母さんはあまりに私がごねるので、

 「・・・涼香!いい加減、言い訳はやめなさいよ。」

と言ってきた。

 ・・・この人は、私が雑誌を読んでいる事になんの疑いも無いんだろうか・・・。

・・・まあ、確かに読んでるけど・・。

 ・・・これ以上ごねていると、お母さんが本気で怒って、なが~いお説教タイムになってしまうので、仕方なく私は、

 「・・・分かった・・・。行ってくるよ・・。」

と言って、階段を下りた。

 「そうそう。最初からごねてないで、そうしてれば良かったのに。・・それじゃあ宜しくね。」

お母さんはそう言って、重たそうなごみ袋をふたつ、私に渡した。

 「・・・分かったよ・・・。」

そうしぶしぶ引き受けて、袋を片手で受け取る。

・・以外に重くて、受け取った右手がずんっと沈んだ。

 「・・・な、何入ってるの・・。これ・・。」

ちょっと聞いてみる。

 「・・・あんたの力が無いだけよ。・・入ってるのは毎日の夕飯の生ごみとか。」

 「・・・・私の筋力は人並みだよ。・・これを毎週持ってるお母さんが以上なの。」

そう言って、よたよたとした足取りで玄関まで行き、「行ってきまーす・・。」とドアを開けた。


 ・・・外は目が眩む程の快晴。

今は春だというのにけっこう暑い。

 私は、帽子を被ってくれば良かった・・と思いながらコンクリートの上を歩いた。

・・・ちなみに、ゴミ捨て場は、家から500メートルぐらい先の所らしい・・。

(何で、そんな遠いところにあるのかなぁ・・。)

前に住んでいた家では、すぐ目の前にゴミ捨て場があった為、そんな風に思う。

それでも、行くしかないので私はよろよろとゴミ捨て場に向かった。


 ・・・ゴミ捨て場が向こう側に小さく見えて、私は「やっと着いた・・。」とほっとした。

少し汗ばんだ足元が自然に早くなっていく。

・・・・と、その時、後ろから、車の走ってくる音。

そのまま、私の横を通り過ぎる。

 ・・・・残ったのは強烈なごみの臭いと、排気ガス・・。

・・・・って事は・・。

(・・今の、ごみ収集車?!)

通りすぎた後に気づいた私。

前を見ると、すでにごみを回収していて、もう終わる感じだった。

 「・・・ちょ、ちょっと、待って下さい!」

そう叫んだが、車がごみを潰していく音でその声がごみ収集車の人に届く事は無かった。

 「あのっ!」

さらに大声を張り上げ様とした、その瞬間、違う声が後ろから聞こえてきた。

 「そこの車ー!待てー!!」

・・・少しかすれた様な声。声変わり中っぽい感じ。

・・・何て考えていたのも束の間。

その人は私を通りこして走っていった。

 ・・・つられて、私も走り出す。

 私達の存在に気づいてくれたのか、ごみ収集車の人がこっちを振り向いた。

 「・・・これ!ごみ!!」

その人・・・・というか、男の子がぶっきらぼうな言い方をして、ごみ袋を差し出した。

その言い方が何と無く可笑しくて、ちょっと噴出しそうになる。

でも、そうもいってられない!・・私もやってきて、

 「・・・こっちも、ごみです!」

と言った。

ちょっと緊張した言い方になってしまったが、ごみ収集車の人は、

 「はい、どうも。」

と言って、ごみ袋を受け取ってくれた。


 ・・車はまた他のゴミ捨て場に行ってしまって、残ったのは、ごみの臭いと排気ガスと・・もう一人の男の子・・・。

 ・・・・別に知らない人だけど、何と無く気まずいフインキ・・。

・・と思っていたら、男の子はこっちを振り向いて、

 「アンタ誰?」

と聞いてきた。

 (・・・・え、ど、どうしよう!)

いきなり聞いてきたので、緊張する私・・。

でも、とりあえず

 「・・・あ、ああ、あの、私、この地方に引っ越してきた者です・・・っ!!」

と、カチンコチンになりながら言った。

 男の子は

 「・・・緊張しすぎじゃん。」

と一言突っ込んで、また走って行ってしまった。

 ・・私は、ただ、男の子の後ろ姿を見ながら、「・・何だったんだろう・・・。」と呟いた。

・・・・そう、これから起こる事も知らずに。

 もう、話す事も無いだろうと思っているだけだった。





・・・・。

・・出会い、ゴミ捨て場になってしまった・・・。

うう・・・本当はもうちょっとロマンチックな感じの筈だったのに・・。(汗)

 ・・・それはともかく、ちょっこしここだけ裏話です・・。

実は、ここの主人公、モデルが居るんですねーー(照)。

その人の名前はいえませんが、私と同じクラス(塾の)の人です・・。

・・って、え?!す、好きな人とかじゃあ、あ、ありませんよっっ?!勿論っ!

 

 ・・・・。・・と、まあ、そんな話はやめにして、(自分から言い出したクセに。)

次回予告(?!)・・・です!

 ・・・第5章ではもうちっとロマンチックモードになります!(まあ、これは作者の希望ですが。(汗))

・・・ここでやっと恋愛ものになる感じです(汗)

もしよければ、第5章も読んでいただけると、幸いです!

ていうか幸せすぎて踊ります。

そして一日中笑っています。

・・はい、すいません、変態です。


 {それではここまで読んでくださり本当に有難うございました!!}



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ