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綴り綴りて何代目  作者: 野々原 芽鷹
1/1

曇天。空が均一な灰色に染まり、今にも雨が振りそうで降らないような綺麗な曇天の日。

 彼は府内のフリーマーケットで黄ばんだ本のようなものを見つけた。その出会いは偶然だったのか分からなかったがそれは不思議なオーラを纏っていて、一目でこれを買わなければならないと言う事が分かった。彼はそれを手にとってみた。彼はもともとフリーマーケットや青空市場などのものに興味など微塵もなく、今日はなんとなくやって買う気は微塵もなかなかったが彼はその黄ばんでいて古臭そうなどんなものかも分からない本を衝動買いしてしまったのだ。

 彼にとって衝動買いという行為は初めてするものだった。今日だって、何日か前に割れてしまった茶碗を買いに外に出ただけだった。それも茶碗だけを目的とした買い物なのにだ。彼の友人も衝動買いをしてしまったと聞けば目玉が飛び出すレベルで驚くだろう。

 そんな彼が中身もみずに衝動買いしてしまうほどそれは異常だったのだろう。

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